軟岩-調査・設計・施工の基本と事例-
目次
第1章 軟岩の特徴
第2章 ダム
2.1 日本の軟岩地帯におけるダム建設の現況と問題点
2.1.1 日本の軟岩地質の特徴と分類
2.1.2 新第三紀軟岩上のダム
2.1.3 第四紀溶結凝灰岩上のダム
2.1.4 風化花崗岩上のダム
2.2 軟岩における調査・設計上の問題
2.2.1 止水処理
2.2.2 基礎の安定
2.2.3 基礎の変形
2.3 軟岩におけるダム建設事例
2.3.1 明神ダム
2.3.2 漁川ダム
2.3.3 御所ダム
2.3.4 大内ダム
2.3.5 泥岩,頁岩などの軟岩を盛土材料として用いたダムの事例と問題点
2.4 今後の課題
第3章 橋梁基礎
3.1 軟岩と長大橋梁基礎
3.2 基礎地盤の調査法
3.2.1 地盤調査の現況
3.2.2 地盤調査法の最近の考え方
3.2.3 岩盤分類の方法
3.3 地盤力学定数の推定法
3.3.1 基礎建設に必要な地盤力学定数
3.3.2 常時および地震時における弾性特性
3.3.3 せん断強度および支持力度
3.3.4 クリープ変形特性
3.4 基礎形式と施工法
3.4.1 基礎形式と施工法の種類
3.4.2 山地部橋梁基礎
3.4.3 平地部橋梁基礎
3.4.4 海峡部橋梁基礎
3.5 軟岩における建設事例
3.5.1 平戸大橋
3.5.2 川口橋
3.5.3 山中高架橋(斜面上の基礎の事例)
3.5.4 横浜ベイブリッジ(横浜横断橋)
3.5.5 因島大橋
3.5.6 早瀬大橋
3.5.7 六方沢橋
3.5.8 錦打川橋(シラスを基礎地盤とした事例)
3.6 今後の課題
第4章 トンネル
4.1 軟岩トンネルの現状と問題点
4.1.1 軟岩トンネルの問題点
4.1.2 軟岩トンネルに関する研究の現状
4.1.3 軟岩トンネルの現状
4.2 調査および試験
4.2.1 目的と方法
4.2.2 問題となる地質の調査
4.3 地山の評価法
4.3.1 調査結果のまとめ
4.3.2 地山評価
4.4 設計
4.4.1 設計一般
4.4.2 経験的な手法による設計
4.4.3 解析的な手法による設計
4.4.4 計測のフィードバックによる設計の再検討(NATM的考え方)
4.5 施工
4.5.1 軟岩トンネルの施工一般
4.5.2 機械掘削
4.5.3 膨張性地圧対策
4.5.4 不安定地山対策
4.6 今後の課題
第5章
5.1 軟岩地帯における地すべりと斜面崩壊の実態
5.1.1 地すべりと斜面崩壊の区分
5.1.2 地すべりの分類とその分布
5.1.3 地すべりと斜面崩壊の原因
5.1.4 地すべりと斜面崩壊に対する技術の現状
5.2 調査と試験
5.2.1 調査・試験の考え方と手順
5.2.2 調査・試験の方法と適用
5.2.3 変動状況の把握手法
5.2.4 崩壊予知の方法
5.3 安定性解析方法と設計
5.3.1 設計手法の考え方と相互の関連性
5.3.2 用いるべき物性値とその数値表現
5.3.3 各種設計法による安定性の検討例
5.3.4 斜面の浸透破壊解析
5.4 対策工法
5.4.1 対策工法の現状
5.4.2 対策工法の選定
5.4.3 代表的対策工法と軟岩斜面での実施例
5.5 軟岩斜面における調査・施工に関する事例
5.5.1 岩殿山地すべり
5.5.2 高場山の斜面崩壊
5.5.3 豊前系統開閉所斜面
5.5.4 猿供養寺地すべり
5.6 今後の課題
索引