公益社団法人土木学会

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土木学会 北海道支部


土木学会北海道支部 支部長挨拶
土木学会北海道支部 支部長挨拶/鷲尾 亨


 このたび、令和5年度土木学会北海道支部の支部長を務めさせていただくことになりました北海道建設部技監の鷲尾でございます。前任の早野支部長の後を引き継ぎ、土木学会北海道支部の更なる発展のため、職務に努めて参ります。
 さて、3年以上にわたり猛威を振るった新型コロナウイルス感染症も、本年5月8日から、感染症法上の扱いが「5類」に移行し、ウィズコロナという新たなフェーズに入り、社会経済活動の正常化が期待されております。
 一方で、全国的に自然災害が頻発・激甚化し、北海道においては日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震などの地震災害のリスクも高まっているほか、昨今の国際情勢の変化に伴うエネルギー価格、物価の上昇など、北海道・建設土木を取り巻く情勢は大きく変化しています。
 全国に先駆けて高齢化・人口減少が進む本道においては、こうした自然災害などの脅威の中でも、道民の安全・安心な生活を支える社会インフラを整備・維持することは、極めて重要であり、その中心的役割を担う我々シビルエンジニアの責務であります。そして、その責務を全うするためには、次世代の土木技術者の育成や、新技術の開発、既存技術の伝承も重要な課題であります。
 このような現状を踏まえ、北海道支部の今年度の活動は、重要な技術交流の場である「年次技術研究発表会」の開催のほか、土木の魅力や土木技術者の果たす社会貢献などについて、国民の皆様により深くご理解いただくための「イブニングシアター」や「親子で土木の現場めぐりバスツアー」などの情報発信活動、土木を学ぶ学生が職場や現場を訪問する「VISIT」に加え、「若手技術者交流サロン」をはじめとする支部活動活性化事業などを実施し、次世代を担う若手技術者の発掘や育成にも積極的に取り組んで参りたいと考えております。
 これからの一年間、土木学会と北海道の発展に寄与すべく、微力を尽くして参りますので、会員の皆様には引き続きご指導・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


組織図