土木学会誌1月号モニター回答
定年延長と教官の任期制

 民間企業で、しかも海外に勤務する私にとっては、観念的な話としては捉えることができるが、どこか別の世界のことを聞いているようでピンとくるものではなかった。
(西松建設 林 謙介)

 大学に籍を置くものとして,「定年延長問題」は身近なようでいて関心の高まることのない問題であった.日々の雑事におわれる一学生としては,自分に直接関係のない教官の任期はほとんど興味がない,というのが正直なところである.しかしながら,この記事を読み,自分の考えの甘さ,世間知らずさに恥ずかしさを覚えた.
 現在,私の所属する社会基盤工学専攻/土木工学科では,授業ごとに生徒による教官の評価が行われている.未だ,評価手法が全体に根付いたとは考えにくいが,その試みは非常に高い評価を与えてしかるべきものであると思う.確かに昨今の土木に対する世間の目は決して温かいものであるとはいえない.それだからこそ,他に率先して示すべきこのような自己浄化機能に,誇りを感じるとともに強く意義を感じた.
(東京大学 小島昌太郎)

 私個人としては、大学教官の定年や任期に対してはまったく興味がないため 記事としてはつまらなく思えました。
 むしろ建設市場が縮小し、建設従事者数も減少していくであろうという将来のNegativeな潮流のなか、教育機関としての大学がどのように対応していくつもりであるのかを もっと議論してもらいたいと思っています。今の土木学科の定員数は 多すぎませんか?
(千代田化工建設 清水啓之)

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