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JSCE Magazine,“Civil Engineering”

土木学会誌

行事本部

4.2008年度(第44回)水工学に関する夏期研修会開催

Aコース河川・水文 行事コード:8032/Bコース海岸・港湾 行事コード:8033

・主 催

土木学会(担当:水工学委員会、海岸工学委員会)

・共 催

土木学会関東支部(予定)

・期 日

2008年8月5日(火)・6日(水)の2日間(A、Bコース並行開催)

・場 所

東京大学 本郷キャンパス工学部二号館(212号室、213号室)
(東京都文京区本郷7-3-1、ホームページ:http://www.u-tokyo.ac.jp/
(1)地下鉄利用
・本郷三丁目駅(地下鉄丸の内線、地下鉄大江戸線)徒歩15分
・湯島駅または根津駅(地下鉄千代田線)徒歩10分
・東大前駅(地下鉄南北線)徒歩10分
・春日駅(地下鉄三田線)徒歩20分
(2)バス利用
御茶ノ水駅(JR中央線、総武線)から
・都バス茶51駒込駅、王子駅行または東43荒川土手行‐東大正門前バス停下車
・学バス学07東大構内行‐東大構内バス停下車徒歩0分上野駅および御徒町駅から
・都バス都02大塚行‐湯島四丁目下車(御徒町駅のみ)
・学バス学01東大構内行‐東大構内バス停下車徒歩0分
(駐車場がございませんので、お車はご遠慮ください)

・定 員

Aコース150名、Bコース150名

・受講料

1コースにつき1名
一般(社会人)1万6000円
学生・院生1万3000円
※いずれのコースも受講料に、講義集代(6500円)が含まれています。

・申込方法

下記のいずれかの方法でお申込みください。
(1)土木学会ホームページ:http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp から
(2)FAX:学会誌巻末に掲載されている「本部行事参加申込用紙」をご利用ください。

・申込みに関するお願い

(1)当日の受付は非常な混雑が予想されるため、参加費の当日払いはご遠慮ください。
請求書類を発行しますので、銀行振込または郵便振替による支払いをご指定ください。
(2)申込締切日前に定員に達している場合がございますのであらかじめご了承ください。
締切日以降の事前受付はいたしませんが、定員に余裕があれば行事当日会場にて受付します。
(3)申込み後、やむを得ずキャンセルをされる場合は、必ず開催日の5日前(土・日・祝祭日を含まず)までに研究事業課(行事受付係: 03-3355-3559)へご連絡ください。ご連絡がない場合は参加費を徴収させていただきますのであらかじめご了承ください。
(4)申込みをされる前にご送金いただくことはトラブルの原因となりますので固くお断りします。
※申込書到着後、10日前後にて折返し「参加券」および「請求書類」をお送りいたします。

・申込締切日

2008年7月29日(火)【必着】

・講義集の販売について

テキストのみご希望の場合は、行事終了後に出版事業課までお問合せください。
注)会場では現金販売いたします。
価格:A、Bコースともに1冊6500円(税込)

・プログラム

概要は以下のとおりです。
詳細・変更などはホームページ(http://aqua.t.u-tokyo.ac.jp/seminar/)をご覧ください。
Aコース:総合テーマ「河川地形と河床材料〜河川工学・生態学の観点から〜」
近年、日本全国の河川において、 自然再生事業や多自然川づくりが 進められており、魅力的な河川の 再生が行われつつあります。こう した背景を受け、河川工学の研究 者と生態学の研究者が一体となっ て研究を進める必要性がかつてか ら指摘され続けており、実際に学 会や研究会を通して活発な交流が行われるようになってきました。 しかしながら、河川工学として、 生態学として、あるいは両者の融 合した生態工学として、現在どの ような課題が残されており、その 問題の本質とは一体何であり、そ れをどのような戦略で、どのよう な技術を持って解決していくべき か、時々見直す必要があるように 思います。そこで、今回のセミナー では、河川の構造、生態系のいずれにとっても基盤となる、 「河川地 形」とそれを形成し、その表層の 構造を規定する「河床材料」という 一貫したテーマで、スケールの異な るさまざまな研究対象を持たれる 先生方の見方を知り、議論したい と思います。本セミナーを通して、 河川の治水を考えるうえでも、河 川の生態系を考えるうえでも、い ずれにせよ解決すべき河川の問題 を、少しでも明らかにしたいと考 えております。
・講演内容(いずれも仮題ですので、今後変更されることがあります)
(1)石礫河川の移動床水理の諸問題と解決への道すじ 中央大学 福岡捷二
(2)中規模河床形態の形状特性と河川地形 北見工業大学 渡邊康玄
(3)瀬―淵の地形特性とその底質構造 東京大学 知花武佳
(4)河床、底質構造と河川底生動物の生息場所との関係 東京大学加賀谷隆
(5)河川地形―粒径集団と分級の視点から― 河川環境管理財団 山本晃一
(6)多摩川の河道修復、北川の激特事業に見る地形および河床材料の変化について土木研究所 福島雅紀
(7)礫床河川の植生化について―河川地形・河床材料と洪水撹乱の視点から― 群馬大学 清水義彦
(8)河道内の土砂堆積と植物の種子散布 東京農工大学 星野義延

Bコース:総合テーマ「気候変動の海岸防災への影響」
IPCC第4次報告にもあるとおり、地球規模での気候変動とそれによる海水温・海水面の上昇がほぼ確実となっています。これらに よる環境や防災面への影響は非常に大きくなると予想され、海岸工学の分野においてもその影響は無視できなくなってきています。これに対処するためには長期的展望に 立った予測と対応が必要であり、外力の算定や計画・設計のコンセプト、自然海浜も含めた諸施設の維持管理・補修など、さまざまな段階での対応が求められています。 沿岸域における気候変動の影響は多岐にわたりますが、本研修会では主にその物理的側面に着目し、海岸諸施設への外力変化、災害生起確率やリスク評価などを通し て、気候変動の海岸防災への影響を読み解くことをテーマとして設定いたしました。過去の教訓から最新の研究動向や予測結果まで、 さまざまな観点から有用な知見をご紹介していただくよう、次の方々に講師をお願いしております。
・講演内容(いずれも仮題ですので、今後変更されることがあります)
(1)気候モデル(GCM)による海水準の将来予測とその不確定性 東京大学 阿部彩子
(2)海水温の上昇と台風巨大化の可能性 電力中央研究所 筒井純一
(3)中・長期的な潮位変動のモニタリング 徳島大学 中野 晋
(4)地球温暖化に関する国際研究プログラムとIPCC報告 茨城大学 三村信男
(5)日本における沿岸災害の歴史―高潮・高波災害を中心として―沿岸技術研究センター 高山知司
(6)地球温暖化と港湾・海岸施設の安全性 港湾空港技術研究所 河合弘泰
(7)沿岸域におけるリスクの経済評価 名城大学 大野栄治
(8)地球温暖化に対する行政の取り組み 国土交通省河川局 泊 宏

・問合せ先

土木学会研究事業課 岩西
TEL:03-3355-3559
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