関東の土木遺産 関東の土木遺産
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新潟県/長岡市
ちょうせいばし
長生橋
平成25年度認定(2013年)
■長生橋
長生橋1
【昭和12 年に完成した3 代目『長生橋』(歩道橋は昭和47 年完成)】
長生橋2
【施設の概要】
信濃川に架かる現在の「長生橋」は3代目の橋で、昭和12 年に完成したワーレンタイプゲルバートラス橋である。この橋は橋脚位置で主構高さを変える変断面形式の橋で、景観上において信濃川周辺の平坦な地形にアクセントを与えている。初代、2代と続いた木橋も時間の経過とともに、洪水の損傷や交通事情の変化などにより維持費がかさみ、橋を渡るのも困難になっていたことから、昭和7 年に鋼橋への架け替えを開始。
形式は下路式ゲルバー鋼構橋で、当時としては一般的な構造であるが、優美な十三連トラスが特徴的である。昭和初期に建設されたゲルバータイプの橋は架け替えなどにより数が少なくなっており、多連の上曲弦トラスとして貴重な橋である。昭和12 年の完成後、昭和47 年に歩道橋を併設。昭和50〜51 年には自動車荷重TL-20 に格上げし、その後も補修を繰り返し現在も活用されている。
■長生橋
長生橋3
長生橋は信濃川で分断されている長岡市の川東地域と川西地域を連絡する重要な橋である。 下流に大手大橋、長岡大橋、蔵王橋が、上流にも越路橋が整備されているが、朝夕には渋 滞が発生するなど現在でも地域住民の生活を支える重要な橋として利用されている。
【施設の諸元】
形式: 下路式鋼ゲルバーワーレントラス13 径間
橋長: L=850.8m 有効幅員:W=7.0m 耐荷重:20ton 相当
大正15年細則1等橋自動車荷重12ton(建設当時)
橋体鋼重: 2,242.9ton(建設当時)
下部形式: ケーソン基礎ラーメン式橋脚12 基
ケーソン基礎半重力式橋台2 基
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