土木365日今日は何の日 |
1854 | 品川第一・二・三台場竣工.(東京都)
嘉永6年(1853)の黒船来航により、海防の必要を痛感した幕府は、計12基の台場築造を計画した。第一〜第三台場は同年8月に着手され、翌年の黒船再来航に備え進められたため、僅か8ヶ月で竣工した。その後台場築造は財政的な理由により見直され、竣工した台場はこれら三基を含め6基にとどまった。現存する台場は第三台場及び第六台場であり、前者については「お台場海浜公園」として公開保存されている。(新暦では1854年5月29日) 「品川台場史考」 「建築・土木365日『今日は何の日』」 「日本暦西暦月日対照表」 |
1881 | 小野田セメント(株)創立.(山口県)
わが国初の民営セメント製造会社である「セメント製造会社」の設立が山口県令:原保太郎より認可された。社長には笠井順八が就任。これにより小野田セメント(株)の前身である「セメント製造会社」が誕生した。この日をもって同社では創立記念日とした。小野田セメント(株)は平成6年(1994)に「秩父セメント(株)」と合併し「秩父小野田(株)」が発足。さらに平成10年には「日本セメント(株)」と合併して「太平洋セメント(株)」が発足し、現在にいたる。 「日本土木史 昭和41年〜平成2年」 「小野田セメント百年史」 「太平洋セメント ホームページ」 |
1961 | 東海道新幹線建設に向け、世界銀行と借款契約調印.
条件は年利5.75%、3年半措置、20年償還。工事資金は財政融資と鉄道債権の発行、世界銀行からの借款によるものとされ、1億ドルの鉄道借款が世銀に対し申し入れがされた。昭和35年(1960)10月10日。 「日本土木史 昭和41年〜平成2年」 「新幹線十年史」 |
1962 | 国鉄,三河島事故.(東京都荒川区)
常磐線三河島駅付近のポイント地点で貨物列車が脱線した。その直後、ほぼ並行に走ってきた下り列車が接触し、上り線路をふさぐ形となった。数分後上り列車が事故現場に侵入し、線路上を避難していた乗客を跳ね飛ばしながら下り列車に突っ込んだ。この事故は死者160人、負傷者383人(負傷者数は諸説あり)の大惨事となった。事故原因は貨物列車運転手の信号誤認とされる。また過密ダイヤ、保安設備の不備などが世論から批判され、国鉄は対策を緊急に実施することになった。 「日本土木史 昭和41年〜平成2年」 「荒川区史 下」 「日本国有鉄道百年史 12」 |