土木学会誌
土木学会誌5月号モニター回答


口絵 「みち」が結ぶ、地域住民と行政 シーニックバイウェイ北海道
「シーニックバイウェイ」って何だ?道路事業に携わる人間として情けない話かもしれないが、聞いたこともなかった。思わずインターネットで調べてみた。すると、『シーニックバイウェイは、「景観のよい」を意味するシーニック(Scenic)と「わき道」を意味するバイウェイ(Byway)を組み合わせた言葉です。』とのこと、また『シーニックバイウェイ制度は、地域の魅力を「道」でつなぎながら、地域と行政が連携して個性豊かな地域づくり、美しい環境づくりに取り組んでいます。』なるほど、学会誌ももう少し説明をしてくれれば良いのに、全く・・・と思いながらも、頭の中では、高速道路では出来ないのかな、どんな感じになるのだろう、と思わず考えて始めている自分がいた。さーってもう少し勉強してみよう。
(日本道路公団 木村 泰)

この人に聞く 松村夏樹氏
台湾での施工現場で所長をされた方のお話で,現場の臨場感,苦労話がとてもリアルに書かれていて,興味深く読めた.海外での文化の違い,大幅な設計変更,現場で発生した問題,対処,海での工事,という特殊な条件が重なる中で,ひとつひとつこれらの困難を克服されて来た様子に感動を覚えました.工事内容にも興味があるので,写真や設計変更前後の図面の比較等が掲載されていないことが残念だった.
(京都大学大学院 福林 良典)

特集 拡がる3次元デジタル情報の波
私も設計図の作成にCADを使っておりますが、図面は2次元で表現しておりますので、細部のディテールを説明するのがとても困難となります。例えば、鋼橋ですと、フランジ、ウェブ、リブ等様々な部位があり、それらはどう溶接され、そのためにはどのような加工をし、またそれらに開口を設ける等を施し、マンホールを設置し、…このように文章で説明することも困難なほどです。平面のみでは想像で考えていかなければならないので、自分が考えていることを全て相手に伝えるのは難しいと思います。
私自身も説明資料として、構造物の一部をCADを使って3次元で書いたことがあります。もちろん大したものを書くことはできませんでしたが、その際はすごくスムーズに話ができた覚えがあります。
この世界には立体しか存在しないのに、平面のみで良いということはないのではないでしょうか。もちろん平面で充分に表現できることはありますが。実際のものをその通りに表現できるというこのような技術が様々な分野で多く取り入れられることが新しい見解を見つける鍵になっていくのだと思います。
(復建エンジニヤリング 永井 紘作)

興味があるが詳しくは知らない分野の内容でしたので,大変興味深く読ませて頂いた.内容は都市空間や構造物に対する3次元デジタル情報に限定されていたが,将来的に自然環境への応用が進むことが予想されるものも多く,可能性の大きい分野と感じた.
(九州大学 矢野真一郎)

3次元モデルを用いた設計というのは、プラントエンジニアリングの世界でもずいぶん前から取り組まれている。プラントエンジニアリングでは、一般の土木で扱う構造物(橋梁、ダムやトンネル)と比べて多くの専門分野の技術者が関係するため、部門間の意思疎通や調整が非常に多く、設計変更や手戻りをどうすれば最小化できるか、ということは非常に重要な命題である。一つのプロダクトモデルを用いて、設計情報を一元化するということはその命題に対する一つの回答となりうるものである。 一つのプロダクトモデルを用いて一貫性のある設計を行うためのツールはすでにある程度完成の域に達している。私が日常の業務において感ずることは、そのツールを使いこなせていないということである。そのツールは一人あるいはある部門が使うだけではほとんど意味をなさない。プロジェクトあるいは会社全体がツールを使いこなす必要があり、時には社外にまで適用範囲を拡げる必要が出てくる。そのためには業務の進め方はもちろん、無理を承知で理想を言わせてもらえば、会社組織、人事制度に至る全てを変えていかねばならないと考えている。
私の属すエンジニアリング業界というのは、海外進出・グローバリゼーション同様、業務のIT化という点でも日本では、最先端をいっているという自負があるが、まだ箱物を作ったものの魂が入っていないと思う。ツールの進化は速いが、人間の方はなかなか変われないものだと常々思っている。
(日揮(株) 中島 晃)

