全体討論会（入場無料）

テーマ

１．開催目的

大会テーマである、「土木はつなぐ、“地域”を、“生命（いのち）”を、そして“未来”へ」について、現在の土木を取り巻く自然環境や情勢等の変化を踏まえ、広範な地域を俯瞰した議論を行い、人類と自然の未来を見据えた新たな土木の役割について、見いだすことを目的とします。

２．討論内容

新たな土木の役割を見いだすために、土木分野以外で、かつ土木の新しい方向と期待される分野でご活躍されている方々、特に女性の方を中心にパネラーをお願いし、現在の取り組みや最前線の研究動向のご紹介を通じて、土木が進むべき方向に関し、ご示唆を頂きたいと思います。

今回の全体討論会では、パネラーの方々には、土木が進むべき具体的方向をご教示して頂くのではなく、その素材を提供して頂くだけにとどめ、会員自らが進むべき方向を考えることを期待するものであります。

パネラーからの専門分野の話題提供後、会場との意見交換を通して議論を深め、2014年の土木学会百周年に向けた、土木の再定義についての議論を始める試みを行うものであります。

パネルディスカション講師の紹介

コーディネーター

佐々木　隆生　SASAKI Takao

• 北海道大学サスティナビリティ学教育研究センター長
• 北海道大学公共政策大学院特任教授
• 北海道大学経済学部教授（1989-2005）、北海道大学公共政策大学院教授（2005-2009）、北海道大学公共政策大学院長（2007-2009）
• キーワード：国際公共財の政治経済学－危機・構造変化・国際協力

パネリスト

桜井　あけみ　SAKURAI Akemi

• まちづくり団体・しれとこウトロフォーラム２１事務局
• 知床エコロード協議会委員
• 斜里町町議会議員
• キーワード：まちづくり、地域活動、環境

林　美香子　HAYASHI Mikako

• キャスター、慶応義塾大学大学院システム・デザイン・マネジメント研究科教授
• 北海道大学農学部卒
• 北海道大学工学部社会人博士課程修了
• キーワード：農村と都市の共生による地域再生、食、農業、環境、地域づくり

松井　俊久　MATSUI Toshihisa

• NASA ゴダード宇宙飛行センター　大気研究所　メソスケール大気科　研究員
• 神戸大学建設学科土木卒
• コロラド州立大学　大気学科博士課程修了
• キーワード：衛星リモートセンシングと高解像度大気モデルとの融合

東　久美子　AZUMA Kumiko

• 国立極地研究所准教授、気水圏研究グループ
• 第45次日本南極地域観測隊越冬隊
• 北海道大学工学研究科応用物理学専攻博士後期課程終了
• キーワード：南極と北極の氷から見た地球環境変動

眞田　明子　SANADA Akiko

• JICA 地球環境部　環境管理グループ　環境管理第一課
• 横浜国立大学大学院工学研究院計画建設学専攻修了
• MSc Environment and Sustainable Development 修了、University College London(UCL)
• キーワード：途上国の都市環境、案件発掘、計画立案、案件管理

加賀屋　誠一　KAGAYA Seiichi

• 北海道大学大学院工学研究院教授
• 北海道大学大学院工学研究科教授（1997-2005）、北海道大学大学院公共政策学連携研究 部教授（2005-2007）、北海道大学大学院工学研究科教授（2007-2010）
• 北海道開発庁（現国土交通省、1970-1975）
• 土木学会理事（2007-2008）
• キーワード：社会基盤計画学、戦略的環境アセスメント、環境市民による地域環境資源の保全