四川大地震復旧技術支援連絡会議 設立趣意書

社団法人土木学会
社団法人日本建築学会
社団法人地盤工学会
日本地震工学会
社団法人日本地震学会


 2008年5月12日、中華人民共和国四川省?川(ぶんせん)県で発生した地震は、少なくとも死者3万人以上負傷者22万人以上に達する大災害となった。
 現在人命救助や緊急的な生活維持のための活動が懸命になされている段階であり、学術的な調査は困難であって、まして我が国学術団体の貢献の可能性は限定的と考えられる。このような状況から、学術団体のスタンスはロングレンジの協力・支援を視野に入れる必要がある。
 以上を考慮し、我が国の地震防災関係学術団体の研究者、技術者は一致協力して、中国の土木、建築関係者等と連絡を取りつつ、阪神淡路大震災、中越地震災害などの経験の紹介、構造物・建築物の健全性診断技術など復旧技術支援を行うこととする。
 このため、地震災害に関係の深い土木学会、日本建築学会、地盤工学会、日本地震工学会、日本地震学会の5学会は「四川地震復旧技術支援連絡会議」を設置し、情報を共有し協力して必要な支援にあたることとする。

1.連絡会議構成は各学会代表2名、及び学会の推薦による委員若干名とし、議長を互選によって決定する。
2.連絡会議は本件に関して中国への協力・支援が概ね終了したと判断された時点で解散する。
3.事務局は土木学会が担当する。

以上


Last Updated:2008/06/13