支部長挨拶

土木学会関東支部支部長 樫山 和男

令和2年度の土木学会関東支部長を務めることとなりました中央大学の樫山和男です。

支部長就任にあたり、一言ご挨拶させていただきます。

土木学会は、土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質の向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与することを目的として、1914年に設立され2014年に創立100周年を迎えました。一方、土木学会関東支部は、地域ごとに設置された9つの支部の一つとして、前回の東京オリンピックが開催された1964年に設立されました。

土木学会は2000年度から5年ごとに中長期計画を策定して運営を行ってきましたが、最新のJSCE2020では、「地域・世代・価値をつなぎ、未来社会を創造する」をモットーに、以下の4つの重点目標を定めました。

  • 目標1(安全・安心):安全で安心して豊かな生活ができる持続性の高い国土再構成
  • 目標2(国際):我が国が有する質の高いインフラの海外展開と国際的諸課題の解決への主体的貢献
  • 目標3(コミュニケーション):専門的知見に基づく公正な立場での対話と情報蓄積・公開を促すしくみの整備と利活用
  • 目標4(人材):次世代の土木技術者の育成と多様な人材が活躍できる社会の実現

土木学会関東支部は、管内に本部があるとともに土木学会会員の約半数が所属する最大規模の支部組織であることからも、本部と連携しながら上記の目標の達成に貢献していくとともに、支部独自の目標を設定しての活動を展開して参りたいと思います。関東支部には、支部活動を支える8つの部会・委員会(企画部会、技術情報部会、学術研究部会、交流部会、広報部会、認定技術者資格試験実施部会、災害対応部会、選奨土木遺産支部選考委員会)があります。また、地域に根差した5つの分会(新潟会、山梨会、群馬会、栃木会、茨城会)があり、各分会も主体的な活動を行っております。今後も、本部-支部-分会の連携を密にした活動を展開して参りたいと思います。

加えて、本年度特に注力する事項の一つに、来年度に関東支部が主催予定である土木学会全国大会(東海大学開催)に向けた準備があげられます。関東支部が一丸となって、その成功に向けて準備して参りたいと思います。

また、本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、各種の行事等は中止や延期になっておりますが、その対応として本部にオンラインシステムが導入されその運用が始まりました。 オンラインシステムは、行事等の参加に移動の必要がなく、また効率的な運用が可能ですので、今後の学会運営のニューノーマルになる可能性が高いと言えます。土木学会は、JSCE2015において、顧客の定義を会員から市民に変更しましたが、オンラインシステムは市民との距離を近づける有効なツールになり得ると思います。関東支部においても、支部活動のさらなる充実のために、オンラインシステムの活用について積極的に検討して参りたいと思います。

最後になりますが、支部役員、部会・委員会・分会の委員の皆様と共に、関東支部のさらなる発展に向けて努力する所存です。

関係各位のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

令和2年度土木学会関東部支部支部長
樫山 和男