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社会科見学 見学場所③ 荒川治水事業(荒川ロックゲート)
~安全に、安心して暮らせる地域に向けて~

国土交通省関東地方整備局と土木学会関東支部の共催で、大学生向け「社会科見学」を平成22年3月24日(水)に実施しました。 社会科見学は、将来の“土木の力”の一翼を担う学生さんに対して、普段見ることのない土木施設を直接見学することで、土木に対する関心を深め、社会資本整備への理解と事業紹介を行うことを目的として開催しています。 今回は、荒川知水資料館、岩淵から東大島まで船で下り、様々な河川に関連する施設、荒川ロックゲートを船上から見学し、荒川の治水・歴史や、防災に関することを学びました。

荒川知水資料館で関東地方整備局の方より、荒川の歴史・役割の説明を受けました。

写真の旧岩淵水門は現在使われておりませんが、荒川と隅田川を分ける役割を担っていました。現在は下流側にある新しい岩淵水門が利用されています。

乗船後、荒川を下りながら治水対策、環境保全・創出に関する対策など、様々な施設の説明を頂きました。

私たちの乗った船は荒川側から旧中川へ向かうルートで荒川ロックゲートの内に入りました。
上の2つはゲート内から荒川側のゲートを撮影した写真で、ゲートを閉じている様子です。
荒川側のゲートを閉じたのち、荒川の方が旧中川より最大3.1m高いので、旧中川にゲート内の水を自然流下させ、水位を旧中川と同じにします。
その後、下の2つの写真のように、旧中川側のゲートを開け、旧中川側へ通行できるようにしています。
荒川ロックゲートにより、隅田川と荒川間が旧中川、小名木川を通して結ばれることにより、水上のネットワークが広がり川と川を通じた交流が活性化するだけでなく、災害時においては、救援物資や復旧資材の運搬、被災者の救出など災害復旧活動の支援が可能となり、広域的な防災ネットワークの役割が期待されています。 ちなみに通行料は無料です。

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