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新しい土木計画学を考えるシンポジウム

【開催日時】   平成20年6月8日(日)9:00〜15:00

【会  場】  北海道大学 情報科学研究科棟 A21講義室

【プログラム】
9:00-9:15 開会挨拶(発起人・北村土木計画学前委員長

9:15-10:35 『土木計画学の技術的側面』
 羽藤英二(東京大学)「モデルとデータ」
 森川高行(名古屋大学)「需要予測への挑戦と課題」
 桑原雅夫(東京大学)「交通工学と計画の融合について」
 小池淳司(鳥取大学)「社会資本整備評価の現状と課題」

10:45-12:05 『土木計画学の実践的側面』
 寺部慎太郎(東京理科大学)「土木計画学における市民参加研究の意義」
 佐々木葉(早稲田大学)「地域ヴィジョンの構築と実現のための景観計画」
 土井勉(神戸国際大学)「まちづくりと土木計画学的な仕事」
 久保田尚(埼玉大学)「「土木」「計画」「学」はまちづくりになにができるか」

12:45-14:25 『土木計画学の輪郭を考える』
 加藤浩徳(東京大学)「土木計画学の国際化の意義と展望」
 新田保次(大阪大学)・山田稔(茨城大学)・磯部友彦(中部大学)
     「「福祉のまちづくり」の実現に貢献する土木計画学とは」
 藤井聡(東京工業大学)「社会科学を踏まえた土木計画学の新しいかたち」
 秀島栄三(名古屋工業大学)榊原弘之(山口大学)「政策立案技術としての土木計画学」
 原文宏(北海道開発技術センター)「土木計画学の実務への活かし方」

14:25-14:50 全体討論

14:50-15:00 閉会〜土木計画学研究委員会のこれからの取り組みについて〜(屋井幹事長)

 

シンポジウムでは150名を超える参加者をお迎えし,無事盛況のうちに終了することができました.開会挨拶では,発起人である北村前委員長が口火を切って,これまでの土木計画学分野の課題とこれからの「変化」の必要性について述べられました.これに続き,13テーマについて16名の講演者から話題提供(ご発表資料ファイルは別途掲載しております)をいただき,フロアを交えた討論も活発に行われ,多くの意見・議論が交わされました.例えば,
・未だに研究の分野が偏っているのではないか,例えば土木計画ではなく交通計画になっているのではないか.
・実務での成果や知見が軽んじられているのではないか.実務の知見をもっと研究にフィードバックさせることが必要である.
・予測や評価の研究は進んだが,意思決定の研究は不足しているのではないか.
・現場対応的・実務に直結して役立つことが重要という視点からは,わかりやすさの必要性もあるが一方で,高度に専門的な技術についても重要かつ必要である.
といった,これまでの活動分野に関する批判的意見や今後重視すべきことに関する意見など,様々な議論がなされました.最後に,屋井幹事長から,本シンポジウムを契機に今後もこうした機会を設けて議論を深めていきたいとの閉会挨拶をもって,締め括られました. (担当幹事:小早川,石倉)


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