土木学会誌5月号モニター回答

大学土木教育における今後の大きな変化と改革

 将来の大学での土木教育について簡潔にわかりやすく論じてあった。 筆者の3つの視点は的を射たものであると思う。@工学倫理、A国際化、B社会人教育、この3点は従来の土木教育で遅れがちであった。 今後の大学教育の変革の過程だけでなく、ぜひ今すぐ取り入れるべき視点であると思う。
(CRC松島研究所 小川真一)

 私は美術系大学のデザイン科から土木分野に就職したので、土木系大学の状況は全く分からない。しかし、もし土木工学系の大学を自分の進路に選んだとしたら、専門分野が明確な大学や自分をコーディネートできるデパート的な大学の両方とも魅力的である。前者は入学段階で方向性の定まっていいる場合に選択するであろうし、後者は進路が漠としている場合に都合がいい。どちらを選んでも自分のコーディネートが可能である。将来の大学は、自分が土木の基礎を学びたい、あるいは専門分野の研究の必要性を感じるであろう時、私達社会人にも広く門を開いた、風通しの良い「知の創造」の場であって欲しい。
((株)大林組 後藤嘉夫)
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