土木学会 平成26年度全国大会 第69回年次学術講演会

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学会誌【特集】予告

土木学会誌9月号【全国大会特集】のご紹介

テーマ「百年の計,変わらぬ使命感と進化する土木」
Centennial Jubilee of Civil Engineering Legacy and the Resolute Mission for Evolutionary Designs


【企画趣旨】
 2014年、土木学会は創立100周年の節目を迎える。土木学会が設立された1914年は、欧州で第一次世界大戦が起こった年であり、土木の視点からみるとパナマ運河が開通した年でもあった。世界史のページの記憶として認識される100年前のこのときに、大阪では既に御堂筋とその下には、地下鉄御堂筋線が完成していた。
 この頃、日本には20万台程度の自動車しか存在していなかった。このような状況の中、道幅44m、延長4kmの御堂筋の計画が発表されると市民からは飛行場でも作るのかと揶揄され、地下鉄の駅も巨大で豪華過ぎる空間といわれていた。当時、これらのプロジェクトに多額の予算を投じることは、極めて大きな決断であったといえる。しかしながら、これらの施設は、100年以上経た今では、その役割を十二分に果たしている。まさしく100年の計に相応しい大規模プロジェクトといえる。
 高度成長期とよばれる時代には、例えば自動車の普及に同期して高速道路が整備されたように、社会の急激な発展を支えるために数多くの社会基盤が整備され、また、それが社会の発展をさらに加速させてきた。100年前の社会では、100年先を見据えた社会基盤整備がなされていたが、高度成長期を迎え、社会基盤整備は急激な社会の発展に追い越され、社会の課題に応える形で整備がなされ、いわば課題先行型の社会基盤整備へと移行していった。
 社会の多くの面が右肩上がりの成長期には、目指している方向性が共通認識として持ち易い。しかし、日本も成長期から成熟期に移行し、社会の次の方向性を見定めることが難しい時代を今迎えている。
 100年前の1914年頃に百年の計を考える際には、欧米をはじめ先進国のイメージを参考に将来の日本の姿をそこに見出すことができたが、今の時代、百年の計を考えるときに参考にすべきイメージを探すことは容易ではない。今後は、我々自身で将来の日本のあるべき姿のイメージを作らなければならないといえる。
 今年の全国大会は、「百年の計、変わらぬ使命感と進化する土木」をメインテーマに大阪で開催される。本特集は、このメインテーマに則したもので、関西におけるこれまでの社会資本整備の歴史を振り返り、現在進行しているプロジェクトを踏まえつつ、将来の社会の姿をイメージすることにより、これからの百年の計を考える参考になることを期待して企画した。本特集は、「過去」、「現在」、「未来」の3部で構成されている。  第1部【関西圏における土木の歴史を知る】では、過去の関西圏における社会資本整備の歴史を辿り、一世紀にわたり企画・実施されてきた土木技術とその果たしてきた役割を紹介する。それらの土木技術には、その地域の原点となる対策が講じられており、関西圏において果たしてきた土木の役割を興味深く理解することができる。
 第2部【関西圏における土木とインフラ整備の現状と展望】では、関西圏における現在進行中のインフラ整備を紹介する。輸送インフラやエネルギーインフラなど、現有するインフラを中心とする近年の土木技術を紹介し、あわせて将来の展望についても言及する。  第3部【関西圏における土木の将来像】では、関西圏の歴史と現状を踏まえ、これからの関西圏において果たすべき土木の役割と、インフラや都市整備などの目指すべき方向性について言及し、関西圏と土木の将来像を示す。

第1部【関西圏における土木の歴史を知る】
 阪急電鉄と沿線の地域開発
 先見性のある計画に基づく御堂筋の整備
 名神高速道路の建設
 阪神高速道路の建設と運用・管理
 日本万国博覧会と関連事業
 関西文化学術研究都市の建設
 琵琶湖総合開発事業
 明石海峡大橋の建設

第2部【関西圏における土木とインフラ整備の現状と展望】
 大阪都市圏における鉄道のインフラ整備
 関西圏における道路インフラの整備
 関西圏を越えて延び行くガス輸送幹線
 国際コンテナ戦略港湾『阪神港』の整備
 関西国際空港建設プロジェクトの歴史と展望
 廃棄物最終処分で6府県を支える大阪湾フェニックス事業

第3部【関西圏における土木の将来像】
 次の百年の計 関西圏における土木と国土の将来像



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