JSCE

JSCE Magazine,“Civil Engineering”

土木学会誌

論文・講演などの募集

20.土木学会安全問題討論会’13 論文募集「社会基盤施設の耐久性と維持管理問題」


土木学会安全問題研究委員会(委員長:香川大学・白木 渡)では、定期的に安全問題討論会を開催して、学会内外から広く参加者を募り、安全問題に関して自由に意見交換できる場を提供して参りました。
過去7回の討論会では、「第5回:想定外を想定内にするための安全・防災教育」、「第6回:地域社会の安全・安心」、「第7回:組織の危機管理」、「第8回:社会基盤施設と市民の安全」、「第9回:異常気象災害への備え」、「第10回:大規模地震災害と事業継続計画」、「第11回:大規模地震災害と災害情報管理」といった、話題性のあるテーマを総合テーマに選び、一般市民の方にも参加いただき、安全問題に関する社会の生の声を聞く貴重な場となっています。
2011年3月11日に発生した東日本大震災を踏まえて、この2年間は大規模地震災害に焦点をあて、「事業継続計画」や「災害情報管理」を総合テーマに、事業継続計画(BCP)並びに地域継続計画(DCP)の策定の在り方、組織間連携の在り方、さらには災害時および災害発生後の情報管理の在り方について幅広い内容の論文投稿があり、総合テーマにふさわしい議論や情報交換がなされました。
本年は、2012年12月2日、中央自動車道上り線の笹子トンネルで発生した天井板の崩落事故を受けて、社会基盤施設の安全性について議論を深めたいと考えています。この事故では、トンネル出口から約1.7キロ入った場所で、110メートル以上にわたるコンクリート製の天井板と排気口と送気口を隔てる隔壁がV字のように崩落したもので、車3台が巻き込まれ、うち1台が炎上し、9名もの方が死亡しました。そこで、本年は、「社会基盤施設の耐久性と維持管理問題」を総合テーマとして、議論を深めるため以下のテーマ論文を募集します。
また、一般論文として、建設安全問題、労働安全、安全教育、安全情報、安全システム、防災教育、地域防災、危機管理、BCP(事業継続計画)等のテーマについての論文投稿も歓迎します。
つきましては、下記要領で討論会の実施ならびに論文募集を致します。会員・非会員を問わず安全問題に取り組んでおられる皆様からの積極的なご応募をお願い致します。なお、ご投稿いただいた論文は、土木学会論文集の査読基準に基づいて採否を決定させていただきます。採択された論文は、土木学会論文集F6の特集号(平成26年1月発行予定)に掲載させて頂きます。論文掲載には土木学会論文集の既定に従って掲載料が必要です。また、11月28日(木)に開催する「安全問題討論会’13」で発表していただきます。

1.開催日

2013年11月28日(木)

2.会 場

土木学会講堂及びEF会議室

3.内 容

招待講演、一般論文の発表

4.論文募集の詳細

(1)論文内容:
I.テーマ論文:「社会基盤施設の耐久性と維持管理問題」に関する論文や報告
1)長寿命化、2)予防保全、3)アセットマネジメント、4)現有性能評価技術、5)モニタリング技術、6)劣化予測技術、7)補修・補強技術、8)その他
II.一般論文: 建設安全問題、労働安全、安全教育、安全情報、安全システム、防災教育、地域防災、危機管理、BCP(事業継続計画)等に関する論文や報告
(2)応募方法
A4用紙1枚に、「土木学会安全問題討論会’13論文」と明記の上、(1)論文題目、(2)テーマ論文 I ・一般論文 II の別、(3)著者名、(4)所属、(5)論文概要(300字程度)、(6)連絡先(発表者)の氏名、住所、電話、FAX、E-mail、を記入の上、E-mailにて、下記宛にお申し込み下さい。
(3)応募期限
2013年6月7日(金)必着
(4)申込先・原稿提出先
〒160-0004 新宿区四谷1丁目番地(外濠公園内)
(社)土木学会安全問題研究委員会(担当:研究事業課 沖 いづみ)
TEL:03-3355-3559/FAX:03-5379-0125/E-mail:oki@jsce.or.jp
(5)原稿書式
論文原稿は、A4用紙で6あるいは8頁にまとめて下さい。
(書式はホームページ http://www.jsce.or.jp/committee/csp/cspl.htm)から入手可能)
(6)原稿提出期限
2013年 7月12日(金)
(7)論文掲載料
6頁:2万5千円、8頁:4万円、ただし第一著者が非会員の場合は1万円加算
(8)問合せ先
安全問題討論会実行小委員長 広兼 道幸
(関西大学、hirokane@res.kutc.kansai-u.ac.jp)
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会