環境水理部会 研究集会


環境水理部会研究集会2015 in 香川の報告
環境水理部会研究集会2016 in 香川
XXXX年度の研究集会につきましては、XXXX県にて予定通り実施されました(開催案内)。 XXXX、XXXX、XXXX、XXXX等の現場見学および研究発表会では、有意義な意見交換ができました。ご協力いただいた、XXXX,XXXXの方々に感謝いたします。
土木学会水工学委員会環境水理部会では毎年恒例の研究集会を高松市にて開催します。環境水理に関する研究発表を広く募集いたしますので、興味をお持ちの方は是非ご参加ください。申し込みの資格は特に設けません(環境水理部会委員である必要はありません)。
香川県は年間降水量が約1200mmと少なく、古来より水資源の確保に努めてきました。満濃池や豊稔池に代表されるため池や香川用水といった施設が建設され、水の有効な利用が行われてきました。しかし、近年は施設の老朽化や東南海・南海地震に対する耐震化対策、人口減少や地球温暖化といった社会的・自然的変化の水資源や水環境に与える影響が懸念されています。 香川県の河川は瀬戸内海(燧灘、備讃瀬戸、播磨灘)に流入し、その水質は瀬戸内海の環境形成に大きく関わっています。香川県は日本で一番小さい県であり、里海と里山をつなぐ河川がコンパクトに配置され、それらの繋がりをより身近に考えることもできます。さらに香川県の河川では、少ない降水量のために流量が少なく、瀬切れする河川もあります。そういった香川県における河川の本来の自然環境とは何でしょうか?
このたびは香川の水環境の特徴とその将来を考える研究集会を企画しました。上記のような現状を理解し、土木学会水工学委員会環境水理部会メンバーをはじめ水圏環境に興味のある研究者・技術者で現地を訪問し、今後の治水・利水・環境の観点から沿岸海域を含めた流域管理の在り方、学会としての貢献の在り方について考えたいと思います。

1.日 時
平成28年5月19日(木)〜5月20日(金)

2.開催場所
高松市生涯学習センターまなびCAN 大研修室
〒760-0040 香川県高松市片原町11番地1

3.参加者
総数XX名(部会委員XX名、一般参加XX名)
3.内 容
5月19日(木) 研究発表会(土木学会CPD対象)、交流会
13:00〜16:15 研究発表(2セッションを予定)
※一般発表約15分(質疑含む。発表希望者数により変更あり)
16:30〜18:00 特別講演:「瀬戸内海の環境の変遷と将来」
多田邦尚(香川大学農学部教授、香川大学瀬戸内圏研究センター長)
19:00〜21:00 交流会・ナイトセッション(DELTA MARKET)
見学会の紹介、若手アピールなど
*CPD対象は研究発表会のみです.単位は7単位です.
5月20日(金) 研究発表会(土木学会CPD対象)、見学会
9:15〜12:00 研究発表(2セッションを予定,地球温暖化適応など)
※一般発表約15分(質疑含む。発表希望者数により変更あり)
12:10〜19:00 現場見学会(昼食含む、バス利用)
土器川、香川用水記念館、香川用水東西分水工、満濃池
  ※帰路に、高松空港を経由して、JR高松駅まで向かいます。
※協力:四国地方整備局香川河川国道事務所、水資源機構、かがわ水と緑の財団

4.申し込み方法
参加申込書に必要事項を記入の上、下記事務局まで、メール添付かFAXにてお送りください。
※申込期限:平成28年4月22日(金)
参加申込書はこちら

5.参加費用(予定)
* 研究発表会:2,000円(一般)、学生は無料
* 交流会(19日夜):4,500円(一般)、2,000円(学生)
* 見学会(20日午後):3,500〜5,000円(昼食代含む)
 ※当日徴収、参加人数により変更する可能性有

6.話題募集
流域圏(湖沼,貯水池,河川,河口域,沿岸)の物理・化学・生態に関する多様なテーマ.特に,震災関連の話題や普段論文にまとめにくい内容も歓迎します. 話題提供をされる方はA4用紙2ページ以内(様式自由)にまとめた原稿を PDFファイル化し、下記事務局までメールにて 送付して下さい。
参考:昨年度の講演要旨はこちら

