土木学会誌
土木学会誌10月号モニター回答


表紙
ともすれば,あまり気にも留めずに頁をめくってしまいがちですが,毎号,表紙は良い企画だと思って見ています。
特に,今回の「鉄筋煉瓦桁」は,最初は「こりゃ,いったい何じゃ!」と言う印象でした。解説を読み進む内に,「ああ,なるほど」と納得はしましたが。
現在では,このような梁は,その構造上,有利とはならないだろうと,比較的容易に想像はできますが,主旨は「そんなに型通りやる必要はないんだよ」とのことであり,納得の思いです。
ただ,この「鉄筋煉瓦桁」は,現在で言うならばPC橋の片持ち張出し架設工法に通じるものがあり,そこには重要なヒントが含まれていたのかも知れないと思い至りました。
(前田建設工業 赤坂雄司)

口絵 2004(平成16)年8月台風10号およびその後の四国地方での豪雨災害
「記録」というコーナーに掲載されていたこの記事には,災害時の現場の様子を撮影した写真が8枚掲載されていた。それらの写真からは,現場の壮絶さと悲惨さが伝わってくる。
どれだけたくさんの言葉で災害の様子を表したとしても,写真ほどリアルに伝えることはできないと思う。この写真を見て,何を感じ,自分は何ができるのか,を考えることが大切だと感じた。この災害がなぜ起こったのか,起こさないためにはどうしたらいいのか,対処していくにはどのような方法があるのか。このような事態に対しどのような対処方法があるのかを考え行動するのが,土木の道であり、土木の使命であると私は思う。また,今年は台風の直撃が多い。
(日本道路公団 徳田尚器)

事故・災害 2004(平成16)年8月四国豪雨・高潮災害の速報 平成16年8月四国豪雨・高潮災害緊急調査団
今年の夏は台風の上陸数が過去最高となり,台風が直撃していない地域でも記録的な豪雨になるなど,各地で災害に見まわれた年になりました。
貴誌では,9月号と10月号に災害の特にひどかった地域をとりあげ,口絵として現地の写真を,事故・災害として現地状況の速報を掲載されていました。
新聞やテレビで報道されていますが,それらとは違って,例えば,写真に流水方向を入れたり,写真のキャプションに細かな情報を入れたりと土木技術的な観点を取り入れたものとなっており,現場の状況が非常に分かりやすい報告になっていたと感じました。「四国豪雨・高潮災害の速報」は図やグラフ,地図を取り入れ, 降雨量の変化,現場の地理的状況など視覚的にも分かりやすかったです。
今回の報告は簡潔にまとまっていたのものであったので,今後,災害に対しての対策や取り組み,他の地域の対策状況などを紹介されてもよろしいのではないでしょうか。
最後に災害で亡くなられた方々に対してご冥福を祈りますと共に,被害に遭われた方々に心からお祈り申し上げます。
(鉄道・運輸機構 石橋英介)

四国豪雨災害では,総雨量2050mm,日雨量1317mmという信じられない数字となっている。このような豪雨に対して人間が災害「防止」対策としてできることがはたしてあるのだろうかと弱気になってしまう。北陸豪雨についても同様であるし,おそらく今後掲載されるであろう台風23号の豊岡・宮津の水害についても同様である。
地震対策については,「防災」だけではなく「減災」という視点で語られることが多くなっているが,水害・土砂災害に対しても「減災」という視点での提案が学会誌に掲載されることを期待している。
(太田ジオリサーチ 太田英将)

事故・災害 2004(平成16)年7月北陸豪雨による水害の報告(速報)
今年は10以上の台風が本土上陸し,たいへんな被害をもたらしている。地球温暖化の影響かもしれないが,今年のデータを十分活かした新たな対策が今後必要と考える。災害は発生時に大々的に取上げられる割りには,その後の経緯・対策についてあまり耳にすることがない。ハード面の対策とともに,危険予知と回避のための具体策を住民,ひいては国民全体に浸透させる必要がある。災害対策の分野で,土木屋がこれまで以上のリーダーシップを発揮することで,土木事業の重要性の再認識にもつながるのではないだろうか。
(日揮 飯塚浩晃)

特集 土壌汚染を考える 動き始めた土壌汚染対策法
大変編集者の力のこもった特集であると感じた。今回の特集は,土壌汚染についての解説記事,法制度,行政の取組みなど広範囲なものであったが,さらに,次回,汚染調査の実例,浄化工事の実例などを集めた事例集的な特集を期待したい。
(東京工業大学 浦瀬太郎)

現在,ゼネコン各社をはじめ,多くの会社が,土壌汚染対策に取組んでいるのは知っていましたが,「なぜ,今,みんなが一斉に?」と疑問を持っていたところでした。
今回の特集で,他の公害との違い,法整備の背景や土壌汚染の現状,対策に対する考え方,などが理解できたように思います。
(前田建設工業 赤坂雄司)

