環境水理部会 研究集会


環境水理部会研究集会2008 in 南紀白浜の報告
毎年恒例の環境水理部会研究集会は,今年度は和歌山県白浜町において6月20日〜21日の1泊2日の日程で開催された.研究集会は,研究発表会と現地見学会により構成され,研究発表会では招待講演2件,一般講演21件の話題提供に対し活発な討議が繰り広げられた.また現地見学会では,当地の関連学術スポット4箇所を訪問した.参加者総数は53名と大変盛況であった.最後に,本研究集会の準備および開催にご協力いただいた関係各位に御礼申し上げると共に,現地見学会の実施にあたって特に多大なるご助力を賜った,京都大学白浜水族館,和歌山県県土整備部河川課,和歌山県西牟婁振興局河港課の皆様に深甚なる謝意を表します.
研究発表会プログラム

6月20日(金)
14:00-14:05 藤田正治 部会長挨拶(開会)
14:05-14:50 芹澤重厚 招待講演:白浜海象観測所の歴史と成果(仮題)
写真1:講演中の芹澤氏
写真2:芹澤氏
写真3:会場の様子
14:50-14:55 (休憩)
14:55-15:40 深見裕伸 招待講演:温帯域のイシサンゴ群集とその特異性(仮題)
写真4:講演中の深見氏
写真5:深見氏
15:40-15:50 (休憩)
15:50-16:05 中野 晋 阿波竹ヶ島海中公園のサンゴ種と光環境の関係
16:05-16:20 安芸浩資 PHSIモデルによる温帯域のイシサンゴの生息環境評価
16:20-16:35 藤田正治 河川生物生息場評価法に関する一考察
16:35-16:50 赤松良久 新しい河川・流域生態系健全性評価法の開発
16:50-17:05 新谷哲也 オブジェクト指向型環境流体モデルの開発
17:05-17:15 (休憩)
17:15-17:30 守谷将史 シリカ欠損仮説の周辺
17:30-17:45 山根伸之 広島太田川流域のケイ酸流出形態
17:45-18:00 井芹 寧 流域圏における人為操作と栄養塩動態
18:00-18:15 泉山寛明 凍結融解による風化花崗岩の土砂化過程に関する基礎的検討
 
6月21日(土)
9:00-9:15 米山 望 貯水池内三次元流動解析による濁水長期化の抑制に関する研究
9:15-9:30 海野 仁 天然凝集材による貯水池の濁水長期化対策について
9:30-9:45 角 哲也 ダム堆砂の河川還元材利用における簡易処理手法の開発と土砂還元模型実験
9:45-10:00 南 修平 貯水池からの排出土砂の下流への伝播特性
10:00-10:15 藤原正季 洪水減衰期における細粒土砂の堆積可能時間による河床掘削形状の評価
10:15-10:30 井上徹教 底面境界層における流動観測手法の開発
10:30-10:40 (休憩)
10:40-10:55 和田雅光 紀ノ川流域の人為的停滞水域における植物プランクトンと各種イオン濃度の関係
10:55-11:10 下村卓矢 大和川における河川浄化施設の効果について
11:10-11:25 菅原康之 揖保川水系における河川水温の流域観測と変動要因の解析
11:25-11:40 井芹 寧 河川付着藻類現存量(クロロフィルa)の現地簡易計測法の提案
11:40-11:55 宮路和葉 酸素・水素同位体比を利用した湖の蒸発率推定法の提案
11:55-12:10 宮本仁志 実河川および室内水路の乱流が誘起する水面波紋の挙動特性について
12:10-12:15 閉会の挨拶
13:00- 見学会出発

現地見学会プログラム

13:10-14:00 京都大学白浜水族館
写真6:水族館第1水槽
写真7:解説中の深見氏
写真8:第2水槽室見学の様子
14:15-15:00 鉛山鉱山跡
写真9:梶原谷川河口全景
写真10:梶原谷川河口部
写真11:水質調査を指示する井伊氏
写真12:見学時の様子
15:30-16:00 日置海岸
写真13:日置海岸全景
写真14:見学時の様子
写真15:ウミガメの足跡を辿る井芹氏
17:00-17:30 富田川西谷地区
写真16:富田川西谷地区全景
写真17:西谷川合流部
写真18:西谷川