建築物の設計や機械の設計・製造の分野と違って、土木の分野では、一般の構造物の設計・施工業務では、あまり3次元のCADが普及しているようには思えません。 どのような分野で3次元のデジタル情報を用いられていて、どんなメリットがあるのか、実際に行われた設計・施工での具体的な事例を紹介していただきたいと思いました。
(若築建設(株) 佐藤恵流悟)

第1章 3次元都市空間モデルの構築と利用
現状と問題点を紹介していただいているが、ページ数の制約もあって何に焦点が絞られているのかよく分からなかった。要するに技術先行で、シーズはあるがコスト面ではまだまだ課題がある。一方で、その技術を具体的に活かすためには、今後ニーズを開拓していく必要があるという理解でよいのだろうか?
(京都大学  小林俊一 )

事故災害 「スマトラ島沖地震・津波災害」 土木学会スマトラ島調査団速報 
スマトラ島沖地震の調査速報を興味深く読みました。20m以上の大津波が内陸数キロまで達し、RC構造の建物や橋梁等の比較的頑丈であると思われるインフラまでも破壊するエネルギーを持っていたことが分かりました。調査結果が今後の防災に役立つことを期待します。また、津波や地震に対する教育の重要性についても痛感しました。「喉 もと過ぎれば熱さ忘れる」ではなく、震災の記憶をどのように後世に伝えて行くのかが、今後の課題になると思いました。
(若築建設(株) 佐藤恵流悟)

事故災害 「福岡県西方沖地震調査速報」
今年3月20日(日)午前中に発生した地震は,日曜のゆっくりしていた家族に襲いかかりました.個人的には関東地方に生活していた15年ほど前に大きな地震を経験してはいましたが,さすがに恐怖を感じました.幸いにして,個人的には大きな被害はなかったものの,巻頭や本文中の写真のように隣県・福岡での被害には驚くばかりです.
さて,今回,未だ十分な解析等はできない状況での速報のとりまとめ,大変な作業だったとともに編集部の学会誌としての速報性をアピールしたという点でとても評価されるのではないでしょうか.福岡・大名地区のマンションの壁 にできた亀裂写真は,コンクリート構造の破壊に関する研究等で良く目にしていましたが,実際の現象としてもそうなんだと思いました.現地でのデータを入手する際,測定可能な現象については問題ありませんが,このような突発的 かつ予想が困難な現象のデータは,貴重であり,それらが人間活動に多大な影響を及ぼすものであるならばなおさらで,これを機会に調査報告のとりまとめと今後の防災対策に期待するところです.
(佐賀大学低平地研究センター 山西博幸)

CEリポート:わだい 学生編集委員が見たフルキャストスタジアム宮城
朝、新聞を読む中、何気なく目が行くのは楽天の負け数である。開幕前、誰が言ったか知らないが、百敗はするであろうとの言葉。確かに今、その数字に着実に向かっている事実は隠せない。しかし、それ以外で、開幕前に気になっていたのは、岩隈の入団と宮城球場の改修工事であった。まあ、岩隈の件はいいとして、工事に関しては、正直間に合わないと思っていた。間に合った事実はもちろん知っているが、もう少し具体的な話、技術的な話に踏み込んで取材し、報告してもらいたかった。少し物足りなさを感じた。
(日本道路公団 木村 泰)

各段落の見出文や,内容,図面,写真が豊富でテンポよく,工期がなかったというスタジアム工事と同様?,非常にスピード感の伝わる内容だった.新球団の誕生というプロ野球界の改革に,「土木」が関与していることは新たな発見でした.「楽天山」の提案など,構造物といったハード面に片寄らない遊び心も大事だなと感じました.
(京都大学大学院 福林 良典)

マスコミをはじめ国民のほとんどが注目していたプロジェクトを短期間でまとめ上げた苦労や大変さをリアルに読み取ることができた。監督・コーチ陣が立ち会うなど、一野球ファンとして見ても非常に興味深く読んだ。ただ、球場施設だけでなく、例えば駐車場などの来場者の交通処理など、関連施設も含めた施設全体の計画について、触れてあればさらに良かったと思う。折角なので、「土木」に対する価値・認識を高揚させるために、プロ野球新規参入の話題が冷めないうちに、もっと広くPRすれば良いのではないかと思う。
(オリエンタルコンサルタンツ  神田 佑亮)

