選考経過


[1]選考委員の選任
  土木学会の常置委員会である景観・デザイン委員会は、デザイン賞授賞対象の選考をすすめるために、その下にデザイン賞選考小委員会を設置している。今年度の選考委員は,前12回の応募作品の分野の広さに配慮し、都市設計、河川空間の設計、土木構造物の設計などの専門分野から以下に示す7名を選任した。

委員長:齋藤潮(東京工業大学)

委員:椛木洋子(エイト日本技術開発),須田武憲(GK設計),高見公雄(法政大学/日本都市総合研究所),戸田知佐(オンサイト計画設計事務所),西村浩(ワークヴィジョンズ),山道省三(全国水環境交流会)
[2]公募
  公募期間は2013年5月1日~同年6月25日であった。それに先立って、学会誌2013年5月号誌上ならびに学会ホームページ上で公募案内を行った。なお、公募にあたり、審査員はプロフィールの中で各自の選考のポイントについて公表している。今年度の応募作品総数は17件で、うち1件が先行応募であった。過去の先行応募(注)1件を含めた17件が今年度の審査対象となった。

注)先行応募とは,土木学会デザイン賞の特徴である審査要件(竣工後2年経ったものを審査)を保持しつつ,応募の際の関係者調整等を容易にすることを目指し,竣工後2年未満の作品についても応募を受け付け,竣工後2年以上経過した年度に審査を行うもの。
[3]規定審査
  一次選考会に先立ち、規定審査を実施した。規定審査は、応募規定違反の有無を審査することを目的としている。デザイン賞選考小委員会の下に設置された幹事会がすべての応募作品が規定を満たしているとの原案を作成した。
[4]一次選考会
  一次選考会は2013年7月3日に土木学会会議室にて開催され、規定審査原案の承認を得た17件に対し、応募書類による授賞候補作品の選定、選考委員による現地調査の分担が決定された。なお、選考委員が関与している作品がある場合には、その作品審査時に当該委員は退席して審議には参加していない。今年度は、この段階で11件が優秀賞授賞候補となり、最低でも2名の選考委員が実見すべく現地調査の分担を決定した。
[5]現地調査
  当該作品と応募書類との不一致や矛盾がないかを確認し、あわせて、スケール感、周辺地域との関係を含めて作品を評価することを目的として、選考委員が分担して現地調査にあたった。
[6]二次選考会
 

二次選考会は、現地調査報告を踏まえながらあらためて各作品についての議論をおこない、優秀賞・奨励賞ならびに最優秀賞授賞対象作品を選定することを目的として2013年10月2日に土木学会会議室にて開催された。

まず、規定審査を通過した10件を順次写真等で再確認しつつ、現地調査を実施したものについては担当選考委員より報告を受けて審議がおこなわれた。審議に際して、優秀賞の考え方や、選外とすべき点について審議を行った。なおここでも、作品に関与している選考委員は審議時には参加していない。この審議で、授賞対象とする積極的理由や、選外とする理由などが話し合われた。その結果、最優秀賞2件,優秀賞3件、奨励賞3件が選定された。
[7]授賞式及び受賞作品プレゼンテーション
   2014年1月26日(日)(於:土木学会講堂)に授賞式を開催し,設計者自身による受賞作品プレゼンテーションと選考委員による講評,来場者からの質疑応答などを行う。また,本年度の授賞作品をまとめた「作品選集2013」は,授賞式において受賞者及び参加者に一定部数を配布し、また希望者に販売される。この授賞式には学会員内外から多数参加いただくことを期待している。