土木学会誌5月号モニター回答

21世紀の大学のあり方

 この課題は土木だけの課題でなく、学問のあり方に関わる重要な課題であると思います。大学で学んだことがそのまますぐに社会で役立つとは限らないとも思いますが、社会に出てから必要となる基礎知識であることには違いありません。著者も述べておられますが、大学には「教え伝える」立場と「創造・研究する」という2つの役割があると思います。この2つの役割をいかにうまくこなしていくかにより、大学、教官の評価というものが為されるべきではと思います。また学生の側も、「本当にやりたいこと」を自分で見つけ、それを実現するための努力が必要でしょう。現在の入試制度や教育制度が適切だとは思いませんが、ではどのようにするのがいいのか。試行錯誤を繰り返してみるしかないのでしょうか。
(本州四国連絡橋公団 林 昌弘)
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