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土木学会誌

催事
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5.シールドトンネル技術情報のデータベース化に関する報告会

行事コード:29105/行事略称:シールドDB化に関する報告会

・主 催

土木学会(担当:トンネル工学委員会技術小委員会シールドトンネルのデータベース構築に関する検討部会)

・日時

平成23年6月30日(木)14:00〜17:00

・場所

土木学会2階講堂
(〒160-0004 新宿区四谷1丁目外濠公園内 JR四ッ谷駅 徒歩3分)

・定員

120名(先着順)

・参加費

正会員:3,000円,非会員:7,000円,学生:無料【要学生証提示】
(テキストは,トンネル工学委員会HPより各自ダウンロードしてご持参下さい.)
※テキストのダウンロードページ:http://committees.jsce.or.jp/tunnel/download_sdb

・講習会概要

近年,我が国では,シールドトンネル工事の減少や,団塊の世代を中心とするシールドトンネルに精通したベテラン社員の退職により,日本のシールドトンネル構築技術の維持が危惧されています.一方,中国,アジアをはじめとする軟弱地盤上に大都市を有する国々では,シールドトンネルによる都市部インフラ整備が急増し,シールドトンネル構築技術の習得,発展が進んでいます.したがって,世界のシールドトンネル分野の中で,日本が今までと同様に技術的優位性を確保していくためには,世界最先端と言われる日本のシールドトンネル構築技術を,何らかの方法で若手技術者へ伝承していくことが必要です.
また,トンネルは,他の土木構造物と異なり,自然地盤の中に構築されることから,トンネルの維持管理を重点的に効率的に行うためには,「どのような地盤に,どのような構造物を,どのように造ったか」という情報が必要不可欠ですが,そうしたトンネル完成前の情報は,時間とともに逸散していっているのが現状です.
そこで,平成19年6月から,トンネル工学委員会技術小委員会「シールドトンネルのデータベース構築に関する検討部会」(部会長:杉本光隆(長岡技術科学大学))では,構築段階,維持管理段階にあるシールドトンネルを有する事業者,シールド工法技術協会に所属する施工者,シールドトンネルを設計するコンサルタント,土木学会建設マネジメント委員会,情報利用技術委員会に所属する方々に部会メンバーになっていただき,シールドトンネルの完成前の各種の技術的な情報(技術情報)をデータベース化して残し,利用する方法を検討してきました.
本報告会はその成果を発表するもので,一人でも多くの関係者の参加をお待ちしています.また,これを機会に,日本のシールドトンネル構築技術の維持,効率的な維持管理の実現に向けて,これら技術情報のデータベース化が推進されることを切に期待しています.

・申込締切日

平成23年6月17日(金)

・申込方法

個人会員の方は土木学会HP (http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp)から申込みが出来ます.また,学会誌綴込又は(http://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdf)の「本部行事参加申込書」に1人1枚必要事項を記入のうえFAXにてお申込下さい.

・問合先

土木学会研究事業課 トンネル工学委員会担当 竹原優子
Tel:03-3355-3559,Fax:03-5379-0125,E-mail:takehara@jsce.or.jp

・プログラム

14:00-14:05開会挨拶
杉本光隆(長岡技術科学大学)
14:05-14:30【特別講演】所管施設の計画的な維持管理への取り組み
浅古勝久(国土交通省) 
14:30-14:45シールドデータベースシステムの背景と目的
新井 泰(鉄道総合技術研究所)
14:45-14:55データの利活用に関する現状把握と提案
新井 泰(鉄道総合技術研究所)
14:55-15:20シールドトンネルデータベースシステムの枠組みとデータの取り扱い
志村 敦(阪神高速道路)
15:20-15:35休 憩
15:35-16:00シールドトンネルデータベースの内容・様式(その1)
松永卓也(鉄道・運輸機構)
16:00-16:15シールドトンネルデータベースの内容・様式(その2)
小泉卓也(日本シビックコンサルタント)
16:15-16:25シールドトンネルデータベースの運用規定
関 伸司(清水建設)
16:25-16:35シールドトンネルデータベースの課題と展望
西田与志雄 (大成建設)
16:35-16:55質疑応答
16:55-17:00閉会挨拶
新井 泰(鉄道総合技術研究所)
司会:栗木 実 (日本工営)
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会