土木学会建設マネジメント委員会 研究問題検討小委員会


2009年度 建設マネジメント委員会 研究成果発表会 プログラム


行事名 2009年度 建設マネジメント委員会 研究成果発表会
主催 土木学会 建設マネジメント委員会
日時 平成21年8月5日(水) 13:00〜17:30
場所 土木学会講堂
  東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内)
  TEL 03-3355-3559
参加費 無料
問合先 土木学会 研究事業課 建設マネジメント委員会担当
  竹原優子
  TEL:03-3355-3559
  E-mail:takehara@jsce.or.jp


13:00〜13:10 開会の挨拶:建設マネジメント委員会 福田委員長
13:10〜13:50 わが国道路事業へのPFI/PPP 導入に向けて
導入検討の視点/リスクマネジメントの具体化/課題分析と提案



・事業部会からは、「わが国道路事業へのPFI/PPP 導入検討の視点」として、わが国の既存道路事業制度を概観した上で、 英国等の海外の道路PFI 事業の説明をまじえながら、わが国で想定される課題、導入促進に向けた方策等について検討経過 を報告した。

・リスクマネジメント部会は、特にリスクマネジメント導入のための方法の具体化が重要であるとの認識のもと、 従来作成してきたマニュアルを、手順編と手法編に分けてリスクマネジメントサイクルに沿って体系的に整理した。 今回は、@ 実用的なマニュアルに向けた改善視点と改善方向、 A (その中から)リスク定量化分析手法の詳細と理論的裏付けの強化、について検討経過を報告した。

・維持管理検討部会からは、@道路の維持管理業務の官民分担・内容の検討、 A民間事業者に委ねる業務の具体的な要求水準について検討を行っているの で、これらの検討経過について報告した。

インフラPFI
研究小委員会



小委員長:
宮本和明
(東京都市大学)

発表者:
1.宮本和明
(東京都市大学)
2.大島邦彦
((株)熊谷組)
3.渡会英明
((株)建設技術研究所)
テキスト
(PDF)
13:50〜14:20 土壌汚染により流動化できない土地等に対し、
PFI 等のマネジメント手法導入の研究



ブラウンフィールド問題に対して、マネジメントの観点からソリュ−ションの提案を目指している研究の中間報告
・ブラウンフィールド問題
・環境省の取組み方策
・研究の取組み概要
・PFI的なマネジメント手法を参考にした新たな仕組みの検討
・スーパー堤防をモデルにしたケーススタディのシナリオ
・その他
※ ただし、調査研究活動の中間段階のため、一部発表内容に変更が発生する場合があります。


環境修復事業
マネジメント研究
小委員会



小委員長:
下池季樹
(国際環境ソリューションズ(株))

発表者:
下池季樹
(国際環境ソリューションズ(株))

テキスト
(PDF)
15:00〜15:10 休 憩
15:10〜15:40 「技術公務員の役割と責務検討委員会」の活動状況


【研究内容について】
○背景と目的
○研究会の紹介 ・参加メンバーの紹介 ・研究の進め方
○中間報告の内容について ・概要説明 ・主な内容
○今後の予定 ・最終報告について

【小委員会に参加して】
○研究・土木に対する思い
○小委員会に関西しての感想


技術公務員の役割と責務研究小委員会


小委員長:
中村 一平
(金沢工業大学)

発表者:
石田 篤
(岡山県 美作県民局)

テキスト
(PDF)
15:40〜16:20 建設プロジェクトに係わる保険制度の現状と課題
− 事例研究を通して −



1.建設(土木)工事保険の現状と課題
(1)土木工事におけるリスクと保険
(2)土木工事保険の概要
(3)事故例
(4)保険付保の現状 (5)課題

2.CM方式への対応について
(1)CM方式のリスク
(2)CM方式における想定される事故例
(3)CM賠償責任保険の概要
(4)土木工事におけるCM賠償責任保険の課題
建設工事保険のあり方
研究小委員会



小委員長:
山本 幸司
(名古屋工業大学)

発表者:
1.島 誠一
(東京海上日動火災保険(株))
2.岩田 誠
(前田建設工業(株))

テキスト
(PDF)
16:20〜16:45 公共工事における三者方式実現の必要性と課題


「公共事業三者方式実現研究小委員会」では、以下の項目について調査・分析を進め、報告書を作成し、三者方式の実現 のための提言や世論形成を行うこととした。
1.三者構造に関連した建設産業の動向調査
2.経験ある技術者を必要とするフィールドの分析
3.三者構造に関連した経験ある技術者に関する実態把握
4.経験ある技術者を活用するシステムの構築
 現在はこれらにつき整理を行っているところである。本発表はその中間報告であり、主に三者方式実現の必要性と課題につい て発表を行う。
 三者方式導入が求められる背景としては、国民から透明性を強く求められるようになったことが挙げられる。また、三者方式 の導入はベテラン技術者の活用策としても有効である。「談合離脱」以降、受発注者間で追加費用の請求・支払等に関する問 題が増加しており、特にコントラクター側から中立な立場にある第三者の参画を求める意見も出されるようになってきた。
 中立な立場にある第三者は、発注者とコントラクターの間で交わされた契約内容に 基づいて判断を行うこととなる。本委員会は各機関に所属する職員に対して契約管 理業務の実態に関するアンケート調査を実施した。我が国の建設産業では契約に基 づく業務遂行といった概念は薄い。これでは論理性のある問題解決がなされない。こ のことが所謂「請け負け」といった事態を生みだす原因の一つともなっている。例え ば、契約変更に対する追加費用精算の際には落札率を乗じるといったことが一般的 に行われているが、契約的な観点からは論理性に欠けると言わざるを得ない。
 また、第三者を担う人材には高い技術力に加えて契約に対する知識も求められる こととなる。こういった人材の養成も今後の課題となる。
公共事業三者方式実現
研究小委員会



小委員長:
草柳俊二
(高知工科大学)

発表者:
山浦直人
(長野県)

テキスト
(PDF)
16:45〜17:20 公共調達結果のモニタリング研究の実現と課題


我が国の公共調達システムは指名競争入札から一般競争入札への大転換が図られるとともに、公共投資の減少に伴い建 設市場の需給バランスは大きく崩れた。2005 年4 月から品確法が施行されたのを受けて、現在では、国発注のほとんどの工 事で総合評価方式が用いられている。2006 年12 月に導入された施工体制確認型の総合評価方式により、低入札価格での 応札に一定の歯止めはかかったものの、それまで予定価格付近を中心に正規分布に近い形状を示していた入札値分布が、予 定価格とともに調査基準価格付近にもピークをもつ二山形状の入札値分布へ短期間の間に劇的に変化した。以上のように我 が国の公共調達制度は、歴史的な大改革期を迎えている。
しかし、その運用結果を合理的に説得力を持って評価するための科学的モニタリング に関する学術研究ならびに、入札監視や制度評価を行う社会システムの整備は不十 分な状態である。以上のような問題認識のもとでの、本研究小委員会の設置経緯・ 時代的位置づけ、昨年一年間の議論経過、及び本年度実施を進めている研究計画、等々について発表する予定である。
公共調達制度評価
研究小委員会



小委員長:
滑川達
(徳島大学)

発表者:
滑川達
(徳島大学)

テキスト
(PDF)
16:20〜16:30 閉会の挨拶:研究問題検討小委員会 三百田小委員長