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大会レース結果

詳細はこちらをご覧ください。

開会式

今年もコンクリートカヌーの季節が来ました。国土交通省関東地方整備局並びに戸田市の後援をいただき、毎年8月に荒川調整池(彩湖)において開催している土木系学生によるコンクリートカヌー大会ですが、第15回となる今年は大学・高専12校14チーム、高校18校21チーム、全30校35チームと、今年も多くの学校、チームが参加しました。

開会式に臨む参加者の学生の皆さん(若い、若いなあ!!)
開会式に臨む参加者の学生の皆さん(若い、若いなあ!!)

この夏はどちらかというと涼しめでしたが、大会当日の東京地方の天気は雲ひとつない快晴で、最高気温は32℃まで上昇し、熱射病の心配もあり、注意喚起とともに熱中飴を配りまくりました。

審査・進水テスト

レース組み合わせ抽選の後、持ち込まれたカヌーの規格審査とライフジャケット着用や転覆時の対応方法など安全に対する指導が行われた後、進水テストが行われ、各校、各チーム思い思いの手作りカヌーが次々と湖面に浮かべられていきました。手馴れたチームは進水後スイスイとスタート地点までカヌーを進める一方、カヌーを水に浮かべるのに苦労するチームもありました。

忠犬ハチ公を伴ったカヌー。本レースもがんばれよ!
忠犬ハチ公を伴ったカヌー。本レースもがんばれよ!

プレゼンパネルの掲示

本大会はカヌーのタイム争いだけではなく、カヌーそのものの出来具合やプレゼンパネルも審査の対象となります。カヌーに工夫を凝らすのはもちろん、その内容を1枚のパネルにまとめるためのプレゼン力も問われます。しかもプレゼンパネルは参加者が相互に審査することになっているので、各チームともなかなか気合が入っています。(別ページに参加各チームのプレゼンパネルを掲載します)

プレゼンパネルの掲示参加者も他チームを審査します。
プレゼンパネルの掲示参加者も他チームを審査します。

予選

レースでは全長300mのコースを6~7チームが一斉に出走し順位を競います。上位3チームが準決勝に進めますが、下位チームも敗者復活戦で3位以内に入れば準決勝進出です。この段階では、玉石混交というか、決勝並みのタイムを出すチームもあれば、なかなかまっすぐ進めないチームもあり、また、沈没、棄権するチームもありで、なかなか大変なレースとなっていました。救援のモーターボートもあっちに行ったりこっちに行ったり・・・みんながんばれ!!

スタートラインに着くのもまた一苦労
スタートラインに着くのもまた一苦労

仲間を必死に応援
仲間を必死に応援

予選第1レース

予選第一レースは3艘が転覆、棄権、沈没する波乱の幕開け。そのような中、抜きん出た3チームが決勝を思わせる好レースを展開し、みごと山形工業高校ペーパーズが2:56の好タイムで1位となりました。

予選第1レースの上位3チーム(山形工業高校、峡南高校、長岡技科大学)
予選第1レースの上位3チーム(山形工業高校、峡南高校、長岡技科大学)

予選第2レース

予選第2レースは上位3チームが12秒以内にゴールするというデッドヒートを演じてくれました。1位ゴールは群馬高専1~3年生チーム!!!

予選第2レース 12秒以内に3チーム!! ちなみにブイがゴールラインです
予選第2レース 12秒以内に3チーム!! ちなみにブイがゴールラインです

予選第3レース

予選第3レースは、優勝候補の一角宇都宮大学がスタートからいきなりリードを奪う展開となりました。他チームの猛追も及ばずダントツ1位ゴール!!!

予選第3レースのスタート いきなりリードを奪う宇都宮大学
予選第3レースのスタート いきなりリードを奪う宇都宮大学

予選第4レース

予選第4レースは女子チームが目立っていました。1位は木更津高専で2:35の好タイム。

予選第4レース1位の木更津高専チーム。常勝の名門です!
予選第4レース1位の木更津高専チーム。常勝の名門です!

予選第4レース1位の木更津高専チーム。常勝の名門です!
予選第4レース 女子チームの戦い!!(大館工業vs群馬高専)

予選第5レース

予選第5レースは、昨年優勝の祐誠高校をはじめ、優勝候補が居並ぶ大レース。1位は大曲工業高校でタイムは2:18の本大会最高タイムでした。祐誠高校はわずか5秒差の2:23で2位、3位の山形工業高校Whiteen’sも3:02でゴールするなど、最も白熱した予選となりました。

予選第5レースの接戦 手前が1位の大曲工業高校、奥が2位の祐誠高校
予選第5レースの接戦 手前が1位の大曲工業高校、奥が2位の祐誠高校

敗者復活戦

昼休み明け一番のレースがこの敗者復活戦。とりあえずエネルギーを溜め込んだものの、ここから準決勝に勝ち上がるには上位3位以内に入らなければなりません。しかも準決勝は敗者復活戦の直後。皆さん若いとはいえ、きついだろうな・・・

