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土木学会誌

委員会委員などの募集

15.地震工学委員会 水循環NW災害軽減対策研究小委員会  委員募集


・委員会名

水循環NW災害軽減対策研究小委員会

・設立の趣意

東日本大震災および阪神大震災で水の高度利用が進んでいる現代社会では終末処理機能の停止が水利用に多大な影響を及ぼすことを学んだ.この事はある一定の線引きをした以上の災害が発生した場合,自然の持つ潜在災害対応力へのソフトランディングが困難であるばかりか,疫病の発生や富栄養化に伴う自然の汚染など新たな2次災害を惹き起こすリスクを秘めている.ここでは,沿岸域浄化センターの合理的な地震・津波対策と共に,効率的で自然災害に強い水循環ネットワークの形成について研究し,残余のリスク軽減の為のあり方を巨大地震・津波の歴史が確認されている地域等を対象に広く提案することを目的として設立する.

・主な活動・検討内容

小委員会では以下の内容を中心に地域の方々と共同で調査検討を進める予定です.
(1) 経済的で地震・津波に強い(共存し得る)沿岸域浄化センター(地下化・半地下覆蓋化を想定)のあり方の提案(例:終末処理場間共有汚泥プール空間の確保等).地上・地下連絡施設(ポンプ室、ブロアー室)は津波衝撃圧対応構造,オープンスペース(事務室,展示室等)は津波通り抜け構造を想定提案.
(2) 災害対応力に優れる地域自立型閉鎖ネットワークと,対応力には弱点があるが効率に優れる巨大都市型広域ネットワークの共存・融合のあり方及び施設の青写真(中流域自然共存型小規模処理場の充実と活用)ならびに具体的な地域を対象に広域液状化対策を提示.

・委員構成

大学,行政機関,研究機関,建設会社,コンサルタント等から下記の核構成員のほか、地方の皆様,実務者の方々を歓迎いたします.核構成員には下記の地震工学委員と津波工学,地盤工学,海岸工学,河川工学,水文学,環境工学,上下水道,ライフライン工学等の委員が含まれています.他にエネルギー工学,伝染病予防等に関する研究者,電気,機械,機器メーカー等の実務者の方も歓迎いたします.
核委員:小黒明(日水コン)鍬田泰子(神戸大)小西康彦(日水コン)庄司学(筑波大)砂坂善雄(鹿島建設)竹内幹雄(日水コン)林川俊郎(北海道大)藤間功司(防衛大)堀宗朗(東京大)宮島昌克(金沢大)渡辺和明(大成建設)以上地震工学委員
有川太郎(港空研)池本良子(金沢大)小田勝也(港湾環境センター)小野祐輔(鳥取大)川口昇平(奥村組)熊谷和哉(厚労省・水道課)神代末生(水道協会・水道技研)小亀長寛(エイト日技)小林稔(静岡県・都市局)佐藤清(大林組)清水芳久(京都大)飛田哲男(京都大)中津川誠(室工大)宮里直樹(群馬高専)森崎啓(パシコン)安田誠宏(京都大)山本尚樹(下水道協会)横田敏宏(国総研・下水道研究部)和知英治(日本上下水道)以上有識者

・活動期間等

2012年4月〜2015年3月の3年間で,年3回程度の委員総会および年2回程度のWG開催を予定。
なお,小委員会出席のための宿泊費や交通費等の旅費は支給されませんのでご了承下さい。

・応募方法

参加を希望される方は,(1) 氏名(よみがな),(2) 所属(組織名,部署,役職),(3)専門とする事項,実務とする事項,(4) 連絡先(TEL, E-mailアドレス)を,2011年10月31日(月)までにE-mailの件名を「水循環NW災害軽減対策研究小委員会委員公募」として,お送り下さい。応募者数・内容によっては,ご希望に添えない場合がありますので,あらかじめご了承下さい。

・申し込み先

(株)日水コン・下水道本部 竹内幹雄
TEL : 03-5323-6300
E-mail : takeuti_m@nissuicon.co.jp または,takeuti_mikio@yahoo.co.jp
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