土壌汚染の問題の成り立ちから外国の取組みや現状での問題点など多角的な視点で論じられており,たいへん理解しやすい特集となっていた。土壌汚染には,(1)人の健康被害を防止するという目的(法の目的),(2)土壌汚染浄化工事を上手にやるという目的の2つがあり,それぞれは当然異なるものだということも理解できた。現状では掲載するのは難しいかもしれないが,土壌汚染浄化を経営問題としてどう判断するのかという依頼側の考え方についても章があると,今後の方向性がより明確になったように思う。
(太田ジオリサーチ 太田英将)

当社も環境省土壌汚染調査指定機関の認定を受け,土壌汚染対策に積極的に取組む矢先の特集で感謝いたします。スーパーファンド法からリスクコミュニケーション,技術者の使命で締めくくる構成や,平易な文章で出来るだけわかりやすくしている配慮から内容も実に練られていることが実感できました。
巻末で,構想15年製作9ヶ月と編集者が自負なさるにふさわしい特集に仕上がったと思います。
(東洋コンサルタント 小林幸男)

土壌汚染について,実態から防止又は浄化への取組みなど,海外と比較しながら技術的・法律的問題について詳しく説明されていて,とても勉強になりました。日本の国民性として,「他の国民に比べ土地に対する所有意識が強い」ということを何かの本で読んだことがあります。土地は本来国民の共有財産であるという意識があまりなく,「私有地であれば・・・」という考えが,土壌汚染を助長してきたと思います。
今後,環境問題に積極的に参加していかなければならない土木技術者の役割として,土壌汚染の浄化に対する技術力向上と共に,今後の土地利用に対する汚染防止についても重要な問題であると感じました。
(東洋建設 北出圭介)

すばらしい特集と思います。小職は直接関連した業務に携わったことはありませんが,アメリカでの厳しい状況を話には聞いていました。
こうした私にもよくわかる記事で,関係者の皆さんの使命感にも近い,意欲的な記事に感服しました。10年近く前にUCLAの土質工学教室を訪問する機会がありました。壁に多くの学生の写真が貼ってあり,その3割程が女子学生で,その多くが,環境を専攻していると聞いて驚いたことがありました。地球のため,人類のために,先人の残した負の遺産をなんとかしようという技術に目を向ける多く人々に敬服せざるを得ません。
(日揮 宮岡秀一)

第2章 米国・日本の土壌汚染への取組み
取扱いの難しい厳格な法律であるスーパーファンド法を,政府と民間で紆余曲折を経ながら実行・継続し,土壌汚染対策と新技術の商業化を成功させた興味深い報告である。ブラウンフィールドの再生・活性化への環境保護局のリーダーシップと,民間のインセンティブをうまく融合させた点がポイントだと思う。日本でも,高額な費用が浄化に支障をきたさないよう資金の捻出方法を早急に検討する必要性を感じた。
(日揮 飯塚浩晃)

5-1 リスクコミュニケーション
土壌汚染という,ほぼネガティブな要因しかない状況についてであるが,土壌汚染に限らず利害関係を伴う合意形成全般にかかる記事として興味を持って拝読しました。
記事中において,市民が不安を感じ,リスクを大きく感じるとされる11ケースが示され,対応としてコミュニケーション開始のタイミングと誠実さを示すことが最も重要との整理がなされていましたが,マスコミが報道する前にコミュニケーションを開始するというタイミングが実行上は非常に重要との整理はもっともながら,マイナスをさらに拡大させないための方策としての意味合いの方が強いと感じられました。全体としてはEPAの基本原則の徹底につきるような気もしますが,コミュニケーションの現場において,うまく内容を伝えていくための工夫や,記事の最後にも記述のあったファシリテータ等の第三者をさらに有効に機能させていく仕組みづくりが急務と考えています。
(八千代エンジニヤリング 高森秀司)

土壌汚染に関して,リスクコミュニケーションを開始するタイミングが重要であり,さらに誠実さや情報を公開する勇気,できる範囲での努力が大切であるという視点は大変示唆に富んでいると感じた。また,コミュニケーションの相手の選択やコミュニケーション手法も言及されており,有益な記事であった。
これらは,土壌汚染に限定されない全ての環境に関する公共事業に携わる者が一様に持つべき倫理であり多くの場面で適用できるものであると考える。
(復建エンジニヤリング 川瀬喜雄)

リスクコミュニケーションにつき,コミュニケーション開始のタイミングを遅らせないこと,勇気をもって持っている情報をできるだけ開示することなどわかりやすいポイントが解説されていると考える。土壌汚染などに限らず,事業推進にあたっての将来への不確実性を住民にどう説明し,理解を得るかなど,住民との間の不確実性に関するコミュニケーションに関しても,特集等が組まれることを期待します。
(匿名希望)

