2.減災対策マトリクスとは?

2) 自助・共助・公助のベストミックスを目指す減災対策マトリクス


 1)において示した7つの対策フェーズに対し、「自助」「共助」「公助」それぞれ3つの実効主体〜役割分担において、ベストミックスで対策を行うことが重要である。

 これら三者の担う対策は相互補完関係になっている項目が多く、このバランスが重要である。全てを公で行うならば、莫大な費用がかかるのに対し、住民それぞれが努力し助け合えば、少ない費用で大きな効果を産み出すことが可能となる。

自助共助公助のベストミックス
自助・共助・公助によるベストバランスの防災計画


 以上の概念を踏まえて生まれたのが、以下に示す「減災対策マトリクス」である。すなわち、7つの対策フェーズにおいて、自助・共助・公助でそれぞれ行うべきことを示している

減災対策マトリクス



 なお、「自助」・「共助」・「公助」のそれぞれの対策の内容を考える際には、次の点に留意すべきである。
 すなわち、これら三者の担う対策は相互補完関係になっている項目が多く、このバランスが重要である。全てを公で行うならば、莫大な費用がかかるのに対し、住民それぞれが努力し助け合えば、少ない費用で大きな効果を産み出すことが可能となる。

→ 3) 減災対策マトリクスに基づく減災マネジメントシステムの推進方策


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