フルキャストスタジアム宮城は、施工中の様子、完成後もマスコミでなにかと取り上げられた話題性の高い土木構造物であった。 このレポートは、施工中の苦労や工夫がまとめられていて、たいへん興味深い内容となっている。今後も注目度の高い構造物の施工に関するレポートを掲載して欲しい。
(清水建設 樋川直樹)

CEリポート:わだい 鉄道整備の新たな展開
折しも西日本旅客鉄道の悲惨な事故が発生し、鉄道事業を含めた運輸事業者の安全性が社会的に大きな関心事となっている。記事では「公民分担と安全」の項で上下分離により事故が続発するイギリスの特殊性を論じていたが、5月の事故を受けて今後わが国でどのような方策をとり得るのか続報を期待したい。さらに、単なる費用便益の観点だけでなく環境負荷などを勘案し、鉄道事業の持つさまざまな特色を考慮した上で、道路なのか鉄道なのかといった議論が深まる事も併せて期待したい。
(京都大学  小林俊一)

5月号が発行される直前にJR福知山線での事故が発生した.この記事中では鉄道整備の新たな展開として,利用者・都市側の視点からの整備実現に向けた手法を紹介しており,特に公民分担について述べられていた.この記事中でも鉄道サービスへの期待として,輸送時間の短縮化が挙げられていた.先の事故では間接的な原因として,短縮化を優先するあまり,過密ダイヤとなりそれが負担となっていたことも挙げらている.民間企業として利益を追求する体質の現れである.公民分担の場合の安全性について,民による,安全確保のインセンティブに期待し,民が日常点検を行っていくのが合理的としている.しかし今回の事故は,単に一企業の体質の問題,とすることでいいのか,と考えさせられた.公民で安全性確保に向けた体質づくりも必要なのではと思う.事故をうけ,原因が明らかになった時点で,再度同じようなタイトルで特集を組んでみてほしい.
(京都大学大学院  福林 良典)

CEリポート:わだい [投稿] トンネルのお話
目からウロコ。隧道は日本語、トンネルは英語くずれの日本語、中身は同じでしたか。隧道よりも簡単なカタカナがよいからトンネルと表記した文献の紹介もあり、そんなものかと感じた次第です。今まで、金のかけ方の多少などで、隧道とトンネルの使い分けがあるものと思っておりました。
(匿名希望)

疲れた頭によい刺激を与えてくれる記事でした。古いトンネルの入り口に、「〜隧道」とあるのを見たことがありますが、トンネルと隧道は何かが違うのだろう程度に考えていました。もっとも漠然とそう考えただけで、それ以上調べようとは思ったことがありませんでしたが。語源を探るというのは、知的好奇心を刺激してくれるものですね。
(日揮(株) 中島 晃)

トンネルの語源の話、楽しく拝読させていただきました。思わず筆者のホームページにアクセスしてしまいました。
(三井建設工業 鈴木茂夫)

CEリポート:わだい [投稿] 首都高速トンネル防災点検見学
道路トンネルの非常用設備には、さまざまなものが存在し、特にAA等級のトンネルは水噴霧設備などコストもかなりかかると思います。しかし、有事の際には必要不可欠なものであり、その機能を必要なときに確実に発揮させるためにも日常の点検は欠かせないものだと思います。高速道路でお客様に安全走行していただくためにも、非常用設備の点検だけでなく清掃,補修等が重要であることを改めて認識させて頂きました。
(日本道路公団 竹縄謙作)

わだい [投稿] 北欧における公共空間のユニバーサルデザイン
海外では施設だけではなく、その国で暮らす人々が暮らしやすくなる様に、また安全に暮らせる様に工夫していることを見かけます。例えば、記事に掲載されていたように、乳母車専用のスペースを確保してあったり、周辺の環境に配慮した構造物や、先日テレビで観たのですが、ロンドンでは駅構内でバッジを配っていて、そのバッジ に自分の下車駅を書いておくと寝過ごした場合でも周りの人がその駅で起こしてくれる等。 以前、バリアフリーの語源を調べたことがあります。この言葉は何も障害を持つ方や御老人のみが対象ではなく、その空間を共有する全ての人に対してバリア(壁)をフリー(なくす)にする、つまり、どんな人も不自由なく暮らせるという意味があるそうです。そういう観点からみると、施設の整備もさることながら、自分も共存する者の一員として何か出来ることを探していきたいと思います。
以前、バリアフリーの語源を調べたことがあります。この言葉は何も障害を持つ方や御老人のみが対象ではなく、その空間を共有する全ての人に対してバリア(壁)をフリー(なくす)にする、つまり、どんな人も不自由なく暮らせるという意味があるそうです。そういう観点からみると、施設の整備もさることながら、自分も共存する者の一員として何か出来ることを探していきたいと思います。
(復建エンジニヤリング 永井 紘作)

