公益社団法人土木学会

組織紹介組織紹介

土木学会 北海道支部


土木学会北海道支部 支部長挨拶
土木学会北海道支部 支部長挨拶/松村 瑞哉


 前任の杉山支部長の後を引き継ぎ、今年度土木学会北海道支部の支部長を務めることになりました北海道電力の松村です。  近年、北海道では、北海道新幹線の札幌延伸工事、札幌中心部における都市再開発、千歳市における半導体製造工場の建設や泊発電所の安全対策工事など、注目すべき大規模プロジェクトが数多く進行しています。また、再生可能エネルギーについても北海道は国内屈指のポテンシャルを有しており、風力発電をはじめとする多くのプロジェクト開発が見込まれています。
 一方、2024年度より本格化した建設業界における働き方改革の流れの中、高齢化および人口減少に伴う建設業の人材不足は依然として大きな課題となっています。加えて、気候変動の影響による自然災害が全国的に増加しています。既存インフラの老朽化に関しても、全国で道路の陥没などの事故が相次いでいます。また、インバウンド観光客の増加を受けて、観光施設や交通網の整備の必要性が高まっています。
 こうしたさまざまな課題に対応していくためには、土木技術の向上・進化が不可欠です。特に、生成AIをはじめとしたデジタル技術(DX)の活用による業務効率化・生産性向上は大いに期待されるところです。土木学会としても産学官が連携し、土木技術の発展と土木技術者の育成を図って参ります。
 来年(2026年)は、札幌市で全国大会が開催される予定です。全国大会は、土木技術者が一堂に会する貴重な機会であり、最新の技術や知識を共有する場となります。北海道支部として、成功に向け全力を尽くして開催準備を進めて行きます。
 最後になりますが、これからの支部活動のさらなる活性化と北海道の将来への貢献に努めて参りますので、会員の皆様には引き続きご指導・ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。


組織図