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土木学会誌

公募

26.地震工学委員会 研究小委員会の委員募集

・研究小委員会名

性能を考慮した道路盛土の耐震設計・耐震補強に関する研究小委員会

・設置の目的

近年発生している地震では、その地域性により道路盛土に関係する被害が顕著であった。地震発生 後の道路ネットワークを確保し、被災による社会的な影響を軽減、防止するためには、社会インフラへの投資における費用対効果の観点からすると耐震性のバランスが 取れた道路ネットワークの構築が必要である。そのため、道路ネットワークを構成する道路盛土についても、将来のレベル2規模の地震 に対する耐震対策の推進が必要である。その場合、レベル2規模の地震動に対しては性能を考慮した評価が必要かつ有効である。
このような背景において、本研究小委員会は中山間部における道路盛土を主たる対象として、地震 動の評価、変形量の評価および工法の開発の3つの課題を掲げ、関係する研究者、技術者からなるWGを設置して研究を進めることにより、性能を考慮した道路盛土の 耐震性向上技術の推進に資することを目的とする。

・委員構成

公募委員10名程度と準備に携わった非公募委員7名(一井康二、小田和宏、常田賢一(委員長予定)、 中平明憲、中山 学、林 健二、原 隆史)で構成する。公募委員には経験豊かな方から若手までの幅広い参加を期待している。

・活動内容

WG1:道路盛土の地震時応答特性および設計地震動に関するWG(仮称)
盛土の地震応答特性(増幅特性、位相特性…)を明らかにするとともに、性能を考慮した盛土の耐震性評価のための地震動(震度…)の設 定方法を検討する。
WG2:道路盛土の変形量予測法に関するWG(仮称)
地震動特性を考慮して、道路盛土の変状(横断方向のすべり、縦断方向の沈下)による変位量の評価方法を検討する。合わせて、変形量 の評価基準についても検討する。
WG3:道路盛土の耐震補強工法に関するWG(仮称)
道路盛土の変状に対して、変形量を抑制あるいは変形の影響を軽減 することを視点に置き、既存工法の応用等による経済的な道路盛土の変形抑制工法を検討、開発する。

・活動期間

2年間(2008年4月〜2010年3月)
なお、委員会開催地は大阪市周辺としており、旅費の支給はございません。

・応募方法

(1)氏名、年齢、所属、連絡先住所、電話番号、Eメールアドレス、(2)関心のある活動分野(原則として 100字以内)を、4月30日までに下記申込先にお送りください。

・申込先

大阪大学大学院工学研究科 常田賢一
E-Mail:tokida@civil.eng.osaka-u.ac.jp

・詳 細

http://www.jsce.or.jp/journal/
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