支部長挨拶

土木学会関東支部支部長 笠井 哲郎

平成28年度の土木学会関東支部長を務めさせていただくこととなりました、東海大学の笠井哲郎です。この1年間、微力ながら土木学会・支部の発展のために尽力して参りたいと考えております。

はじめに,平成26~27年度の支部運営の任にあたられました、大嶋支部長、杉山幹事長、ほか幹事・委員各位におかれましては,支部運営に多大なご尽力を頂きましたこと、心より御礼申し上げます。更に、この間に土木学会は創立100周年を迎え、記念式典等様々な事業に多大な貢献をされたことに敬意を表します。

土木学会は、101年目にあたる昨年度、学会の活動目標と行動計画である「JSCE2015」が提示しております。これを受け、関東支部では「若手」・「市民」・「継続」をキーワードとして、以下の5つの「関東支部 中期活動方針」が、2016年5月20日に開催された第53回通常総会において、大嶋前支部長より示されました。

①若手会員・女性会員・シニア会員の活動推進

②市民参加の活動推進

③支部活動の継続

④災害対応活動の推進

⑤関東地域の特色を踏まえた活動の実施

この方針は、「JSCE2015」を支部の特色を生かして具体化したものであると共に、これまでの支部の活動内容を網羅したものであると理解しています。今後も本方針を継承・更新し、円滑で実りある支部運営に全力で取り組んでいく所存です。

土木工学の役割は、「様々な自然災害から人の暮らしを守り、社会・経済活動を支える基盤を構築し維持していくとともに、良質な生活空間を実現すること」と理解しています。しかし、我が国は厳しい自然環境下にあり台風や地震などの災害が頻発し、また、近年では、先人が築き上げてきた社会資本の老朽化が社会問題となっています。このため、防災・減災および社会資本の維持管理や更新をより適切に実施し、社会の要請に応えていくことが急務となっています。加えて、リニア中央新幹線の着工や東京五輪開催に向けての様々な大規模プロジェクトも着々と進行しつつあります。これら土木分野への社会的要求を適切に具現化するためには、産官学が連携し、地域の方々とも協働することか肝要であると考えています。産官学の会員で構成されている土木学会は、まさにその橋渡しとなる重要な役割を担っているものと理解しています。

土木学会創立102年目、今後も支部会員の皆様のご支援とご協力を賜りますようお願いして、ご挨拶とさせていただきます。

平成28年度土木学会関東部支部長
笠井 哲郎