土木学会誌11月号モニター回答
学生のページ 海外に羽ばたく

 学生さんの視点からの質問が新鮮だった。また北野氏の人物像が、学生さんの目と感性を通して伝わってくるのが、とても心地よかった。
 印象に残った部分は、「主役は援助を受ける側であり、援助する側ではない」というところだ。当たり前のことのようだが、実はそうではないのだろう。援助する側が「正義の味方」のような感覚が生まれ、水戸黄門がドラマの主人公であるがごとく、いつの間にか主人公が入れ替わってしまうという場面は、容易に想像できた。
 「海外での女性の進出」に関する部分については、「なぜ日本と海外の女性、あるいは女性を取り巻く状況が、そんなに違うのか?」というところまで踏み込んだ質問についての回答を、是非聞いてみたかった。
 読んでいてとても楽しい企画だったので、今後にも期待している。
(京都精華大学 角野有香)

 本論は、学生委員のインタビュー形式で構成されていて、大変読みやすかった。内容も国際協力銀行の北野氏の豊富な経験談が、まとを得た質問に対して語られていて良かったと思います。今後の海外援助のあり方について、立場の認識をきちんとすること、多国間の協力や人材の育成への貢献、さまざまなレベルのネットワークが必要であること等の再認識ができました。わたしの所属するする研究センターにも、毎年多くの海外研修生が来所します。成果はすぐには見えませんが、将来、研修生に少しでも役に立つようにと思いつつ、できる限り対応しています。学生のページは、今回が第1回、将来を担う学生委員の活躍を期待します。
(電源開発 喜多村雄一)

 土木を学ぶ学生の方々に、建設業の魅力を伝えられる企画は、進路の選択にも役立ちよいものだと思う。もう少し内容を簡単にし、インターネットを利用して、高校生に向けて発信しても良いものと感じた。
(住友建設(株) 松元香保里)

 とても面白く読ませてもらいました.ただ,学生の意見が記事の中にほとんどありませんでした.せっかくの学生のページなのですから,今後は,インタビューをした内容についての感想などでも良いので,もっと学生の意見を載せてみてはどうでしょうか?
(運輸省港湾技術研究所 森屋陽一)

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