関東の土木遺産 関東の土木遺産
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神奈川県横浜市中区
よこはまこうはんまーへっどくれーん
横浜港ハンマーヘッドクレーン
H30年度認定(2018)
1.名 称:
よこはまこうはんまーへっどくれーん
横浜港ハンマーヘッドクレーン
2.完成年次:
1914(大正3年)起重機の製作は1913(大正2年)
3.形式等:
50t定置式電機起重機
形式:ジブクレーン、アーム長約43.0m、旋回半径約18.0m
形状:機械室下部 H=26.0m、機械室上部 H=30.7m
基礎:ニューマチックケーソン
脚部:2段トラス組構造
4.設計者等:
制作:1913,COWANS SHELDON(製造)、CHINA&JAPANTRADINGCO.,LTD.(商社)
施工:不詳
5.推薦理由:

横浜港ハンマーヘッドクレーンは1913年(大正2)に英国の製造品を輸入し、1914年(大正3)に横浜港新港ふ頭に建設された「50t定置式電機起重機」である。ハンマーヘッドクレーンは、同時期に5基輸入され、世界文化遺産登録された長崎造船所や呉海軍工廠、佐世保海軍工廠、横須賀海軍工廠に設置された。横浜港以外は軍艦等の船舶艤装品を組み上げる施設であるのに対し、横浜港は商業目的の荷捌き地における荷役目的で配備されている。

現在、呉と横須賀は撤去され、長崎と佐世保は国登録有形文化財となっており、横浜港は近代産業遺産群の一つとして認定されているに過ぎない。

しかしながら、クレーンのみならず岸壁や荷捌き地と一体となる土木施設として、我が国の大型クレーンによる荷役の先駆けとなった場所であり、関東大震災では基礎がニューマチックケーソンであったため、他の施設が崩壊した中で損傷なく残存し耐震技術の高さが証明され、その後100年以上も使用されていたことなどから、近代横浜港の基礎を築いた土木施設のシンボルとして土木遺産に認定し、後世までその功績を伝えたい。

6.所在地:
神奈川県横浜市中区
7.管理者:
国土交通省 関東地方整備局 (所有者:管理委託者)
横浜市(港湾管理者:管理受託者)
8.特記事項:
管理者と調整済み、施設周辺を横浜市が臨港緑地として整備し、公開予定。
9.PR方法:
記者発表、H.Pでの紹介、認定式、イベント講演やパネル展示を行う予定
10.連絡先:
国土交通省 関東地方整備局 港湾空港部
〒231-8436 横浜市北仲通5−57 TEL 045-211-7420

図1 案内図(全体)

図2 案内図(詳細)

写真1 横浜新港ふ頭の先端にあるH.Hクレーン
横浜市は今年度、クレーン周辺を「ハンマーヘッドパーク」として整備予定。

写真2 大正6年臨港鉄道が整備された頃のふ頭。
先端にクレーンが見える。

写真3 1914年(大正3年)のイギリス製と書かれた銘板
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