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JSCE Magazine,“Civil Engineering”

土木学会誌

催事

9.特別講演会 地盤工学と地質学の融合
─関西国際空港の地盤を例として─

主催 関西国際空港用地造成(株)
後援 (社)地盤工学会関西支部・(社)土木学会関西支部
(社)日本地質学会近畿支部・日本応用地質学会関西支部
日本第四紀学会

昨今、「地盤工学と他分野との融合と連携」という話題がよく取り上げられます。関西空港の地盤問 題に対する取り組みは、地盤工学と地質学の融合が大きな成果をもたらした代表事例です。関西空港の みならず地盤を対象とする科学技術にあって、地盤を俯瞰する技術・知識・情報の総合化は、常に念頭 に置かれるテーマです。関西空港では5〜6km 四方に及ぶ空港島の地盤挙動をより正確に把握する第一 歩として昭和53 年からボーリング調査を広範囲で行い、微化石分析を初めとする様々な地質学的調査 を導入することによって地層の成因や構成の把握に努めてきました。このような地盤工学と地質学の融 合がプロジェクト推進の鍵を握る地盤挙動の解明への足がかりとなりました。
本講演会は、関西空港建設にあたって直面した地盤の問題と、その対応に地質学と地盤工学がどのよ うに融合したか、またその成果がどのように沈下予測などに活用されてきたか、更に関西空港の調査か ら地質学へフィードバックされたことなどについて学識者の皆様からご講演いただくものです。多数の ご参加をいただきますようご案内申し上げます。

・日  時

平成21年7月3日(金) 13:30〜17:20

・場  所

エル・おおさか(大阪府立労働センター)2F エル・シアター 電話06-6942-0001
(〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14 地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m)
エル・おおさか

・定 員

300 名(定員になり次第締め切ります)

・参 加 費

無料

・テキスト

講演冊子

・交 流 会

講演会終了後17:30 から同ホール10 階の 会場にて交流会を開催します。
参加のお申し込みは、講演会のお申し込みと同時にお願いいたします。
当日、会費2000 円を申し受けます。

・参加申込

平成21 年6 月19 日(金)までに,下記宛にFAX またはE-mail でお申し込み下さい。FAX の場合は 参加申込書」にご記入のうえ,E-mail の場合は「特別講演会申込」,参加者氏名,所属, 連絡先,TEL,FAX,E-mail をご記入のうえ,送信して下さい。なお,参加証はメール配信とさせ ていただきますので,当日,プリントしてお持ちください。
(財)地域地盤環境研究所(特別講演会 事務担当)
〒550−0012 大阪市西区立売堀4−3−2 担当:竹田
TEL(06)6539-2972 FAX(06)6578-6253 E-mail: KIXkoenkai@geor.or.jp

・プログラム

13:30〜14:00   開会にあたって
大阪大学名誉教授 中世古 幸次郎
【特別上映:関西国際空港プロジェクトが提起した地盤にまつわる課題】
14 :00〜14:40   空港島建設における総合技術としての地盤工学の進歩
大阪大学名誉教授 松井 保
14 :40〜15:20   関西国際空港地盤解明に果たした地質学の役割(研究の総括,課題,展望)
京都大学大学院理学研究科教授 竹村 恵二
15 :20〜15:50   【休憩・展示】
(ロビーにて地質等に関する資料を展示しておりますのでご覧ください)
15 :50〜16:30   関西国際空港周辺物理探査と基盤に達する深層ボーリングによる 深部地下地盤構造の検証
○京都大学大学院理学研究科教授 竹村 恵二
(財)地域地盤環境研究所 井上 直人
16 :30〜17:10   空港島建設による関西空港基礎地盤更新統層の水圧発生消散機構と長期沈下
京都大学防災研究所准教授 三村 衛

17 :10〜17:20

  閉会挨拶
関西国際空港用地造成(株)代表取締役専務 古土井 光昭

・参加申込書

GIF形式 PDF形式

・送付先

(財)地域地盤環境研究所(特別講演会 事務担当) 担当:竹田
TEL(06)6539-2972 FAX.(06)6578-6253 E-mail:KIXkoenkai@geor.or.jp
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