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　熱の影響を受ける岩盤空洞貯蔵施設としては，約100℃の熱水貯蔵システムや高レベル放射性廃棄物地層処分から約マイナス253℃の液体水素貯蔵まで種々あり，それらは実用化段階のものから構想・研究段階のものまで様々です．
　本書では，これらの岩盤・岩石の熱に関する物性データを約400編の文献から約36,000個収集し，データベース化を行い，整理・分析しました．また，温度分布解析，熱応力解析や連成解析における解析技術，利用可能プログラムを調査，整理するととともに，解析事例を紹介しています．さらに，附属CD-ROMには物性データベースや調査・研究資料を多数収録しています．

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