5-2 土壌汚染浄化対策における土木技術者の使命と役割
最近は,新聞でも良く目にする内容であり興味を感じます。汚染の原因にはカドミウム・六価クロム・砒素・水銀やダイオキシンなど有害物質の名前がずらりと出揃っており,恐ろしくなります。これら原因をつきとめ,種類に応じた汚染の浄化などが過去においてあまり問題視されてこなかったのかと疑問に思いました。
例えば,自分の家の庭が水銀やダイオキシンに塗れていたらどうでしょうか?有害物質を取扱っている建物や構造物の管理の徹底と今後の浄化システムの発展を期待したいと思います。
(東京都立大学 藤原多聞)

ミニ特集 技術は人なり いま,問われる技術者の倫理 第3回 他のプロフェッションにおける倫理に対する取組み
多くの技術的倫理の問題は,J.ジェイコブズの「市場の倫理・統治の倫理」によって示された,技術者としての立場と,政策執行の立場のずれに伴うあつれきが原因となっているケースが多いのではないかと考えています。
氏によると,倫理問題の矛盾は,技術者としての倫理「安全でより良いものを作る」と,予算を執行し事業を進める政策執行の倫理「円滑に事業を進める」とがぶつかり合うことによって生じる,というものです。私の理解不足はあるかもしれませんが,氏のこの見解には一定の納得できる点があり,何より技術者倫理問題を整理しやすいように思いました。そして,もし倫理問題のいくつかがこうした構造によって生じているのであれば,技術者が完全に権力から独立した立場とならない限り,こうした問題はいつまでも生じるのではないかとも感じました。
考えれば考えるほど奥深い問題で,まだこれだ,と意見を言えるほどの固まった見解を有しておりません。今後も勉強する必要を感じています。
(日本技術開発 中野雅規)

一般の人に対して優位な立場で業務を遂行してきたことは,土木以外の分野にも共通するのだと改めて認識しました。「企業行動憲章」に従うと「末端の従業員の違法な行為を発見し,これを未然に防止することまでもが取締役の義務となる」とのことで大企業になるほど実行が大変なことと思います。
やはり,今回多くの方が言われているように,個々の技術者が倫理に対する自覚を持ち問題に対応する判断力を養う必要があるようです。日頃から倫理問題を気軽に相談できる環境ならば,個人だけで判断することにより生じる誤りも防止できるかと思います。現在まとめられているという「過去の倫理問題に対する事例」は,自分の判断の基準として非常に役立つのではないかと感じました。
(東電設計 白濱美香)

書かれている記事の内容はどれも技術者倫理を学ぶものとしては,非常に興味深く読ませていただきました。中でも,「いかに公平であり,公正であり,それを公開できるか」,公平・公正・公開の3公精神の紹介があり,技術者として常に持ち続けなければいけない精神を教えていただき,感謝しています。
次回が最終回で残念ですが,期待しています。
(東京都 石川幸裕)

毎回興味深く読ませて頂いております。技術者の倫理に対する意識改革は重要かつ必要で異論はありませんが,現場の技術者ばかりに大切さを唱えても,今の日本が抱えている問題がどこまで解決されるのか疑問です。この特集で述べられてきた事件においても,ある意味では「技術は人なり」として扱われなかった従業員の反乱ではなかったのか。人より数字を重視し,金儲けや出世こそが人生の美徳であるかのような競争に従業員を駆り立て,要らなくなったらクビを切る経営者の下では,反乱が起きて当然でしょう。社員の意識を変えるのは難しいという表現がありますが,その通りで,その努力を行うエネルギーを持つ経営者が果たして何人居るのでしょうか。人を育てることを忘れ,安易なリストラに走る経営の結果,職場では教える人が居なくなり,同時に教わる人も居なくなったという現状では,意識改革どころの話ではないのでは。ドイツのマイスター制度のように,師匠と弟子のような関係の中で教育を行うためのベテラン技術者の雇用形態の見直しなど,経営的な努力の面から観た対策も必要になるのではないでしょうか。
(京都大学 西山 哲)

プロフェッション(弁護士)における倫理に対する取組み
弁護士倫理について,規則化するべきという意見と自主性に任せるべきという意見が対立しているようですが,私は自主性に委ねるべきではないか,と思います。
規則で考え方を拘束するのでは行動が制限されてしまい,職務行動の硬直化を生み,状況に応じた柔軟な活動をすることができなくなると考えます。また,規則に書いてないから職務の範囲外であるとして職務放棄してしまう可能性もあるのではと思います。
倫理規定の内容は,要するに常識の範囲内で行動するということだと思われますから,あえて規則など作らなくても,例えば,契約書に常識に基づいて職務を遂行する旨を加えればよいと思います。弁護士が多様化しても,信義則に反しないなど,人間としての常識の部分はそれほど差異は無いように感じます。あえて規則を作るとしたら,自分の倫理に則って行動した個人に対して,会社は不利益な扱いをしないということの規則化は必要なのかもしれません。
以上のことは,土木技術者の倫理を考えるうえでも同様だと思います。常識に従って行動すれば十分でしょう。例えば,会社のために事故隠しをすることは常識の範囲外で技術者倫理からは外れている,その程度の分別ができれば,十分に技術者倫理に沿って行動できると思います。本稿最後にもありますように,結局は個人個人が技術者倫理を自覚することが大事と書いております。それでしたら,倫理観を押し付けられるよりも,自分の常識により物事を判断していくほうが,技術者倫理を自覚しやすいのではないでしょうか。
(鉄道・運輸機構 石橋英介)

