公益社団法人土木学会

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土木学会 北海道支部


土木学会北海道支部 支部長挨拶
土木学会北海道支部 支部長挨拶/島村 昭志


 このたび、土木学会北海道支部の支部長を務めることとなりましたJR北海道の島村でございます。前任の木村支部長の後を引き継ぎ、土木学会の更なる発展のため、微力ながら尽力して参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
 昨年は、9月に台風15号、10月に台風19号が相次いで来襲し、日本各地に甚大な被害をもたらしました。特に台風19号は、東日本の広い範囲での記録的な大雨により、各地で河川の氾濫や土砂災害、市街地における浸水、落橋などの被害も相次ぎました。北海道では、平成28年8月に多数の台風が上陸し、大雨により河川の氾濫や土砂災害が発生したことが記憶に新しいと思います。このように、北海道においても近年の自然災害の激甚化により、現状のインフラでは対応しきれない状況となってきており、今後の整備計画についての見直しが必要と考えられ、この点で土木学会の果たす役割は重要と思われます。
 また、建設業界においては、慢性的な人手不足が続いており今後は生産年齢人口の減少、技術者の退職などでさらに厳しい状況となることが予想されます。一方で今春から第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスが始まり、これまで取り組んできた業務の機械化や省力化への流れがますます加速していくと思います。また、構造物の維持管理においては、これまで「人」に頼る面の多かった点検作業をドローンやAI(人工知能)などの新技術を導入することにより自動化・効率化する取り組みも進められています。このような技術は日々進化しており、これらの動きに柔軟に対応することで、若い世代にも「土木」に興味を持ってもらえると思います。
 今年の2月頃より世界的に流行している新型コロナウイルスの影響が収束の兆しを見せず、北海道においては2月28日に緊急事態宣言、4月12日に北海道・札幌市緊急共同宣言が出されたことにより、皆様におかれましては不自由な生活を強いられていることと思います。また、今年開催が予定されていた東京オリンピックも延期されるなど、世界全体の先行きが不透明な状況であります。このような状況ではありますが、北海道支部においては、これまで実施してきた年次技術研究発表会のほか、一般の皆様を対象に幅広く土木を知ってもらうための「映画会」や「現場めぐりバスツアー」等、また、学生や若手技術者を対象とした「VISIT(職場訪問)事業」や「若手技術者交流サロン」等をその時々の状況に応じて可能な範囲で実施し、土木の魅力を伝えることで、次世代を担う若手技術者の確保・育成に取り組んでいきたいと思います。
 最後になりますが、これからの支部活動の更なる活性化と北海道の将来への貢献に努めてまいる所存でございますので、皆様方の特段のご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。


組織図