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　耐震性能の要求水準の引き上げにより，鋼材の増加に伴うコンクリート施工の難易度は過去10年で急速に増大しました．同時に資源の枯渇により，骨材の品質は全国的なレベルで悪化しており，従前どおりの施工を行えば，初期欠陥のリスクが増大する状況となっています．施工の合理化と省力化は不可避ともいえます．
　経済的なコンクリート構造物の実現には，初期欠陥リスクの小さい構造・施工条件と材料を選定することが肝要です．本指針（案）は，「コンクリート標準示方書」の理念のもとにこれを推進し，技術的見地から社会の付託に応えることができる，と確信しています．

本指針（案）で提示している「コンクリートの配合選定シート」は，下記のホームページからダウンロードできます（パスワードは不要です）．
http://www.jsce.or.jp/committee/concrete/index.html

※2016年に改訂版が発行されました
コンクリートライブラリー145号 施工性能にもとづくコンクリートの配合設計・施工指針（2016年版）

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