公益社団法人土木学会


平成17年度認定
宗谷線剣淵・士別間鉄道防雪林(深川林地)
上川郡剣淵町 完成年:1942(昭和17)年
過湿泥炭地に土壌改良法を取り入れた鉄道防雪林植栽技術を確立し、宗谷線のみならずその後の道内各路線の安定輸送に寄与した。

 宗谷線剣淵・士別間は、過湿泥炭地のために、樹木の生育にまったく適さず、線路周辺の防雪林は枯死に瀕している状態でした。このため、吹雪になるたびに一瞬にして線路は埋没し、列車の立ち往生が頻発していました。
 深川冬至氏は、泥炭の分解を促進する土壌改良法を取り入れ「ドイツトウヒ」を植栽した結果、12.7kmにも及ぶ立派な防雪林となり、列車の安定輸送が現在もなお確保されるようになりました。1966(昭和41)年には、旭川鉄道管理局長以下職員一同で、その林地に「緑林護鉄路」の文字を刻んだ鎮魂碑を建立し、その後一部はふれあい公園やパークゴルフ場として町民に親しまれています。


吹雪に耐えうる防雪林の創出

1966年(昭和41年):
旭鉄職員一同で、その林地に鎮魂碑を建立。深川冬至氏の偉業を継承する、敬慕の林地とした。

冬期における雪と林帯の白と緑のコントラストは、壮観な景観を誇る

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北海道選奨土木遺産カード : No.10 宗谷線剣淵・士別間鉄道防雪林

選奨土木遺産マップ


※見学は線路や踏切、プラットホームに入らずにアプローチの道から見学してください。