7.研究会までの各締め切り
参加申込:平成28年4月22日(金)
原稿締切:平成28年5月6日(金)
※原稿は環境水理部会HPに掲載予定ですので、各自ダウンロードして会場にご持参下さい。
※HPに原稿を掲載する都合上、原稿提出は締切厳守でお願いいたします。

8.申し込み・論文投稿先・問い合わせ(事務局)
香川大学工学部安全システム建設工学科:石塚正秀
 〒761-0396 香川県高松市林町2217番20
 TEL:087-864-2143 / FAX:087-864-2188
 E-mail: ishizuka【アットマーク】eng.kagawa-u.ac.jp

詳細な開催案内はこちら  [2016.4.08時点版]


情報更新履歴履歴
5月29日:第2セッションの講演が1件キャンセルとなりました。(下記プログラムをご覧ください。)
5月29日:第3セッションの講演が1件キャンセルとなりました。(下記プログラムをご覧ください。)


発表会プログラム(5月12日時点版,変更の可能性があります.)
9:15 会場・受付開始
10:00-10:05 開会挨拶(部会長:角 哲也)
10:05-10:20 司会:角 哲也
二瓶 泰雄 東京理科大学 環境水理学の発刊の経緯
10:20-11:50 河道植生・ハビタット・河道管理(6件) 司会:宮本 仁志
大石 哲也 土木研究所 河川における植物と地形
乾 隆帝 山口大学 ヤナギ類の空間分布予測
宮本 仁志 芝浦工業大学 鬼怒川・小貝川における樹林化・藪化の実態把握
三島 康二 京都大学 航空写真を用いたアユの生息場適地の定量化手法−淀川水系を例にして
山下 慎吾 魚と山の空間生態研究所 小さな自然再生:流域の土と木で手づくり魚道
田中 茂信 京都大学 2013年台風18号による桂川の洪水氾濫
11:50-13:00 昼食
13:00-14:15 沿岸域・湖沼(5件) 司会:梅田 信
矢野 真一郎 九州大学 諫早湾締切堤防が有明海・諫早湾の塩淡成層に与えた影響
木村 延明 九州大学 小規模な浅い湖沼における日変化する物理過程の研究
梅田 信 東北大学 十三湖のヤマトシジミの浮遊幼生に関する調査と,個体群の成長に関するモデル解析
山本 茂友 鳥取大学 宍道湖における3次元湖沼生態系モデルの開発と検証
中田 一騎 鳥取大学 宍道湖における水質予測管理システムのプロトタイプ開発
14:15-14:45 休憩
14:45-16:00 ダム・水質・計測法(5件) 司会:矢島 啓
宮川 仁 土木研究所 土木研究所におけるダムを中心とした水理的課題と解決の方向性について
井芹 寧 西日本技術開発株式会社 寄生化藻類を用いたアオコ対策技術の開発(その1:化学条件制御法)
海野 仁 土木研究所 出水時に河川を流下する土粒子の沈降現象
井上 徹教 港湾空港技術研究所 底面での微小酸素濃度分布を参照した摩擦速度の推定
今福 大智 大阪大学 道頓堀川の水質改善に向けた水門操作の再検討
16:00-16:20 休憩
16:20-17:50 特別講演(2件) 司会:角 哲也
岩田 明久 京都大学 氾濫原環境と魚類生態(亀岡のアユモドキ保全を例にして)
竹門 康弘 京都大学 氾濫原と治水・利水・環境の共生
17:50-18:00 閉会挨拶(新部会長:宮本 仁志)
※終了後、歩いてキャンパス内のきはだホールに移動、交流会(18:30-20:30)

原稿のPDFデータをまとめてダウンロードする場合はこちら発表原稿集(約12MB)】 [2015.5.12版]
発表原稿集には、上記プログラムにおいて発表原稿がダウンロード可能となっているものが収録されています。
※発表用のプロジェクターとパソコン(Windows7/8、Microsoftoffice2013)は会場に備えます。
講演者は当日セッション前にファイルを会場のパソコンにコピー,もしくは各自パソコンを準備ください。