公益社団法人土木学会  地盤工学委員会
斜面工学研究小委員会 

 出版

知っておきたい
斜面のはなしQ&A 2

斜面の災害に備える

 我が国は国土の約70%を中山間地域が占めています。最近では豪雨災害が“毎年のように”発生し、豪雨による土砂災害で多くの方が被災されています。また,人工的に改変した土地を起因とする土砂災害も多発しています。我々は、より一層自然を知り、斜面を知り、これから何が起きるのかを事前に把握して対応する能力が必要となってきています。
本書「知っておきたい斜面のはなしQ&A②-斜面の災害に備える-」はこのような時代背景を考えて、「斜面の災害に備える」を副題としました。全て2 ページで書かれた防災に特化したQ&A 集とし、どこからでも読める話題豊富な書籍となっています。本書が土砂災害の予防と軽減、さらに「斜面の災害に備える」ための知識の習得に少しでも役立つことができれば幸いです。

実験で学ぶ 土砂災害

土砂災害の起こり方を
模型実験を通して学ぶ

 この本は、「土砂災害の起こり方」や「土砂災害を防ぐ方法」を実験を通じて学んでもらうようになっています。土砂災害が起きるメカニズムなどを、専門的な知識を基に模型を使って説明しています。また、「土砂災害を予測し安全に避難する方法」も学べるようになっています。小学生高学年・中学生にも理解しやすいように、イラストや模型実験を用いていますので、防災教育の副読本としても役立つようになっています。 さらに、この本のインターネットサイトでは「模型の作り方」や「実験動画」を見ることができます。ぜひ、土砂災害のことをきちんと理解していただき、防災に役立てて欲しいと思います。