公益社団法人土木学会


平成18年度認定
札幌本道赤松並木
亀田郡七飯町、函館市 竣工年:1874(明治7)年〜1877(明治10)年
わが国最初の本格的な西洋式馬車道「札幌本道」完成の際に移植された赤松の並木道。日本近代道路史と北海道農業開拓史における歴史遺産。

 札幌本道は、北海道の玄関口の函館と開拓使本庁の置かれた札幌をつなぐ北海道開拓の幹線道路として整備された、約224kmのわが国最初の西洋式馬車道です。
 1876(明治9)年、明治天皇が七重勧業試験場に行幸されたのを記念して、翌10年にかけて札幌本道沿いに松などの樹木を相当数移植したものが、現在の赤松並木のもとになりました。赤松並木は、函館市桔梗町から七飯町峠下までの一般国道5号の約14km区間に1420本、その高さは20mを超え幹径は80cmに達しています。現在も地域住民によって保存育成活動が盛んに行われ、ここの赤松は七飯町の町木に指定されています。特に、大中山から鳴川町の2kmにわたる並木は、樹齢100年を超えた巨木の樹形もよく、両側の土塁の上から路上に枝を広げた緑のトンネルは圧巻です。


赤松並木

赤松並木

札幌本道七飯桔梗間(明治初期)
七飯町歴史館 所蔵

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用語解説
行幸(ぎょうこう)
天皇が外出すること。

北海道選奨土木遺産カード : No.12 札幌本道赤松並木

選奨土木遺産マップ



札幌本道赤松並木の石碑(説明板)