雪印乳業にみる企業倫理
雪印乳業は不祥事が明るみに出てしまったため当然ながら真剣に取組み,この記事のように実行しておりますが,問題は,他の企業,技術者がどのように受け止めているかだと思います。同様に企業倫理・行動基準に問題のある企業は無数にあるでしょうし,それらの企業全てが深刻な問題と捉えているかは甚だ疑問が残ります。一度信頼を失うと極端にいえば後はそれを取戻すだけですが,不祥事が発覚していないだけで,情報を公開することにより信頼を失う危険のある企業にとっては困難な問題だと思います。私も,問題があったのであればその事実をしっかりと認識して,3公精神をもって臨んでいきたいと思います。
(京都大学 三津田祐基)

技術リポート 「投稿」東洋一のPCラーメン橋 江島大橋 大幅な工程短縮の方策
江島大橋は,私の田舎に近いこともあり,この橋による物流及び観光の利便性の向上に期待しています。近くには,コハクチョウの集団越冬地である米子水鳥公園もあり,シンプルな橋の景観がとてもマッチしていると思います。今度帰省した際には,家族を連れて是非利用してみようと思います。
(東洋建設 北出圭介)

技術リポート 「投稿」土留め壁H形鋼芯材本体利用技術の概要および適用事例
ソイルセメン地中連続壁のH型鋼にスタッドジベルを溶接する工法にとても興味を持ちました。この工法は,地下の限られた空間を有効に活用するため,従来は仮設構造物であった地中連続壁と本体のRCとを一体化させるものであります。まるで,橋梁の合成桁を地中に垂直に埋め込んだ様な所に面白みを感じます。
(東京都立大学 藤原多聞)

忙中ペンあり 第十回 若者よ,乱読し,知識人たれ
基本的に小説しか読まない私としては身の引き締まる思いです。確かに,自分の未熟さを知りたくないために,簡単な小説から知識を得ようとしているような気がいたします。次は自分を磨くための本を読みたいと思います。
(京都大学 三津田祐基)

海外ほっとライン 5回 ベトナムでのプロジェクトマネジメント
海外におけるPM業務の一端を垣間見ることが出来ました。内容について,紙面の都合もあるとは思いますが,PMの実務について,もう少し具体的かつ詳細に記述して欲しかったと思います。
(鉄道建設・運輸施設整備支援機構 佐藤貴史)

私も短期間ではありましたが,ベトナムでダム建設に従事する機会を得たことがあります。その中で契約が如何に大切かを垣間見ることができました。日本のようにお互いの信頼関係で仕事を進めることはまずありません。それがいいことかまた日本で受け入れられることかは別としてその国のルールに従うことは必要なことだと思います。
私は機会があれば再度ベトナムを始めとする東南アジアに行く機会を持ちたいと考えています。契約によって仕事が進められるのは当然のことであり,それに馴染んでいない私の方が仕事を進める基本姿勢に問題があったのかも知れません。それらのことを除けば,海外での仕事はとても楽しいもので,その人の人生そのものを変えることができる可能性を秘めていると思っています。
(明代環境地盤研究所 明代達也)

土木紀行 上郷温水路群
冷涼な気候において,社会が要請する食糧増産に対応せんがために工夫された土木資本の整備事例として,興味深く拝読しました。
社会の要請は時事につれて変化するものではありますが,なだらかな水の流れをつくり,地域の風景を形づくる(ありふれた)資本として永く残っていくものと思います。また,そのような資本を一つずつでも増やしていくことが重要と思っています。欲を言えば,もう少し鳥瞰的な広範囲の写真を拝見したかったです。
(八千代エンジニヤリング 高森秀司)

「温水路」という言葉を初めて知った。
筆者によれば,温水路の設置方法は住民の独創だという。取るに足らない水路のように見えて,実は経験に裏打ちされた工夫が盛り込まれていることに驚きを感じる。
(東京都 草深玲安)

これまで,恥ずかしながら温水路という言葉を聞いたことがありませんでした。冷水を太陽熱利用により,水温の上昇を図るという,実にシンプルかつ合理的な仕組みだと思いました。今後もこうした身近にある先人の知恵を紹介して欲しいと思いました。
(鉄道建設・運輸施設整備支援機構 佐藤貴史)

