防災教育フェスティバル

会場:滋賀県立県民交流センター大会議室 (大津市におの浜1-1-20 ピアザ淡海3F) 周辺案内図
定員:300名
主催:社団法人 土木学会・NPO法人国境なき技師団
後援:内閣府・国土交通省・文部科学省・総務省消防庁・滋賀県・滋賀県教育委員会・京都府・京都府教育委員会・アジア防災センター(申請予定)
協賛:(株)大林組・鹿島建設(株)・清水建設(株)・大成建設(株)・(株)学習研究社
企画制作:BOUSAI-GATE Partners.

◆申込方法
シンポジウムに参加ご希望の方は、氏名,年齢,性別,所属機関,役職,連絡先住所,メールアドレスを、更にセレクトプログラムにもご参加の方は希望プログラム(A・B)を明記の上、メール、FAX、またはハガキにてお申込ください。
※当日参加も可能ですが、座席に限りがありますので、なるべく事前にお申込ください。

申込先
NPO法人国境なき技師団「防災教育フェスティバル」事務局
102-0075 東京都千代田区三番町2 三番町第三ビル FAX:03-6912-2711  E-mail: information@ewb-japan.org

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【開催趣旨】
 地震や異常気象などによる災害が続き、防災への関心が高まる中、特に市民ひとりひとりの災害対応能力の強化の重要性が注目されてきています。
 防災教育は、市民が防災の重要性を確認し、その知識や技術を得る共通の機会としてきわめて有効だと考えられますが、「防災」というテーマへの敷居の高さや防災教育の情報の入手しにくさ、支援主体の少なさなどの障壁から、現状では教育現場で広く行われているとは言えません。
 土木学会ではその研究活動の成果を踏まえ、近年国内外で教材等の作成や教育活動の支援など防災教育に取り組んでまいりましたが、今回、防災教育に関する情報を共有し防災教育の推進を参加者の皆様と考えるシンポジウムを開催することになりました。このイベントに教育や防災に携わる皆様にお集まりいただき、防災教育の魅力を再確認して今後の取り組みのきっかけとしていただくとともに、防災教育に関する情報を共有、交換する中で、その新たな可能性をともに考える機会となれば幸いです。

プログラム

■ メインプログラム(13:00〜18:00)
『始めよう、進めよう、災害に負けない子どもを育む防災教育の実践』


●事例紹介
『実践事例から探る防災教育の可能性』

 全国で防災教育への教育現場での取り組みが始まっています。企画・実施に携わった先生、行政官、ボランティアから、実感した成果や運営に向けた実務的な準備や苦労も含め、事例をご紹介いただきます。
  • 下馬鳩ぽっぽ保育園(東京都)  星野 八重子
  • 東京都江戸川区立葛西中学校  篠田 貴司
  • 徳島県由岐町立由岐中学校  浜 大五郎
  • 高知県立高知東高等学校  谷内 康浩
  • WASEND早大防災教育支援会  塚澤 幸子
    /KIDS京大防災教育の会  為季 あずさ

●特別後援
『スマトラ沖地震 大津波からの生還』

 2004年12月26日朝、インドネシアのバンダアチェを津波が襲いました。街をそして人々を飲み込んでいったその波から生還した高校生がいます。彼の体験と防災への意識から、大災害の姿と備えの必要性を考えます。
講演者: ルマンダ アディティヨ 通訳:シャフウィナ
聴き手: 鈴木 乃里子(OISCA International)

●パネルディスカッション
『災害に負けない子供を育む防災教育の実践のために 〜教育現場での実施と社会の支援のあり方を考える〜』

 防災教育に携わってきた教師、行政官、専門家、研究者を迎え、その経験から防災教育の持つ豊かな効果や可能性をお示しいただくとともに、その普及新党に向けた課題を探ります。
パネリスト:
諏訪 清二  兵庫県舞子高等学校環境防災科科長
荒木 潤一郎 内閣府政策統括官
国崎 信江  危機管理対策アドバイザー
清野 純史  京都大学大学院工学研究科助教授
コーディネーター:
松尾 知純  防災教育・啓発事業コーディネーター
■ セレクトプログラム(10:30〜12:00)
『土木学会の防災教育への取り組みから』

A 『始めよう!幼稚園・保育園への災害対策と防災教育』
 関心が高まりつつあるものの、情報や支援が少なく手つかずになりがちな、幼児教育現場の対策や教育を考えるワークショップです。2006年1月に発行し無償配布した『一から始める地震に強い園づくり-幼稚園・保育園のための災害対策・防災教育ハンドブック』の編纂にあたった部会のメンバーが解説します。

講師:一井 康二 広島大学大学院工学研究科助教授
  • 『一から始める地震に強い園づくり-幼稚園・保育園の災害対応力の強化』(講演)
  • 30ミニッツ!『目黒巻』
  • オロロ君と遊ぼう(学研PR)
  • 歌おう『地震だ だんだだん』

B 『使ってみませんか?土木学会の防災教育コンテンツ』
  • 防災教育DVD『必須!防災知識
    講師:古木 守靖 社団法人土木学会専務理事
  • インドネシアにおける防災教育活動について
    講師:北島 功 WASEND早大防災教育支援会
        伊原 健郎 KIDS京大防災教育の会

■ブースセッション『防災教育見本市』
 防災教育にかかわる学校や行政、公益法人、企業などに出展いただき、
 ●実践事例 ●支援プログラム ●情報・教材・ツール 
の各ゾーンに分類し、ブースで事例や支援などについてのパネルや教材・ツール、成果物などを展示します。

●(同時開催)絵本『あっ!じしん』原画展
 防災教育教材としても興味深く、土木学会巨大地震災害への対応検討特別委員会 地震防災教育を通じた人材育成部会推薦の絵本『あっ!じしん』(画:鈴木まもる、監修:国崎信江、学習研究社刊)。
 その豊かな表現を原画から直接ご覧ください。
<写真について>
 2004年のスマトラ沖地震では、大津波により、大きな人的・物的犠牲が払われました。
 土木学会では2005年春、被害が大きかったバンダアチェに防災教育支援チームを派遣し、正しい災害像を伝えることで災害への過度な恐怖感を抑える精神的ケアを図るとともに、新たな災害に備える機運を高めました。
 この写真は、校舎が流されてしまったために設けられた仮設のテントの校舎で、支援チームの防災教育の授業に熱心に聴き入るインドネシアの学生たちの様子です。

©Japan Society of Civil Engineers