委員向けサイトはこちら
一般の方向けサイト

●災害時の交通管理

  • ホーム
  • >
  • 土木計画学の多様な分野

広域にわたる災害が発生した場合,救助や救援活動,帰宅困難者輸送などに対して道路交通が果たす役割は非常に大きいとされます.これは,道路は交通網が密に整備されているため,迂回路を設定しやすく,それを活かして柔軟に交通運用を行うことができることによります.しかし,東日本大震災時には,被災地や首都圏で激しい交通渋滞が発生し,緊急車両やバス交通の運行に支障をきたしたことや,被災直後の停電,計画停電により信号機による交通制御ができず,事故や渋滞が発生したことは記憶に新しいことです.このような過去の経験をしっかりと研究しつつ,例えば,緊急交通路をどのように設定すれば,救急救援活動や一般の道路利用者に支障のない交通規制を行えるか,また,信号機に頼らない自律した交通制御システムとしてラウンドアバウトを導入検討することも重要な視点といえます.また,帰宅困難者に対して公共交通輸送をどのように行うべきかといった問題など,今後の災害に強い交通管理方策やシステムを検討することなどが含まれます.

(鈴木 弘司:名古屋工業大学)

このページの先頭に戻る