岡村議長あいさつに続き、池田幹事長の進行により上記次第にしたがって資料説明と質疑を行った。本日結論を得られない事項については、今後、「班」による議論の中で煮詰ていくこととなった。
1.委員長あいさつ |
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学会認定の資格制度が成功するか否かは、いちに評価方法にかかっている。これら評価方法は各専門分野とともに議論していきたい。 |
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A |
既存の国家資格である技術士との関係は切り離して議論していきたい。 |
2.資格制度創設の基本的な考え方(3.資格の活用)について |
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B |
資格は活用が明確になってから価値が生まれるが、資格をつくる段階で何らかのインセンティブを与えることは考えていない。はじめから活用やメリットを議論して資格を定めることは考えていない。 |
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C |
資格の使われ方は関係方面にまかせる。社会に土木技術者の責任を明確にできることがこの資格のもつ意義と考えている。この意味から、規制緩和の流れの中でどこに、どのような使われ方があるかを検討し、最良の資格として有効な活用を関係方面(例えば自治体等)に働きかけることは考えている。 |
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D |
この資格を取得した技術者が担当する仕事が、社会に対しどのようなメリットを与えるか、などが明らかになるような資格が望ましい。 |
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E |
現在までの社会は、技術者の所属する組織(会社等)を評価してきたが、これからは組織ではなく技術者個人が評価される時代となる。このような時代に「土木学会認定の資格」の有用性は高まる。 |
3.資格認定について |
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F |
上級レベルの試験は知識のみでなく、統括能力、人格が問えるような面からの評価も重要。自らものを考えることができる素養を重視したい。 |
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G |
学生も全共通分野の試験に合格しないと土木技術者としてのスタートに立つことができない、くらいの認識を持たせることも必要。 |
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H |
大学が進んでこの試験を受けてもらえるようなものにしていきたい。このことが大学の評価につながる。 |
4.「班」構成と運営方法 |
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I |
資料4の「班」構成を次のように変更する。
・第5部門にある「土木施工研究委員会」は第6部門で議論
・共通部門にある「土木情報システム委員会」と「建設ロボット委員会」は第6部門で議論
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J |
これにより第6部門は8委員会の参加となるが、議論の段階でさらに専門分野に分かれたほうがよい場合は分割もありうる。 |
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K |
共通部門は「倫理」や「JABEE」対応など重要な課題があるので対応を「土木教育委員会」で行う。 |
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L |
各「班」で検討した結果を、10月中に幹事会へ報告する。 |
5.事業スケジュール |
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M |
事業スケジュールとしては、現理事会(鈴木会長)期間中に資格制度を議決していただき、平成13年10月中旬には第4段階(全分野共通)の資格で「筆記試験」実施を予定。 |
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N |
本日の協議結果をまとめ、今月中を目処に土木学会ホームページに掲載し、広く会員へ情報を開示して意見を聴取し参考にする。 |
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O |
ホームページへでの情報開示にあたっては、評議会構成、幹事会構成のほかに各調査研究委員会推薦の委員名簿も対象とする。なお掲示資料を早急に整理し、掲示前に委員各位に確認いただく。 |