平成30年度土木学会全国大会

全体討論会

8月30日 (木) 16:00~17:40 かでる2・7(北海道立道民活動センター) かでるホール
 入場無料(一般参加可能)

テーマ:社会システムのイノベーション創出のために
~未来に向けて土木が担うもの~

討論内容

我が国の土木インフラは、明治以降の約150年の間に諸外国の技術も取り入れて急速に整備が進められ、人々の生活を改善し、産業を発展させてきた。

近年、担い手不足、激甚化する気象災害、加速するインフラ老朽化など多くの課題に直面しており、ICTの普及、女性の社会進出、国際化の進展など社会の変化も進むなかで、特に北海道をはじめとする地方においては、先行する人口減少や少子高齢化を踏まえた新たな将来像が求められている。

イノベーションを創出し、社会実装していくことにより、地域の課題を克服し、新たな社会を創造していく必要がある。

これまでの歴史を振り返りつつ、現在のさまざまな課題の克服に向けたイノベーション創出のため、未来に、世界に向けて日本の土木が担うべき役割を考える。

全体討論会講師の紹介

自治会長の写真

[コーディネーター]
高野 伸栄 TAKANO Shin-ei
北海道大学公共政策大学院 院長

1960年小樽市生まれ。83年北海道大学工学部卒業後、建設省入省、東北地方建設局勤務。89年北海道大学工学部土木工学科助手、99年同助教授、同大学院公共政策学連携研究部教授を経て昨年4月より現職。国土交通省発注者責任を果たすための今後の建設生産・管理システムのあり方に関する懇談会委員、札幌市都市計画審議会会長、北海道土木技術会建設マネジメント研究委員会委員長等を務める。

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[パネリスト]
青木 啓二 AOKI Keiji
先進モビリティ株式会社 代表取締役社長

1948年生まれ。71年日本大学理工学部電気工学科卒業後、トヨタ自動車入社。東富士研究所で研究開発に従事。2008年に一般財団法人日本自動車研究所に出向し、NEDO「エネルギーITS推進事業」の自動運転・隊列走行技術の開発を担当。14年、先進モビリティ株式会社を設立。現在、北海道十勝管内大樹町の道の駅「コスモール大樹」を拠点とした自動運転サービス実証実験等、全国各地のプロジェクトを主導する。

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[パネリスト]
磯田 彩実 ISODA Ayami
テレビ北海道 アナウンサー

北海道帯広市生まれ、札幌市育ち。北海道大学工学部情報エレクトロニクス学科卒業後、テレビ北海道に入局。2012年から「けいざいナビ北海道」を担当し、北海道のさまざまな企業・団体によるものづくりや人づくり、地域づくりの新たな取り組みを紹介している。

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[パネリスト]
片野 浩司 KATANO Kouji
(国研)土木研究所寒地土木研究所寒地機械技術チーム 上席研究員

1964年、横浜市生まれ。北海道大学工学部精密工学科卒業後、民間企業勤務を経て、90年北海道開発庁北海道開発局入局。建設機械工作所、稚内・小樽開発建設部、国立研究開発法人土木研究所(つくば中央研究所、寒地土木研究所)等に勤務し、除雪機械を始めとする道路維持用機械の購入・整備・研究開発等に従事。今年4月より現職。

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[パネリスト]
今 尚之 KON Naoyuki
北海道教育大学教育学部 准教授

1963年生まれ。89年北海道大学大学院修了後高等学校教員などを経て、94年小樽商科大学助手。2008年から現職。94年北海道大学博士(工学)。現在、土木学会土木図書館委員会幹事長、土木技術映像委員会委員、土木学会北海道支部選奨土木遺産選考委員会委員長等として土木遺産の啓発、土木史資料のデジタル化、技術映像の保存や活用に努めている。

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[パネリスト]
宮田 昌利 MIYATA Masatoshi
釧路根室圏まちとくらしネットワークフォーラム座長

1960年、釧路市生まれ。84年、学習院大学経済学部卒業後、東京で企画・編集の会社を設立。87年、サンエス電気通信㈱企画開発室長。88年、㈱サンエス・マネジメントシステムズ代表取締役、2000年からサンエス電気通信(株)代表取締役社長。このほか、新規事業を次々と立ち上げ、現在グループ会社計7社の代表取締役。04年小樽商科大学大学院商学修士。北海道ニュービジネス協議会副会長、NPO法人札幌ビズカフェ顧問、釧路日米協会会長など公職も多数務める。