体感できる土木ミュージアム19 “荒川文化”の情報受発信基地 荒川治水資料館(国土交通省関東地方整備局)
「温水路」というものを初めて知りました。
最初の温水路は昭和2年に造られたとのことですが,先行事例のないものを経験による工夫で創造し,成功した先人の知恵と行動力に感服しました。当事の関係者にそのような意識があったのかどうかは分かりませんが,現在の姿は自然の景観に溶け込んでいて,すばらしい風景を創出しているように伺えます。
また,太陽熱を利用して水温を上昇しているという,現代でいえばエコロジーな施設であることも不思議な感じがします。無論,当事のエネルギー事情を反映したところもあるのでしょうが,現代に残されている施設の状況を概観すると,より昨今の環境問題,エネルギー問題に即した施設であると感ぜずにはいられません。
我々もこのようなすばらしい土木遺産を後世に伝えることができるでしょうか。保全業務に携わる技術者として,心に留めておきたいものです。
(中央復建コンサルタンツ 澤田幸治)

鉄道ルネッサンス ―見直される鉄道I―
学会誌という性格上,内容は最新工法の概要や技術の紹介に関することが中心になるのでしょうが,この工事によって住民の生活がどのように変わるのか,どういう背景があってこの工事を進めなければいけないのかという事業の狙いを,熱っぽく語る内容も積極的に書いて欲しいと思います。造ることの情熱を熱っぽく語ると同時に,造った後にどのように利用されるのかも同じように熱く語れることが土木工事には求められる時代です。技術者は,とかく造ることには情熱を注ぎますが,造った後の夢を語ることが少ないのではないでしょうか。「こんな最新工法を使っています」「こんなに環境に配慮しています」だけでは,その工事の情報発信源としての役割を果たせない時代です。造ることの苦労を伝えることも大事ですが,この工事が完成したらどんなに良いことがあるのかを積極的に発信できることが大事な時代です。土木学会誌には,学会誌を読んでいるのか,工事現場のパンフレットを読んでいるのか分からない記事もたまに見ます。紙面の都合もあるでしょうが,今回の記事のような造る目的についての内容を,もっと積極的に伝える工夫を学会誌こそ行って欲しいと考えます。
(京都大学 西山 哲)

地球環境問題のほか,高齢化社会を迎えるなかで,地域の零細第3セクターの赤字・存廃問題等が議論されており,連載の開始は,実に時宜を得たものと考えます。鉄道の社会的役割に注目した分析など,今後の連載に多いに期待します。
(匿名希望)

個人的にはたいへん期待する特集ですので,今後,楽しみに拝見させていただきます。
(日揮 宮岡秀一)

13号線池袋〜渋谷間建設工事と街づくりへの貢献
今,鉄道を取り上げることは都市交通問題や環境問題を考えるにあたって非常に重要であり,タイムリーなものだと考える。多岐な範囲にわたる幅広い情報の提供を期待したい。
1回目の地下鉄13号線に関する記事も,「連載を始めるにあたって」に書かれているように,「鉄道に関する知識,経験が豊富でない読者をターゲット」とする趣旨に適って大変読みやすく理解しやすい内容となっている。特に◎こぼれ話◎のようなコラム記事を多用することは,豆知識として一般読者の興味を引くものであり,今後の誌面構成をバラエティに富んだものとする意味でも重要であると感じた。
(復建エンジニヤリング 川瀬喜雄)

東京メトロのISO取得やシビルエンジニアの役割は次回に回して,13号線の西武線,東武線,並びに東急線の相互乗り入れの方法や山の手線内での工事で最後の事業主体としての技術的な部分についてもう少し専門的な内容を知りたかったと思います。
(東洋コンサルタント 小林幸男)

整備地近辺を訪れる機会もあり,今後どのように環境が変化していくのか興味深いです。開発の一つとして地下ネットワークによる回遊性確保とありますが,確かに地下通路が充実していると便利だと感じることがあり有効な手段ではないかと思います。雨の時に便利なのはもちろんですが,地下通路の利用者がその土地に詳しい人が多いのか,地上の混雑した歩道に比べると通行しやすかったり,地下の標識類が充実している場合,地上で探すより目的地を見つけやすかったりすることがあります。
また,建設機械は周辺環境や騒音対策を考慮して選択されているとのことです。多くの関係者の方々と連携をとり,より魅力ある街づくりをしていただきたいと思います。
(東電設計 白濱美香)

東京に建設予定である最後の地下鉄の進捗状況を記した記事で,興味深く読ませていただいた。これまで,新13号線は都市の交通混雑緩和のための路線という認識であったが,新宿周辺の街の活性化への期待が大きいということを新たに認識させられた。この線の影響範囲が,所沢から横浜まで及ぶということで,他の都心部の街への影響が今後どのように広がるかも興味があるところである。また,こぼれ話として地下鉄開設当初のエピソードが紹介してあり,東京の地下には知らない面がまだたくさんあるのだと思った。
(中央大学 田中聖三)

