関東の土木遺産 関東の土木遺産
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東京都千代田区神田
ひじりばし
聖橋
H29年度認定(2017)
1.名 称:
ひじりばし
聖橋
2.所在地:
千代田区神田駿河台四丁目地内〜文京区湯島一丁目地内
3.管理者:
東京都
4.設計者:
成瀬勝武
5.施工者:
復興局
6.完成年:
1927年(昭和2年3月)
7.形式:
鉄筋コンクリートアーチ橋 橋長 79.3m
8.推薦理由:

聖橋は、関東大震災の復興橋梁として、昭和2年(1927)年に国の機関であった復興局により建設された。橋長79.3mのうちアーチ部の長さは36.3mで、内部には鉄筋ではなく鉄骨が使用されており、当時国内では最大級の鉄骨コンクリートアーチ橋であった。このアーチは、開腹アーチと呼ばれる構造で、アーチ側面を壁で塞ぐことなく、アーチの上に立てた柱により桁を支える形となっている。

この橋のデザインは、表現主義の一派である分離派に属していた建築家山田守のデザインとして知られている。山田のデザインらしく、アーチのスパンドレルにはパラボラ型アーチの開口部が設けられ、アーチの表面も石貼りなどせずに化粧モルタルにより平坦に仕上げている。また、側径間には鋼鈑桁が用いられているが、橋梁全体をコンクリート橋に見せるため、外側の桁の表面にはモルタルが施され、統一された一体的な美を演出している。なお、構造の設計者は、復興局技師の成瀬勝武である。

山田は後に日本武道館や京都タワーの設計を行うなど我が国を代表する建築家になる。また成瀬は後に日本大学教授となりやはり我が国を代表する橋梁技術者となる。聖橋は、やがて土木と建築の分野でそれぞれ大家となる、2人の新進気鋭のエンジニアのコラボレーションによって生み出された橋である。

9.特記事項:
日本の近代土木遺産ランクA(土木学会)
10.PR方法:
建設局ホームページに掲載予定
11.連絡先:
東京都 建設局 道路管理部 保全課 橋梁保全担当 篠原 晴彦
電話: 03-5320-5295 FAX:03-5388-1529

図1 案内図(全体)

図2 案内図(詳細)
画像1:聖橋(西側から渡河部全景を撮影)
写真1 聖橋(西側から渡河部全景を撮影)
画像2:聖橋(東側からアーチ部を撮影)
写真2 聖橋(東側からアーチ部を撮影)
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