敗者復活戦第2レース

敗者復活戦第2レースでは、岐南工業高校、大館工業高校男子、藤岡北高校Aの各チームが準決勝進出を決めました。

敗者復活戦第2レース 右が1位の岐南工業高校チーム
敗者復活戦第2レース 右が1位の岐南工業高校チーム

敗者復活戦第3レース

敗者復活戦第3レースでは、宇都宮工業高校、前橋工科大学、群馬高専女子の各チームが準決勝進出を決めました。

敗者復活戦第3レース 1位の宇都宮工業高校チーム(手前)と3位の群馬高専女子チーム
敗者復活戦第3レース 1位の宇都宮工業高校チーム(手前)と3位の群馬高専女子チーム

準決勝

ここまで勝ち残ってきたチームはさすがに優秀。レースもだんだん盛り上がってきました。準決勝進出チームはもちろん、残念ながら準決勝進出とならなかったチームも、白熱するゲームを楽しんでいました。 準決勝は4レース行われ、1位のチームと2位以下のタイム上位3チームの計7チームが決勝に進出できます。

準決勝第1レース

準決勝ともなると、各チームの差が少なくなります。1位は横浜国大チームで、タイムは2:44でした。2位の山形工業高校ペーパーズと3位の足利工業大学チームも、タイムで上位に入り決勝進出を決めました。

準決勝第1レース 差が少ないので、各艇が1枚の写真におさまります(^^)
準決勝第1レース 差が少ないので、各艇が1枚の写真におさまります(^^)

準決勝第2レース

準決勝第2レースは1位となった大曲工業高校が決勝進出を決めました。

準決勝第2レース  向かい風の中疾走する大曲工業チーム
準決勝第2レース  向かい風の中疾走する大曲工業チーム

準決勝第3レース

準決勝第3レースは、木更津高専チームが決勝進出を決めました。

準決勝第3レース  出走前の各艇
準決勝第3レース  出走前の各艇

準決勝第4レース

準決勝第4レースは決勝を思わせる優勝候補校の大激突!!1位となったのは予選で大リードを見せた宇都宮大学チーム。しかし、2位の祐誠高校も好タイムで決勝へ進出。

準決勝第4レース 宇都宮大学と祐誠高校の迫力ある競り合い
準決勝第4レース 宇都宮大学と祐誠高校の迫力ある競り合い

決勝

ついにここまで来ましたね・・・スタートに居並ぶ名馬、ならぬ名艇から発される熱意とオーラに圧倒されつつ、レースが始まります。

準決勝第4レース 宇都宮大学と祐誠高校の迫力ある競り合い
準決勝第4レース 宇都宮大学と祐誠高校の迫力ある競り合い

スタートラインに並ぶ各艇 左から、緑:宇都宮大学 桃:祐誠高校 赤:横浜国大銀:足利工大 
黄:木更津高専 青:大曲工業高校  白:山形工業高校ペーパーズ

見事優勝したのは宇都宮大学チーム!!!タイムは2:19でした

見事優勝し、ガッツポーズを見せる宇都宮大学チーム
見事優勝し、ガッツポーズを見せる宇都宮大学チーム

2位は大曲工業高校チーム。タイムは2:20でした。

見事優勝し、ガッツポーズを見せる宇都宮大学チーム
わずか1秒(!)の差で2位となった大曲工業高校チーム

3位は昨年の優勝チームである祐誠高校チーム。タイムは2:30でした。

3位の祐誠高校チーム。3位でもトップとの差はわずか11秒。
3位の祐誠高校チーム。3位でもトップとの差はわずか11秒。
このほか、4位の木更津高専チームも2:40の好タイムでした。

表彰・閉会式

結果は以下の通りでした(総合優勝~3位は再掲です)。 ・総合優勝: 宇都宮大学(栃木県) 決勝タイム2分19秒
・総合準優勝: 大曲工業高校(秋田県)  決勝タイム2分20秒
・総合3位: 祐誠高校(福岡県)  決勝タイム2分30秒

表彰される宇都宮大学チーム
表彰される宇都宮大学チーム

なお、総合優勝~3位のほかで、高校の部優勝となった山形工業高校ペーパーズも表彰されました。

高校の部優勝となった山形工業高校ペーパーズ
高校の部優勝となった山形工業高校ペーパーズ

宇都宮大学と大曲工業高校は、製作カヌーとプレゼンパネルの審査で技術省も獲得しました。さらに、特別賞が桜井高校に贈られました。この桜井高校、初出場ながら、予選3:14、準決勝3:40と、タイムも良い成績を修めていました。

特別賞を受賞した桜井高校のカヌー「ふうが」
特別賞を受賞した桜井高校のカヌー「ふうが」

今年も熱かったコンクリートカヌーによる土木学生同士の戦い。来年はどのような競演を見せてくれるのでしょうか。今から楽しみです!!!!