話の広場 「投稿」洪水被害をなくすために 宝永の大治水工事・大和川の付替え300周年に寄せて
個人的なことで恐縮ですが,大和川は子供の頃から慣れ親しんだ川です。江戸時代に付け替えられたことは知っていましたが,その詳細についてはこの記事により知りました。
300年前にわずか8か月の工期で完工し,かつ,幕府としては工事により開発できた新田の売却費で工事費を賄った(つまり幕府の支出はほぼゼロ。)といった,現在の公共事業が見習いたい成果をあげていることに驚きました。
付け替え以降,治水に関しては様々な対策を施してきているようですが,水質に関しては若干の改善が見られるものの未だに非常に悪い状況であると聞いています。私が幼少の頃も既に川遊びなど考えられないほどの水質でした。現代の技術を持ってすれば効率的で永続的な水質改善が可能であると思われます。この機会に,先人から受け継いだ偉大な土木遺産を有効に利活用していくために,そういった努力をしていく必要があると感じています。
(中央復建コンサルタンツ 澤田幸治)

記事を拝見して,二つの驚きがあった。ひとつ目は,河川の付替え嘆願から,事業の決定までに約50年を要したことである。促進派と反対派という構図は現在の事業にも見られるが,促進派の世代を超えた運動の継続に驚かされた。ふたつ目は,付替え河川延長が約14km,幅約180mという大事業ながら,着工して約8ヶ月で完成した点である。当時は人力あるいは家畜等による施工であったと思われるが,当時の技術の高さが伺われる。今後,様々な土木遺産の紹介にあたり,施工のみならず,当時の調査・計画・設計など一連の流れを記載していただければと思いました
(鉄道建設・運輸施設整備支援機構 佐藤貴史)

今から300年ほどの昔の話であるが,着工まで長期間を有し,幕府と諸藩が工費の分担を行い,また,幕府がこの工事によって生まれた新田を入札にかけている点など,現代に似た構図があるのは興味深い。
着工まで50年もの期間が生じているが,現在の様に住民の多様なニーズがなくとも土木事業は長期の時間を要するものだと感じた。
(匿名希望)

話の広場 「投稿」「住民参加」による全国初のペットボトル橋 東郷町「イーストプラザいこまい館」連絡橋
発注者,施工者,設計者そして町民(利用者)の熱意と協同(チームワーク)が直接伝わってくるような,素晴らしいプロジェクトである。ペットボトルを利用することが,強度面でも十分であることを載荷実験で証明すると同時にコスト面でもメリットがあり,そして何よりその回収,洗浄,ブロック作りを通して橋づくりに関わる住民参加が図られたことが見事な発想であると感じた。また,橋面に組み込まれたタイムカプセルや車椅子利用者の目線の高さに考慮した高欄の形状など,詳細なデザインに関しても今後参考とすべき点が多い記事であると考える。
(復建エンジニヤリング 川瀬喜雄)

住民参加の一例として,興味深く本編を拝読した。
ペットボトルブロックの耐力が7tf/u近くあるのも驚きだが,何よりもブロック作成のために多くの住民の方が積極的に参加していることがうかがえた。
工事現場のPRでは,看板掲示や現場説明会の実施など画一的な方法によるものが多いが,反面,現場に触れて頂くだけでも意外に大きな反響を生むと感じている。実際,見学会に参加された方から驚きを持った感想を頂くことが多い。
今回の事例は,単に「造る過程」を見て頂くだけでなく,「造る対象」に住民の方の協力を取り入れた点で一歩先を行く取組みだと思う。
(東京都 草深玲安)

子供達の写真が印象的で読み進めました。一見して単純な人道橋ですが,ペットボトルという素材を使って住民との協働による橋梁の設計を行うという新鮮さが感じられました。
(東洋コンサルタント 小林幸男)

ペットボトルを用いた合成中空床版橋というリサイクル材を積極的に活用した新技術的な橋梁ということに目を奪われましたが,内容を読んでさらにビックリしました。というのは,橋の建設に住民参加を取入れており,文面で紹介のあったペットボトルを差し込む技術を編み出す,大人となっては考えもつかない創造力の逞しさとタイムカプセル化による地域住民への思いで作りや次世代へ町の文化を継承していくという地域文化への貢献を図っている事業であるということである。
将来,これを機にこの思い出を持った技術者が誕生すればいいなあと思う次第です。
(JH 高橋俊長)

未来へつなぐタイムカプセルの設置やタイムカプセル室がそのままフットライトになって夜間照明にするなど心憎い演出がされていて,きっと地域の方にも親しまれる連絡橋になっていることだと思います。
社会事業は費用対効果や機能重視のところがあり,どうしても決まったデザインのもので落ち着いてしまうところがあるようです。遊び心と言っては言い過ぎかもしれませんが,今までそのような余裕が足りなかったため,おもしろいと感じるものが少ないのだと思います。
住民が参加し,楽しいものや思い出まで後世に残せるようなものを,技術者の一人として作っていきたいと感じました。
(匿名希望)

