■(一財)電力中央研究所 サステナブルシステム研究本部 気象・流体科学研究部門


・募集人員

研究職・正職員 1名

・募集件名

水力発電設備に係わる流砂の挙動解明と評価手法に関する研究

・研究内容

第6次エネルギー基本計画では、再生可能エネルギーの主力電源化への徹底方針が示されています。水力発電は再生可能エネルギーの中でも安定供給が可能な電源であり、2050年カーボンニュートラルの野心的な目標の達成に向け、その役割が期待されています。一方、近年頻発している大規模洪水に対して、水力発電設備をいかに維持し、運用していくかは電力会社にとって重要な課題となります。特に洪水時における流砂(水流内の土砂)は、河川構造物周辺での過剰な堆積・洗掘や発電用水路への土砂流入など、設備の維持・運用にさまざまな問題をもたらします。
当所ではこのような土砂問題への解決に資するため、河川の地形変化や流砂の動きを予測・評価するためのさまざまな数値解析技術の開発・高度化を行っており、国内外の水力発電設備における土砂問題の評価・対策を支援しています。本件で募集する研究員には、この研究に携わっていただきます。特に、護床工などの河川構造物下からの土砂の吸い出しや、土砂の衝突による水路の摩耗など、複雑な固液混相流現象の数値解析技術・評価技術の開発に取り組んでいただく予定です。研究の実施にあたっては、開発した技術の実用化を目指すことが重要となりますが、水理実験や現地調査を通じて現象を理解したり、当所が保有する大型計算機を活用し課題解決を図ることが可能です。 将来的には水理学の専門家として、水力発電設備の水理設計や水理模型実験、水力発電設備のさまざまな水理学的な課題に対して、電力会社に助言・提言を行うことも期待されます。
当該分野に必要な技量を積極的に高めながら、自身の知識・技術・研究成果をもって社会に貢献しようとする意欲をお持ちの方を募集します。

・専門分野

混相流、土砂水理学、水工学

・当面の研究課題

・水力発電設備の水理設計・土砂水理特性評価
・水力発電設備の土砂問題への対策支援技術の開発

・勤務地

千葉県我孫子市我孫子1646

・入所時期

2023年4月1日

・応募期間

通年採用のため、候補者決定次第、応募受付を終了します。

・応募資格

修士または博士課程修了者(新卒のみ可)

・応募方法

当研究所採用HPよりエントリーを行ってください。
URL:https://mypage.111.i-web.jpn.com/criepi/bosyu/career/search/detail.html?no=19

・選考内容、選考方法等

当研究所採用HP「採用フロー」を参照ください。
URL:https://recruit.denken.jp/info/flow/

・問い合わせ先

電力中央研究所 総務グループ 採用担当
saiyo@criepi.denken.or.jp
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