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土木学会誌

催事

3.第48回夏期講習会「都市の水災害」

土木学会教育企画・人材育成委員会高校教育小委員会

目的:    我が国では毎年のように地震や豪雨により、水災害や土砂災害が発生し尊い人命が失われています。また地球環境の気候変動に伴い過去の記録を塗り替える豪雨が各地で発生しており、これらに対処するため、大学や研究機関において災害と防災に関する研究が行われているところであります。
そこで、防災に関する研究内容の講義を受けるとともに、各種実験施設を使った水災害、土砂災害に関する研究活動に触れ、今後の土木教育に活かしていただけることを願います。

・主催

土木学会教育企画・人材育成委員会高校教育小委員会

・共催

全国高等学校土木教育研究会、東日本および西日本高等学校土木教育研究会

・開催日

平成26年7月31日(木)

・会場

京都大学防災研究所宇治川オープンラボラトリー

・定員

40名

・参加費

3,000円(資料費等含む)

・申込方法

下記のいずれかの方法でお申込下さい
(1)土木学会ホームページ: http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp から
(2)FAX:学会誌巻末に掲載されている「本部行事参加申込用紙」をご利用下さい.
申込締切日―― 2014年7月18日(金)【必着】

【講演会・施設見学プログラム】
10:00〜10:20 受付(京都大学防災研究所宇治川オープンラボラトリー)
10:20〜10:30 開会挨拶
土木学会教育企画・人材育成委員会高校教育小委員会委員長
茨城県立勝田工業高等学校 校長 市村 恵幸
10:30〜12:00 基調講演「都市の水害」
京都大学教授 中川 一
13:00〜15:30 実験施設見学
京都大学教授 中川 一
15:30〜15:40 閉会挨拶
土木学会教育企画・人材育成委員会高校教育小委員会副委員長
神戸市立科学技術高等学校 校長 橋本 基宏
16:00 解散

京都大学防災研究所宇治川オープンラボラトリー施設見学例

(1)降雨流出
1時間に200mm強度に相当する雨を体験します。川の流域模型30m×18.75m(滋賀県:高時川)を用いて、雨が低いところをめがけて流れ下って集まる様子を観察します。また、川の流域の上流側で大雨が降っていると、下流側では雨が降っていなくても、大量の水が流れてくる様子も観察でます。

(2)浸水ドア開閉
小さな地下室にいる間に水害が発生してドアの向こう側に水がたまって地下室に閉じ込められた場合、ドアの向こう側の水深がどのくらいに達したらドアが開けられなくなるかを体験します。その後、水圧と水深との関係を調べ、人間の押す力と水圧との比較を行えます。

(3)流水階段歩行
地下空間は容積が小さく、短時間で水深が上がってしまい危険なので、すばやく地上に避難することが重要です。地上に出るためには流れてくる水に逆らって階段を上らなければなりませんが、それがどれほど難しいか体験できます。

(4)津波再現水槽(現在建設中)

以上の4つを施設見学する予定です。

問合せ先:松井 享司(京都市立伏見工業高等学校システム工学科都市情報システムコース)
電話075-641-5121 e-mail nc324-matsui@edu.city.kyoto.jp
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