Message from the Chairman

ご挨拶

前川先生写真2.jpg平成29年度におきましては、コンクリート標準示方書の改訂審議の山場を迎えます。技術の進歩、知識と経験の集約、現行基準類の評価、さらに社会の動向も総合的に考慮し、標準として推薦すべきコンクリート技術の社会実装を目して、示方書の改訂を進めていきます。

品質の確保は時の速い流れに依らず、委員会の変わらぬ目標です。そして、その達成手段は柔軟であるべきと考えます。向こう10年を想像するに、就業人口の大幅な変化(高齢化)と長足の進展を見せている情報技術の展開は、土木に限ることなく、あらゆる産業や組織の共通の環境となることは間違いないでしょう。コンクリート委員会では、公平中立なエンジニアの立ち位置のもとに委員各位の真摯な議論を経て、昨年は生産性向上の視点から、目標達成の標準的な手段について具体的に提言を行ってきました。地道に継続的に今後も取り組んでいきたいと思います。

同時に、複数の既往の指針類の改訂も示方書改定のスケジュールに平行して進んでいます。基準類は常に完全ではありません。内容の充実を進めるとともに、基準類が技術の進歩の阻害要因になることすらあることも忘れず、複数のセクターで成り立っている産業構造のなかで、皆が乗れる生産的な妥協案を見出す努力を常に心がけたいと思います。

今日から近未来にかけての情報基盤の広がりは大きな変化をもたらすチャンスのように感じています。それぞれのセクターが有する情報が相互に交換、参照され得るとすれば、それは各セクターの利益と最終製品たるコンクリート系社会基盤の性能向上と品質保証が両立するはずです。これはコンクリート標準示方書の基本原則編の底流をなすものでもあります。良質な情報を広く共有することは、生産的な合意を得るための必須の条件です。この環境を今後も維持すべく、幹事長、幹事の皆様と日々、協働して会務を進めてまいります。

平成29年6月20日
 コンクリート委員会・委員長
東京大学社会基盤学専攻・教授
 前川 宏一

「コンクリート技術シリーズ」について

「コンクリート技術シリーズ」は主に第3種小委員会の成果報告書であり,コンクリート委員会が承認した指針,規準ではありません.そのため,その内容を参照,引用される際にはご留意下さい.



以下についての詳しい内容はニュースのページへ!!

2018年版コンクリート標準示方書[維持管理編][規準編]発刊にともなう講習会を,10/19(東京),10/31(大阪)に開催の予定です.

2017年版コンクリート標準示方書[設計編][施工編]発刊にともなう講習会を,土木学会の各支部にて開催します.詳しくはここをクリック

混和材を大量に使用したコンクリート構造物の設計・施工指針(案)制定,および,高炉スラグ微粉末を用いたコンクリートの設計・施工指針改訂 報告会を開催します(於:東京大学 武田ホール,9/7,申込期限8/30).詳しくはここをクリック

高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートに関する研究小委員会(354委員会)成果報告会を開催します(於:土木学会,9/12,申込期限9/4).詳しくはここをクリック

「「繊維補強コンクリートの構造利用研究小委員会(346委員会)第2期・成果報告会(繊維補強コンクリートの構造設計とその課題)」を開催します(於:土木学会,9/14,申込期限9/3).詳しくはここをクリック

2012,2013年版コンクリート標準示方書 Q&Aと正誤表

JSCE Concrete Committee updated 2018-08-01