Message from the Chairman

ご挨拶

前川先生写真2.jpg平成27年度初頭にコンクリート委員会委員長を仰せつかり、今年で1年が経過しました。この間,常任委員会幹事並びに委員の皆さまには本委員会会務はもとより、活発な調査研究活動を継続して頂きました。改めて御礼申し上げるとともに、土木学会と社会への貢献に敬意を表する次第です。委員長拝命時に、委員会活動が技術の継続的な伝承の場としても機能することを心したい旨を申し上げました。昨年度は例年以上に技術の水平展開の筋で委員会活動が推進され、本会に関わる活動に参画されている委員各位の所属や年齢も拡大してきたように思います。委員長としても嬉しく思っています。

昨年の第一回常任委員会以降、土木学会や関連協会・団体においても生産性向上が改めて大きなキーワードとなってきました。本年度から、土木学会新会長のもとに分野横断型の生産性向上タスクフォースが立ち上がりました。国土交通省では、本年度を生産性向上元年と位置付けられました。コンクリートに関わる工事や設計等は,生産性向上の重点領域とみなされており(すなわち生産性が低いとの評価)、当該分野に深く関わる我々としても看過できないものであります。

小委員会活動の多くが品質と生産合理化の双方に直接的に貢献するものでもあり、決して相矛盾するものではありません。社会実装された技術革新は、分野に関わらず常に品質、生産性、省力化等を同時に達成してきたのが工学の歴史です。委員会活動の成果を基準類等の提案を通じて社会実装していくことは、土木学会におけるコンクリート委員会の大きな役目です。昨年度に引き続き、本年度の基本とする活動方針に変更はなく、昨年からの継続課題に対して一層の成果を上げていくことと認識しています。皆さまのご貢献に拠るところ大です。

本年度当初に熊本地震が発生しました。地球の時間スケールでいえば、地震被害のリスクから逃げられる場所はないことが再確認されます。過去の地震被害から学んだ教訓の一部が活かされましたが、常に完全ではありません。謙虚に学び、過去の経験を通じて,復旧・復興に協力できることを粛々と皆さまとともに進めてまいります。本年度も皆さまのご健勝とご活躍を祈念しております。

平成28年6月20日
 コンクリート委員会・委員長
東京大学社会基盤学専攻・教授
 前川 宏一

「コンクリート技術シリーズ」について

「コンクリート技術シリーズ」は主に第3種小委員会の成果報告書であり,コンクリート委員会が承認した指針,規準ではありません.そのため,その内容を参照,引用される際にはご留意下さい.



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コンクリート構造物における品質を確保した生産性向上に関する提案(コンクリートライブラリー148号)の「付属資料2 プレキャストコンクリートの活用事例集」が無料でダウンロードできます.詳しくはここをクリック

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