トップページ > 九州の近代土木遺産 > 九州の近代土木遺産マップ > 宮原坑・万田坑

九州の近代土木遺産

旧宮原坑(第二竪坑櫓・巻場機室)(みやのはらこう(だいにたてこうやぐら・まきあげきしつ))

大牟田市
旧宮原坑
所在 福岡県大牟田市宮原町1-86他
文化財等 国指定重要文化財
ランク B
管理者 大牟田市
明治後期から大正期における三池炭鉱の主力坑のひとつとして、揚炭と坑内に湧出する地下水を汲み上げて排出するために設置された坑口施設である。当時最新鋭の排水ポンプであった、イギリス製のデビーポンプが配備されていた。
当時この施設の近くに三池集治監(刑務所)があり、多くの囚人達が採炭に使役され、囚人達からは「修羅坑」と呼ばれ恐れられていた。
現存する主な施設は、第二竪坑櫓(鉄骨造)と巻揚機室(レンガ造)、巻揚機である。
資料写真提供:石炭産業科学館
旧宮原坑
手前のレンガの壁は
デビーポンプ室の一部

旧万田坑(第二竪坑櫓・巻場機室)(まんだこう(だいにたてこうやぐら・まきあげきしつ))

荒尾市
旧万田坑
所在 熊本県荒尾市大字原万田250-5他
文化財等 国指定重要文化財
ランク A
管理者 荒尾市
大正・昭和初期における三池炭鉱の主力坑であり、明治時代に造られた炭鉱施設としては、我が国最大の規模を誇っており、深さ約270mの竪坑が2ヶ所掘られその周囲に巨大な施設が造られ、宮原坑と同じく揚炭や坑内の排水機能の外、入気、排気の機能を併せ持っていた。現在でも第一竪坑跡には竪坑が埋められずに現存しており、地下約270mに至る暗闇をのぞき込むとかなりの迫力がある。
現存する主な施設は第二竪坑櫓(鉄骨造)、巻揚機室(レンガ造)、巻揚機、作業場、倉庫等である。
資料写真提供:石炭産業科学館

アクセス

  • 旧万田坑:西鉄バス神田下車徒歩5分
  • 旧宮原坑:西鉄バス早鐘眼鏡橋下車徒歩10分

  • トップページ
  • ページの先頭へ