住民参加型の公共事業の記事は,目にする機会が多いが,毎回様々な工夫が成されていて面白い。今回は結果として60%の工費削減を実現し,関係者の苦労がしのばれる。また,住民が共同で作業を行い,橋を作り上げるまでの過程ははひとつのイベントを提供しているようにも思えた。
(匿名希望)

話の広場 「投稿」ETC車載器を活用した新しい交通流調査の提案 普及が急速に進むETCを自動車利用者の需要動向の把握に活用する
交通計画を行う上で,より正確な利用実態の把握は有意義であり,その技術・制度提案の記事として興味をもって拝読しました。
DSRC等の新しい技術開発や適用範囲の拡大等は進めていくべきだと考えます。素人考えで,比較的広く普及しているカーナビのGPSやVICSなども適用可能性高いのではなどとも思いましたが,いずれにせよ,個人情報保護についての徹底した議論を連動させていくことが必要であると思います。
(八千代エンジニヤリング 高森秀司)

ETCの車載器で車の追跡が可能ということをこの記事ではじめて知った。これを活用すれば,交通流調査に限らず,様々なサービスの可能性が確かにありそうである。犯罪捜査などにも活用できるかもしれないし,交通需要管理などでも新たな局面がありそうである。記事でも触れられている個人情報の管理は重要な問題であるが,逆に,車の使用者にはそれなりの社会的責任があると考えた方が良いと思う。車の使用者のメリットだけではなく,社会的なメリットを十分に提示することができれば,将来的には,ETCの車載器取り付けの義務化もあり得ると感じた。
(東京工業大学 浦瀬太郎)

ETC車載器という,一般に普及過程にある機器を用いた交通流計測の仕組みは興味深く,説明についてもよくわかりました。紙面の都合なのだと思いますが,できれば,計測箇所,車載器番号,時刻を計測することによって,これまでの他の計測と比べて,データ利用方法,データ整備速度,精度など,具体的に何がどう変わったのか,概要だけでも記述していただけるとありがたかったです。
(日本技術開発 中野雅規)

最近普及が進んでいるETCを活用した交通流調査についての記事で,興味深く読ませていただいた。これまでにない高精度な調査ができるということで,交通渋滞の緩和などに役立てていただきたいと思う。
一方,この記事中で,プライバシーについての記述について気になることがあった。ETCは車載器の固有番号を持っていて,それを電波でやり取りするそうである。ETCの料金決済の部分(ETCカードを入れて使用する部分)は悪用されないように安全性に十分配慮されていると考えられるが,車載器番号の取得については比較的容易に取得できるものなのだろうか。駐車場の割引サービスなどの利用を想定しているとすると,公共機関だけでなく幅広い利用が前提となっていると考えられる。この電波にのる情報の中には,氏名や住所といった個人を特定するものはないが,車載番号と個人情報を結びつけた名簿が作成されると,個人の車での行動を高い精度で追跡されてしまうことになるのではないだろうか。これは,最近RFIDチップのプライバシー問題でも懸念されているものと同じで,車載器の固有番号を容易に取得できてしまうことになると,プライバシーの思わぬ侵害につながる可能性を有していると考えられる。ETCの情報の取得には,免許の申請が必要ということで,制度上はだれでも利用できることではないようだが,利用される分野が広がるとなれば,プライバシーについてさらに検討する必要があるのではないだろうか。
(中央大学 田中聖三)

学会誌全般へのご意見,編集委員会への要望等
モニターの声で「日本は数々の活火山を有しているのにも関わらず,火山に対する世間の関心が薄い」とありましたが,私はむしろ,日本は世界でも有数の火山に関心の高い国だと思います。活火山に近い地域は防災マップなどが作られている地域も多いし,平成12年の有珠山噴火の際にはあれほど大規模な噴火であるにも関わらず,一人も死傷者を出していません。これは北大有珠火山観測所のデータ蓄積も大きいですが,周辺地域も日頃から準備がなされていることから対応が早かったことから,必ずしも関心が薄いとは言えないと思います。さらに,火山の恩恵でもある温泉を日常的に利用していることなど,火山を観光資源として取り入れ,火山と日常的につきあっています。
火山が身近過ぎて噴火災害の怖さを忘れがちになっているかもしれませんが,火山の影響を感じない日は無いように思われることから,火山への関心は相当あると思います。
(鉄道・運輸機構 石橋英介)

