公益社団法人土木学会


平成17年度認定
雨竜発電所
上川郡風連町、雨竜郡幌加内町 完成年:1943(昭和18)年
我国初の地下式発電所で、その巧みな発電計画により北海道の電力供給の中核を担っている昭和初期を代表する電力土木構造物。

 雨竜発電所は、石狩川水系雨竜川の支流に設けられた2つの貯水池から延長約3.5kmの導水路により、天塩川へ放流する出力51,000kWの水力発電所であり、現在でも、道内の重要な電源の一つとして活躍しています。
 当時、北海道開発のために低廉で豊富な電力を供給することを目的とし、第2次大戦中の資材不足に悩まされながら、16年の歳月をかけて建設された我国初の地下式発電所です。2つの貯水池は、それぞれ「朱鞠内湖」、「宇津内湖」と呼ばれ、建設当時は東洋一の貯水量を誇り、朱鞠内湖の面積(2,373ha)はダム湖としては現在でも日本一です。
 朱鞠内湖一帯は道立自然公園に指定されており、多くの釣り客が訪れるとともに、四季折々の自然風景にも恵まれ、地元幌加内町の重要な観光資源となっています。


発電所付近全景(1941(昭和16)年)

朱鞠内湖と雨竜ダム

雨竜第一ダム


雨竜第二ダム

※画像をクリックすることで拡大してご覧いただけます。


北海道選奨土木遺産カード : No.9 雨竜発電所

選奨土木遺産マップ