最近になって駅にエレベータやエスカレータが設置され、お年寄りや妊娠されている方だけではなく様々な利用者がホームへの上り下りに利用されています。ただし、エレベータはホームのずっと端の方に設置されていたりして、そこまで歩くのを断念され階段を上られているお年よりの姿を見かけます。また、一方向しかないエスカレータの場合は、たいてい上り方向になっており、確かに階段を上らなくてよいのは助かりますが、本当に危険なのは下りです。健常者にとっては下り方向に設置されたエスカレータはあまり利用価値はないように思えますが、お年寄りや妊娠している方などにとっては下りを安心して下りられることが重要なのです。
ユニバーサルデザインとは全ての人が安心して快適に利用できるようなものにすることだと理解しています。
今回の海外の事例は、学ぶところがたくさんありました。ただ、これから先ユニバーサルデザインへ進もうとする日本では、一歩前のバリアフリーの段階でまだまだやらなければならないこと、できること、があるように思います。
(鹿島建設(株)   池田真理子)

「バリアフリー」 と言う言葉は、つい最近まで身体障害者のためのものと思っていた。しかし、昨今の急激な高齢化社会の到来により一部の人たちのものから、全てのひとたちのもの全ての人たちのためのデザイン「ユニバースデザイン」へと急変してきている。
福祉先進国であるデンマーク、フィンランド、スウェーデンへの公共空間のユニバーサルデザインの視察旅行のレポート。写真が沢山掲載されており「百聞は一見にしかず」と言うか普段あまり眼にしないものを言葉だけで理解することはなかなか難しいので大変良かったと思う。 日本では視覚障害者誘導ブロックの施設が盛んに進められているが、その凸凹は一般の人でさえ歩きにくい。ましてや乳母車や杖をついた高齢者などはかなりの障害となると思われる。また、目立つためのその色が街並景観に及ぼす影響は種々考え方はあるものの決して好ましいとは言えない。 その点,ピンコロ石や最小限の空間のマッチした視覚障害者誘導ブロックの敷設など、日本もこの様な取り組みを早急に図っていかなければ成らないと思う。公共機関としての車両へ自転車、乳母車、犬のためのスペースなど輸送を第一目標とするだけでなく、高い安全性と安心を全ての人々に平等に確保していこうと言う試み、さすがに福祉先進国と感嘆せざるを得ない。
(山梨日日新聞社 雨宮正巳)

自分がけがをしたときなど足を曲げることができないときエレベータやエスカレータの便利さを感じる。日本でも駅などのエレベータの設置率は高くなっていることは感じられるがどこにあるのかわかりにくい。ストックホルムの例にあるような配置も良い一例と思う。また、電車で自転車を運びたいと何度も思ったことがあるが、東京の車内は混雑しているのでなかなかこれらを取り入れることは難しいのでしょうか。
(東電設計 斉藤修一)
CEリポート:わだい [投稿] ケンブリッジ大学における第14回地球環境流体力学サマースクールに参加して
世界的な超一流大学の教授陣による講義が,参加する若い人達に議論する楽しさや現象を理解する重要さをきちんと伝えていることが感じられ,大学で講義を行う者として大変参考になるレポートでした.土木系の大学では基礎となる力学教育で学生にその重要さや楽しさを伝えるのに四苦八苦している所が多いと思いますが,その問題 を解決するためのヒントを与えてくれたと思います.このような集会に日本から多くの若い人たちが参加できるように,助成金をつくるなどの環境整備をすることの必要性も感じました.
(九州大学 矢野真一郎)

4ページにわたる内容の濃いレポートとなっており、サマースクールの熱気が伝わってくるよい記事であった。またケンブリッジ大学の教育システムの一端を垣間見たようで、教育・研究に携わる身にとっては刺激的であった。レポーターは博士2年生ということで、この貴重な経験がきっと今後に活かされると思います。
(京都大学 小林俊一 )

