JSCE

JSCE Magazine,“Civil Engineering”

土木学会誌

委員会委員などの募集

11.コンクリート委員会「セメント系構築物と周辺地盤の化学的相互作用研究小委員会(第二期)」(3種委員会)


コンクリート委員会では,下記の研究小委員会を発足させることとなりました.積極的に活動に参加してくださる委員を募集しますので,奮ってご応募下さい.なお,本委員会はコンクリート委員会3種委員会のため,委員会出席のための旅費等は支給されません.

1. 委員会名称

セメント系構築物と周辺地盤の化学的相互作用研究(345)小委員会(第二期)

2. 構成 (括弧内は専門分野)

委員長:広島大学大学院工学研究院社会環境空間部門 准教授 半井健一郎
【コンクリート工学】
幹事長:東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻 助教 高橋佑弥
【コンクリート工学】
幹事(WG1主査):京都大学大学院地球環境学堂 准教授 乾徹【地盤工学】
幹事(WG2主査):新潟大学大学院自然科学研究科環境科学専攻 准教授 齋藤豪
【セメント化学】
委 員: 公募による委員

3. 委員会設立の主旨・目的と活動内容

[設立の主旨・目的]
本研究小委員会では,コンクリート工学と地盤工学の境界領域に焦点をあて,コンクリート構造物やセメント改良体などのセメント系構築物と周辺地盤の境界部における化学的相互作用の機構分析,統合評価および材料開発の可能性について検討を行います.従来まで別々の分野として発展してきた学術の垣根を取り払い,工学上の課題整理を行うとともに,新しい学問領域の創出を目指すものであります.
第一期の活動では,石田哲也委員長(東京大学教授)のもと,3つのWGを組織して活動を行い,2014年7月に報告会を開催致しました.WG1(固化不溶化),WG2(化学的侵食),WG3(超長期耐久性)のそれぞれにおいて,各種劣化事象の分析,既往知見の整理,新材料開発に関する検討等を実施し,これらの活動により,分野横断的な検討による化学的相互作用への学術的研究の重要性が明らかになっております.
第二期の活動では,第一期の活動成果を踏まえ,研究対象をWG1(固化・不溶化)とWG2(化学的侵食・溶脱)の2つのWGに集約したうえで,それぞれの現象理解をさらに深めるとともに,評価手法の構築や高度化,材料開発の方向性を議論する予定です.特に活動の前半では,国内外の文献(特に海外文献)の収集と分析を改めて行い,最新の海外動向も踏まえた活動を行います.具体的なWG活動内容を以下に示します。

[活動内容]
WG1(固化・不溶化)
・様々なセメント系材料による改良土を対象とした各種劣化事象の整理
・固化・不溶化メカニズムの分析と劣化時応答の関連付け
・長期安定性の評価に資する試験方法や事例の整理,分析
・関連する国内外の最新文献および代表的文献の調査(特に海外文献)

WG2(化学的浸食・溶脱)
・劣化メカニズムの再整理と各種劣化に対する予測手法の構築
・化学抵抗性の高い新材料開発の方向性の検討
・各種暴露試験の立案と実施
・関連する国内外の最新文献および代表的文献の調査(特に海外文献)

本委員会では,実務と学術の連携を十分にはかること,またコンクリート工学と地盤工学という従来の学問体系の境界領域について検討を進めることから,コンクリート分野だけでなく,地盤工学分野やセメント化学の分野等からの研究者・実務者の参加を歓迎致します.

4. 活動方法

年数回の委員会とWG会議を通して活動を行います.必要に応じて幹事会やE-mailによる審議を行うことも予定しております.

5. 応募の方法

本委員会に委員として参加を希望される方は,氏名,所属,連絡先を明記の上,応募理由,興味のある研究内容または貢献可能な研究内容を簡潔に沿えて,下記連絡先へご連絡下さい.

6. 申込み先

東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻 高橋佑弥
TEL: 03-5841-6104
FAX: 03-5841-6010
E-MAIL: takahashi@concrete.t.u-tokyo.ac.jp
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会