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土木学会誌

催事
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5.アルミニウム合金材の土木構造物への活用に関するシンポジウム


アルミニウム合金はこれまで橋の高欄や道路の防護柵など付属品的な用途以外に土木構造物の主要部材として用いられることはほとんどなかった.しかし初期コストだけでなく,耐用年数を考慮に入れたライフサイクルコストを重視する近年の傾向から,維持管理コストが少なくてすむアルミニウム合金を土木構造物に積極的に活かそうという動きが出てきた.最近では,アルミニウム歩道橋,拡幅歩行者用アルミニウム床版が建設されるようになってきている.
このような状況を受けて,アルミニウム構造に関する研究委員会としては土木学会で最初の委員会が鋼構造委員会の下に「アルミニウム構造小委員会」として2009年3月に設立され,2012年2月に活動を終了した.本小委員会では,アルミニウム合金を土木構造物に活用できる可能性について多方面にわたって議論を重ねてきた.2010年9月には,北海道大学で開催された土木学会全国大会 研究討論会で,「21世紀の建設材料 アルミニウム合金の可能性」というテーマで,中間報告を行った.本シンポジウムは,最終成果を発表するとともに,参加者との意見交換の場としたい.

・主催

土木学会(担当:鋼構造委員会 アルミニウム構造小委員会)

・共催

日本アルミニウム協会,アルミニウム橋研究会

・行事コード

25290  略称:アルミ構造シンポ

・日時

2012年5月15日(火)13:00−17:00

・会場

土木学会 2階 講堂(東京都新宿区四谷1丁目外濠公園内)

・定員

100名程度(申し込み順)

・ 参加費

正会員3000円,非会員4000円,学生1000円(テキストとCD代含む)

・プログラム 

司会 大倉一郎(大阪大学)
13:00−13:10 開会の挨拶
倉西茂(鋼構造委員会アルミニウム構造小委員会 委員長)
13:10−13:30 アルミニウム構造物の現状
前田義裕(株式会社住軽日軽エンジニアリング)
13:30−13:50 アルミニウム合金材の摩擦撹拌接合と品質検査
萩澤亘保(日本軽金属株式会社)
13:50−14:10 道路橋用アルミニウム床版−鋼桁橋
長尾隆史(日本軽金属株式会社)
14:10−14:30 アルミニウム合金板の耐荷力
大倉一郎(大阪大学)
14:30−14:50 アルミニウム合金制震ダンパー
宇佐美勉(名城大学)
14:50−15:00 (休 憩)
15:00−15:15 アルミニウム床版による鋼橋の耐震性の向上 
野中哲也(株式会社耐震解析研究所)
15:15−15:30 拡幅歩行者用アルミニウム側道橋の耐食性調査  
高堂治(株式会社住軽日軽エンジニアリング)
15:30−15:45 鋼製高力ボルトとアルミニウム合金板の電食
有住康則(琉球大学)
15:45−16:00 アルミニウム合金を用いた鋼部材の犠牲陽極防食技術の開発
貝沼重信(九州大学)
16:00−16:15 アルミニウム材を用いた補強材の開発
石川敏之(京都大学)
16:15−16:55 全体討論
16:55−17:00 閉会の挨拶
大倉一郎(鋼構造委員会アルミニウム構造小委員会 幹事長)

・申込方法

学会誌綴込みもしくは土木学会ホームページ内
http://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdf)の「本部参加申込書」に所定の事項(特に行事コード番号)を明記のうえ,研究事業課行事担当宛にFAX(03-3355-5278)でお申し込み下さい.申込到着後,10日前後で折り返し「参加券」をお送りします.
土木学会個人会員の方は土木学会ホームページ
http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp)から申し込みが出来ます.
※申込みに関してのお願い
(1) 申込締切日前に定員に達している場合がございますのであらかじめご了承ください.なお,締切日以降の事前受付はいたしません.ただし,定員に余裕がある場合のみ,行事当日に会場にて受付いたします.
(2) お申込み後,やむを得ずキャンセルされる場合は,必ず開催日の1週間前までに下記の「問合先」にご連絡ください.ご連絡がない場合は,参加費を徴収させていただきますのであらかじめご了承ください.
(3)申込みをされる前に送金いただくことはトラブルの原因となりますので固くお断りいたします.

・申込期限

2012年5月1日(火)

・問合せ先

土木学会 研究事業課 佐藤雅泰
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目外濠公園内
TEL 03-3355-3559
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