見どころ土木遺産 旧函館港湾施設群
函館山からの夜景は、誰もがすばらしいと感じるものである。夜景がすばらしいのは、経済が発展しているからであり、その発展に大きく貢献しているのが港湾施設である。
旧函館港湾施設群の内容については、そのような観点からとても興味深く読ませて頂きました。現在では、大規模な港湾施設が数多く造られていますが、それは、この事例のように、伝統技術と先進技術を融合させた緻密な工夫を設計、施工に行き渡らせた結果の蓄積であると思う。これから、開発のために取壊されてしまうか も知れない、貴重な土木遺産の保存方法や伝統技術の伝承方法についての検討を進める必要があると思います。
(港湾空港建設技術サービスセンター 島田 伊浩)

地方の息吹 第4回 知恵の実践とひとづくりがごみ社会を救う 徳島県上勝町(その1)
私は地方部で育ったが、ゴミ問題については、地方での取組が先進しており、都市部は取組が今ひとつであると感じる。私の住んでいる自治体では、燃える・燃えないのわずか2種類しかないが、一方で私の故郷(地方部)では16分別であり、両親は始めは戸惑っていたようだが、今はほとんど苦労なく対応している。ゴミのほとんどが都市部から排出されていること、また処分場の容量や処理能力に問題があることを考えると、悠長に2分別のままで良いわけはなく、ここで紹介された上勝町の事例を参考にしながら、早期に取り組むべき課題であると思う。
(オリエンタルコンサルタンツ  神田 佑亮)

ゴミ問題はどの地域でも重要な課題であると思う。当初は、ゴミの取り組みに対して手間が増えることで町民の反発を予想していたが、それが取り越し苦労に終わったとあります。素材ごとの分別を34種類にしているということですが、たぶんわかりやすい分類の方法を伝えていると思います。 また、廃校の小学校を改築して貸事務所や住宅に利用し、廃材を出さない工夫をしている。昔の建築物はデザイン的にも優れたものがあり、それらを有効に利用していけばなじみもでるし、環境にもよく、多少コストがかかっても良い方法と思います。
(東電設計 斉藤修一)

役立ってます 土木施設 第2回 医療連携を支える「第二京阪道路」
高速道路事業に携わる者にとっては、非常に嬉しいコラムであった。高速道路の重要性の一つとして「救急医療施設への患者搬送時間の短縮」という内容は、よく取り上げられるが、実際に医療に携わる方からその重要性を聞かせていただくことができました。本内容は、一般道を利用すれば1時間以上かかる場合もある区間を第二京阪の利用で、30分程度で患者を搬送、また、スタッフの緊急招集もできることが書かれていますが、全国には未だ救急医療施設までの所要時間が多くかかるところが存在するのも事実であり、今後も皆様に必要とされる道路整備事業に一生懸命携わっていきたいと思います。
(匿名希望)

数年前に第二京阪道路事業に携わっていた私にとって大変興味の持てた内容であった。
仕事柄、道路の整備効果については特に感心を持っているのだが、実際にお客様の声、利用してくださる方々の声をこのようなカタチで、感じたのは初めてではないかと思う。
(日本道路公団 木村 泰)

医療現場からみて,土木構造物,ここでは自動車道の有用性を語られており,こういう声を聞けるのは土木を志す者にとって,さらにモチベーションのあがる内容だった.医療連携という場で具体的にどう役立っているかが書かれていて,我々の思わぬ所で活躍している土木施設を誇りに思える.ただ土木学会誌という専門誌では,土木業界の内輪へのメッセージとなっている.我々土木関係者がまず,土木施設が様々なところで活躍していることを認識することも大事だと思うが,より一般的な場でこのような情報を発信していけたらと思う.
(京都大学大学院 福林 良典)

