支部長挨拶

土木学会関東支部支部長 利穂 吉彦

平成30年度の土木学会関東支部長を務めることとなりました鹿島建設の利穂です。支部執行部、幹事をはじめとする皆様と共に、関東支部の発展に向けて努力する所存です。

土木学会は、JSCE2015において、「顧客」の定義を従来の「会員」から「市民」へと大きく転換し、市民により近い組織である支部の活動の一層の充実を重点課題の一つと位置付けています。関東支部としても、今後の地域社会の発展や市民のより良い生活のために土木技術者や土木学会の果たす役割は何かということを常に意識しながら、活動内容の充実に努めていきたいと思います。

関東支部の組織運営の特徴として、管内に土木学会本部が位置すると共に土木学会会員の約半数を占める大きな支部組織であること、支部に置かれた8つの部会・委員会を中心とした幅広い活動に加え、地域に根差した5つの分会(新潟、山梨、群馬、栃木、茨城)を有すること等が挙げられます。本部-支部-分会の連携を密にした活動を志向していきたいと思います。

本年度特に注力する事項の一つとして、昨年度からの継続検討となっている分会規則の改正と制定が挙げられます。これは関東支部の活動を特徴づける分会活動の発展を図るための基盤整備と位置付けられるものです。

全国的に災害が頻発し大型化する傾向が顕著となっています。関東支部でも平成27年度に災害対応部会を設置し、災害発生時の緊急対応の在り方や地域住民の防災力向上のための施策検討に取り組んでいます。本部とも連携し、災害対応マニュアルや災害情報公開ガイドライン等を整備することも本年度の重要な課題です。

土木が担うインフラストラクチャーは、人々の安全・安心な生活を守り社会・経済活動を支える基盤という基本的な役割を担っていますが、今後はインフラ事業を通じた地域の魅力向上ということが一層注目されてくると思います。支部が取り組む各種広報活動や啓蒙活動等においても、人の交流促進や地域の活性化に土木が果たす役割を積極的に取り上げ、市民との協働の輪を広げていきたいと思います。

関係各位のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

平成30年度土木学会関東部支部長
利穂 吉彦