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●都市計画

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もし都市計画がなく人々が勝手に暮らすならば,町中の多くの道路は細く折れ曲がり,多くの家では水道もなく,また一日中陽が当たらない家が少なからずある,暮らしにくい街になります.なぜなら,道路は利用者から対価を取れないので,人々は自分に必要最小限の道しか作りません.水道を地区で最初に使うには浄水場までの水道管を莫大な費用をかけて作る必要がありますが,隣の家が水道管を作ってくれれば,その管につなげば安く上がるので,誰もが近所の人が最初に水道を引くのを待っています.また,建築のルールがない状況で日当たりを得るには南側の家の影より高い家を建てる必要がありますが,それは北側の家にかかる影を伸ばすことになります.

都市計画は,都市の土地の使い方のルールを定め,道路や水道などの都市施設を整備し,人々のよりよい暮らしと活動のための空間を法に基づき整備,運営する手段の一つです.その実施に際しては,人々の財産権の制限や税負担を伴うため,計画自体が合理的,効果的であるとともに,その策定手続きが公正であることが求められます.土木計画学では,都市計画の合理性や効果を測定する分析方法の開発や,公正な手続きのためのルール・組織などの研究と実践に取り組んでいます.

(紀伊 雅敦:香川大学)

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