つながる 5回 森吉山ダム工事事務所所長山内芳朗氏に訊く
コンストラクションマネジメントは、10年前、就職活動中の私の一つのキーワードであった。今回の記事を見て残念ながら失望した。あれから10年たった今もCMというものへの認識とはこの程度のものか。学生の執筆者が勉強不足なだけとは思えない。
CM方式導入の利点なるものをまとめたパンフレットがいかにその本質をついたものでないか。一般向けのパンフであるからパンフそのものはそれでもいい。しかし、学会誌の記事としてこれではお粗末すぎないか?認識の程度を反映して質問の内容もCMというものの本質をついたものからは程遠い。
パンフに示されるCM導入による利点とは、CMとは直接関係がない。ConstructionをManageするということは建設工事では従来から行われてきたことであって、新しい考え方ではない。工事、施工管理に精通した技術者が、当たり前のことを当たり前に行うだけの力量があれば、CM導入とは関係なく達成可能なことである(ただし、当たり前のことを当たり前に行うのは用意ではない。そこに知識と経験、力量が問われる。)。また当然のことながら、CMは打出の小槌ではないのだが、記事にはそういう安易な認識が見え隠れする。 CMは例えば発注者の立場から言えば、発注者側に様々な理由により十分な力量を持った技術者を擁することができないため(これは現在の社会情勢などから考えて仕方のないことだと思う)、第三者の専門家に委託して工事を成功させるための仕組みである、と私は考える。そのような認識に立てば、利点の紹介など、まったく異なる角度からなされるはずと思うが、いかがだろうか。土木業界におけるCMへの認識がこの程度だとしたら、わが国の土木業界にCM方式が根付くのなど、まだまだ先のことだと言わねばなるまい。少々厳しい書きよう、ご容赦ください。
(日揮(株) 中島 晃)

インタビューを通して、CM方式が合理的、経済的な施工管理方式として実例を中心にわかりやすく紹介されており、印象の良い記事でした。掲載されていたパンフレットも明快でした。欲を言えば、客観的な目でみたCM方式の抱える課題も併記していただけたらよかったと思います。CM方式は、発注者側が気を抜いていると、悪く言えばノータッチの丸投げ状態になりかねませんが、かといって発注者の関与を大きくすると、本来のメリットである「効率化・合理化」からは離れていきます。そこのバランスのとり方もなかなか難しいものがあるのだろうと思いました。
(東京都 竹口了介)

CMRの存在・役割については、土木技術者の中にもまだ浸透しておらず、知らない人間も多いと思われる。今回の記事は、CMRの概要について説明する上では十分であり、また、読みやすく興味がわき易い記事であると感じる。 しかし、一般的にCM方式はまだ試行錯誤的な取り組みが多く、様々な問題点が生じていることも実情である。是非、次にCM方式に関する記事を掲載する際には、長所・短所についてももう一歩深く踏み込んだレポートを期待したい。
(清水建設 樋川直樹)

学会誌全般へのご意見,編集委員会への要望等
土木学会誌は個人的に好きです。写真記事等は大きな写真がカラーで掲載されており、とても見やすくて良いと思います。これからも土木分野の専門誌でありながら、違う分野の方でも読みやすい雑誌にしていってください。
(復建エンジニヤリング 永井 紘作)

土木学会認定技術者資格制度について、HPだけでなく学会誌にこの資格を取得する意義を掲載して頂けると受験の意欲がわくと思います。
(港湾空港建設技術サービスセンター 島田 伊浩 )

鯰太郎のこの指、とまれっ!に賛否両論。私はこの記事については全く興味はありません。ただ、一生懸命書いているという「筆者の情熱」を感じることはできます。
一方、(義理人情・力関係で執筆を依頼されて(??))仕方なく原稿を書き、ただ誌面を埋めたように感じる内容の記事が、極く稀ですが見受けられるように感じるのは私だけでしょうか?書き手がイヤイヤやっつけ仕事で書いた記事は、読者にもその雰囲気が伝わると思います。(なお5月号にはそのような記事は一切ありませんでした。念のため。)
そこで編集委員の方へお願いです。「筆者の情熱」を感じない、誌面を埋めるだけの目的のつまらない原稿は没にしましょう。学会誌として、勇気を持って編集にあたってください。非常に難しいでしょうけど。モニター側もつまらない記事があれば、無視せずに「つまらない」と声をあげるべきですね。言い難いですが。
(匿名希望)

土木業界初心者のための、土木に関する基礎知識やちょっとした用語解説などのコーナーを設けてみてはどうでしょうか。読者の中には、これから土木を本格的に学んでいこうとする学生さんや、経験の浅い若手の業界人も少なからずいることでしょう。かく言う私もそのひとりで畑違いで土木業界へ就職したため、抜けている基礎知識を仕事の中であるいは独学で身に付けていく日々です。とはいえ、実際は場当たり的に調べる程度の余裕しかないのが現状です。学会誌にそのようなコーナーがあれば、毎月系統的に学べるのでありがたいです。多くのベテラン読者の方々にとってはいまさらな記事かもしれませんが、技術の継承が課題となっている今こそ、若手に基礎知識を確実に身に付けてもらうことも学会誌の大きな役割ではないでしょうか。
(匿名希望)

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