「技術リポート」について。
内容的にわかりにくいと言うわけではないのですが,なぜ4頁の見開き配置とせず,3頁なのでしょうか? また3頁では,載せたいことが多いわりには,紙面が少なく,結果として内容が飛んでしまっているように感じて仕方ありません。文書が始まって突然終わっているように感じてしまいます。学会誌の紙面,総頁数,編集の関係もあるかと思いますが,技術レポートは4頁の見開き配置にした方が良いと思います。
(前田建設工業 赤坂雄司)

手前みそで,申し訳ありませんが,当社では「ファンタジー営業部」というものをHP上で営業(公開)しています。以前,日経新聞にも取り上げられたことがあり,ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
これは,土木の仕事を,より多くの一般の方にも,知っていただきたいとの発想の下に,夢物語の構造物は本当に作ることができるのか,どんなアプローチで進めば構築への道が開けるのか?のようなことを取り上げているものです。
HP上では,現在,昔のマンガでご存じかどうか,「マジンガーZ」の格納庫の構築,「銀河鉄道999」の地上部軌道の橋脚の構築を取り上げて,会社の雰囲気で物語を構成させています。
要は,「遊びごころ」をもって,アニメに登場するような構造物をつくるシミュレーションのようなことを,すこし技術的なエッセンスも盛り込んで,興味を持ってもらえるように,おもしろく解説したものです。
今号の表紙の「鉄筋煉瓦桁」に相通じるものがあるように思います。「そんなに型どおりやる必要はないんだよ」,「自由な発想で良いんじゃない?!」と似たところが原点でしょうか?
学会誌の紹介の頁には,ふさわしくないでしょうか?
http://www.maeda.co.jp/fantasy/index.html
ご検討いただければ幸いです。
(前田建設工業 赤坂雄司)

土木学会誌のような専門誌上において,最近ますます「カタカナ語」や「アルファベットの頭文字語」が氾濫しているように思われます。世間の動向としては,国立国語研究所において「外来語」委員会が設立され「外来語」の言い換え提案がなされるなど,カタカナ語等の過剰使用への警鐘と日本語による分かりやすい表現への回帰が始まっているように思われます。
確かに,新たな概念を持った言葉は外来語として使用するほうが分かりやすい場合もあるでしょうが,今,使用されているカタカナ語等の大部分は,書き手にとって便利なあるいはカッコがよい(専門家らしく見える)といった理由で使われているように感じられます。
10月号の中でも,少し目を通しただけで,「プロフェッション」「リスク」「パブリック・ミッション」「レトロフィット」「オートノミー」等々,必要とは思えないカタカナ語がたくさん見られます(今号は比較的少ないようにも思いますが)。これらの言葉を得意げに駆使していることがおろかに見えるのは私だけではないと思います。これらのカタカナ語を使わず、分かりやすい日本語で話す(書く)能力のあるほうが賢明に見えるのではないでしょうか。
そこで,提案ですが,土木学会誌においては意識してカタカナ語等の過剰使用を止める。どうしても使用したい場合は日本語の意味を添える。ということをしてはいかがでしょうか。当然のことながら,一般的に認知されているカタカナ語等についてはこの限りではありません。(固有名詞や「ダム」等。)
なお,過去のモニター意見にも同様のものがありました。また,過去に特集等を組まれていて,私の不注意で見逃しているかも知れません。既にこの問題に取り組まれている際はご容赦ください。
(中央復建コンサルタンツ 澤田幸治)

学会誌の事故・災害の欄に,平成16年新潟県中越地震についての速報を記事として会員・非会員問わず募集し掲載する様ですが,その速報性は活気ある紙面を作るにあたり非常に有効と思います。
(東洋コンサルタント 小林幸男)

今年は毎月のように災害のレポートが掲載されているほか,10月23日に発生した新潟中越地震についても,貴重なレポートがウェブ上で公開されており,技術者の一人として胸が痛むところです。
過去にもいくつか調査がなされていることだと思いますが,そうした調査についても公開していただけるとありがたいです。
(日本技術開発 中野雅規)

災害の起きた場合,学会誌で速報として取り上げて頂き,被災状況を知る上で大変参考になっています。今年は,台風による豪雨,地震が多発し,災害の多い年になっています。そこで,今後学会誌で,今年の災害の特徴,原因等を詳細にまとめていただき,特集を組まれてはいかがと思います。すでにご考案済みでしたら,お詫びいたします。
(東洋建設 北出圭介)

技術リポートがみんな構造物系統の投稿であったため,個人的にはつまらない内容であった。なかなか投稿記事が集まらないでご苦労されていることとは思いますが,系統の相違する記事で構成されることを望みます。
(JH 高橋俊長)

10月号に対して寄せられた「会員の声」に対する編集委員会からの回答

学会誌全般へのご意見、編集委員会への要望等
(編集委員会からの回答)
貴重なご意見ありがとうございます。 ご指摘のように「事業のその後」に視点を置いた記事も読者にとって興味深いテーマだと思います。今後の特集(またはミニ特集)の対象として編集委員会で検討させていただきます。
(編集委員会)

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