ジョイントセミナー
Joint Seminar

土木学会−大韓土木学会ジョイントセミナー−コンクリート構造物の耐久性に関する将来の展望

(2003.10.25, 大韓土木学会, コンクリート委員会)

JSCE-KSCE ジョイントセミナー 実施報告



昨年度のタイ工学会とのジョイントセミナーに続き,今年度は大韓土木学会とジョイントセミナーを開催した.今回は土木学会(国際委員会,コンクリート委員会)と大韓土木学会,韓国コンクリート工学協会の共催により,今年度の大韓土木学会全国大会に合わせ下記のテーマ,日程,会場で開催された。

テーマ:Durability Concern on Concrete Structures for the Future
    (コンクリート構造物の耐久性に関する将来の展望)
日時:2003年10月25日(土)午後1:10〜4:10
会場:韓国大邱市コンベンションセンター

セミナーの概要は次の通りである.

Opening Speeches
Moriyasu Furki, Executive Director of JSCE
Han-Young Moon, President of Korea Concrete Institute

Presentations
"Maintenance Plan for 100 Years of the Service Life on Newly Constructed Bridge Piers in Shin-Kitakyushu Airport"
Koji Takewaka, Kagoshima University, Japan

"Factors Influencing Durability Characteristics of Concrete: Carbonation and Chloride Diffusion"
Y.S. Chung, Chung-Ang University, Korea

"Experimental Research of the Influence of Carbonation on the Concrete Characteristics"
Jin-Keun Kim, Korea Advanced Institute of Science and Technology, Korea

"Development of Simulation Model for detecting Long-Term Performance of Concrete Structure in Marine Environment"
Takumi Shimomura, Nagaoka University of Technology, Japan

"Advanced Chloride Penetration Analysis Considering Reinforcements"
Byung-Hwan Oh, Seoul National University, Korea

"Standard Specification for Concrete Structures - 2001 Maintenance"
Hidenori Hamada, Port and Airport Research Institute, Japan

"Development of Korea Standard Specification for Durability of Concrete Structures and Cracking Evaluation in Early-Age Concrete Structures"
Ha-Won Song, Yonsei University, Korea

"Utilization of NDI to evaluate Concrete Structures"
Yoshitaka Kato, University of Tokyo, Japan

"Researches in Korea on FRP for Durable Concrete Structure"
Jongsung Sim, Hanyang University, Korea

"Rehabilitation of Concrete Structure by Using Electrochemical Corrosion Control Methods"
Sakae Ushijima, Aoki Corporation, Japan

Ceremony of Presentation of Gifts, Soo-Sam Kim, President of KSCE


近年,コンクリート構造物の耐久性は大きな関心を集めており,2001年にはコンクリート標準示方書維持管理編が発行された.韓国でも状況は非常に似ており,コンクリート構造物の維持管理な重要課題となっている.また,仁川国際空港の建設・拡張工事に際しては,耐久性に対する十分な配慮が要求されている.このような背景のもとで今回のジョイントセミナーのテーマが定められた.セミナーの参加者数は約80名に上り,両国の最新の研究成果に基づいて,熱心な講演,意見交換が行われた.途中から時間が不足し始め,質疑応答を省略せざるを得ない事態となった.大韓土木学会全国大会概要集とは別にセミナー論文集が発行され,上述の講演に対応した10編の論文が収録されている.なお,このジョイントセミナーはマスコミの注目も集め,新聞等で報道される予定とのことである.

上記のセミナー概要に記した通り,土木学会古木専務理事に引き続いて,韓国コンクリート工学協会のMoon会長がオープニングスピーチをされ,セミナー終了後には,大韓土木学会のKim会長からすべての発表者一人ずつにたいへん立派な記念品が手渡された.また,前日の夜に開催された大韓土木学会晩餐会には日本側のセミナー講演者が招待され,晩餐会中に各自の名前が呼ばれ,出席者に紹介された.韓国側の対応は,たいへん丁重なものであった.

今年度もたいへん有意義なジョイントセミナーを開催できたが,これは武若先生(鹿児島大学)とSong先生(Yonsei大学)の献身的な努力に負うところが大きい.末筆ながら,ここに記して感謝の意を表する次第である.


(国際委員会幹事 山口栄輝)

  

武若教授からKSCE Kim会長への記念品の授与



Top

© Japan Society of Civil Engineers